今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

富岡製糸場 その1(群馬県富岡市富岡1番地)

2019年01月18日 | 名所・旧跡
世界遺産 富岡製糸場
世界遺産に登録された直後、駐車場が近くになく不便だとの情報があったが、有料駐車場が点在していた
私はナビで検索し、少し離れたところにある無料駐車場に駐めた

片倉工業の経営者は、富岡工場(旧富岡製糸場)を閉業した後も一般向けの公開をせず、
「売らない、貸さない、壊さない」の方針を堅持し、維持と管理に専念した



富岡製糸場は、明治5年(1872年)に明治政府が日本の近代化のために設立した模範器械製糸場である

政府は生糸の品質改善・生産向上と、技術指導者を育成するため、洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場をつくることを決めた
こうして富岡製糸場が建設され、現在までほぼ変わらぬ姿で残されている



初めて訪れた場所でどこに何があるのかもわからずに歩いてみる

上記写真のアーチ北側には、富岡製糸場の歴史を映像等で紹介している



アーチ南側では、平日は「フランス式繰糸器実演、土日では「座繰り実演・体験」が行われている



この日は土曜日で「座繰り実演・体験」が行われていた



東置繭所(国宝)
1階は事務所・作業所などとして使い、2階は乾燥させた繭を貯蔵した



建物は、木材で骨組みを造り、壁に煉瓦を用いた「木骨煉瓦造」という工法で建てられた






2階内部 「変形トラス構造」



天気の良い日は窓を開けて風を通して乾燥を完成させていた



乾繭を袋詰めにして保管していた



ブリュナエンジン(復元)



横型単気筒蒸気機関(エンジン)
繰糸器と揚返器の枠を回転させる動力として蒸気釜所に置かれていた



富岡製糸場の設立指導者であるブリュナによって導入されたため、ブリュナエンジンと呼ばれた



煙突









西置繭所(国宝)



現在修復中。1階部分は蒸気機関燃料用の石炭を置いていた
2階部分は繭の貯蔵庫として使用






鉄水溜(重要文化財)



明治8年頃に造られた製糸に必要な水を溜めておくための巨大な水槽



鉄水溜の製造には軍艦の造船技術であるリベット止めが使われ、およそ400トンの水を溜めおくことができる



撮影 平成30年10月13日
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