「天気の子」新海誠監督 (C)2019「天気の子」製作委員会
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先週、まだ台風が日本海を通過していた頃、
映画「天気の子」を観に立川に出かけた。
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さすが「天気の子」である。
台風の影響で東京は「雨」の予報だったが、この日は「晴れ」。
極音上映の会場は80人ほどの入り、公開からはすでに2ヶ月、まあまあなのかな?
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「日本アニメ話題作」は予想通りに面白かった。
「新海アニメ」絶好調!ですね。
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よくもまあ、こんなに突拍子もない物語を創るものだと感心した。
映画を観ながら「そもそもこの自然現象はなんなんだい?」というモヤモヤ感は続くのだが、
でもそのうちそんなことはどうでもよくなる、それが新海アニメの面白さ。
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物語が展開される「背景」はとても緻密に美しく描かれていた、雨も光も美しい。
新海アニメはこの背景の美しさに定評がある(そうだ)。
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「池袋」「新宿」「代々木」など、私には馴染みのある「街の風景」が続く、
東京人ならどこからの眺めなのかすぐに分かる「風景」、とてもよく描けていた。
東京の街を切り取ってあんなに美しく表現できるのは凄い、と感心する。
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ただ、どこも描写が美しすぎて現実とは違う印象だ。
「えっ!池袋ってこんなに美しいの?ウソだろ・・」と思ったけど、
それが「新海アニメの仕掛け」。
いいんです、雨上がりの池袋の街がキラキラと輝いていても。ハハ
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「わたくし事」
来週、池袋の路地裏の居酒屋で中学時代の友人たちとの飲み会がある、
このオジサンたちの目にも池袋の街はキラキラと輝いて見えるのだろうか?
(・・ムリ!)
念じると「晴れる!」不思議な力。
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とてもよくできた面白い作品でした。