人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

今時の手稲山の花

2008年08月22日 | 野の花山の花

ご無沙汰していた手稲山、昨日行ってみたら何やら秋の雰囲気。

見慣れた物ばかりですが、今時の季節にはこんな花が咲いているということで。

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初秋のお花畑

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エゾトリカブト

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これがタイセツトリカブト、何処が違うかって?ヨーク見て下さい、花(本当はガク片)に毛が生えています。

そんな細かな違い、素人には解りませんしどうでも良い事と思うのですが。

日経サイエンスの9月号に「生物の種とは何か」という記事が載っていました。

その中にダーウィンの言葉として「もともと分けられないものを分けようとしている」とか

「互いによく似た個体の群れに対して、便宜のために適当に与えられた名前」と書いてあった。

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まだしつこく咲いているコウリンタンポポ

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イイカゲンニセィ!と言いたくなるほど何処にでも生えているセイダカアワダチソウ

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ツルニンジン

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ナガボノシロワレモコウ

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ネジバナ、よく見るとラン科特有の花の形をしている

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ヤマハハコ、UPで見ると結構綺麗

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ヨツバヒヨドリ


間宮岳から中岳分岐へ

2008年08月22日 | 野歩き山歩き

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北海岳から先は、緩やかなアップダウンの楽チンコースなのでどんどん先へ進みましょう。

間宮岳から見た御鉢平全景、約三万年前の噴火で出来た直径2.0kmのカルデラです。

ここから噴出した大規模な火砕流が石狩川の源流域を埋め尽くし、今の層雲峡付近では

最大200mの厚さで堆積した。これが溶結凝灰岩となり、柱状節理の美しい渓谷を形成したのです。

この時噴出した火砕流は、体積8立方km 重量160億トンと言いますから、この程度の穴ポコ

(カルデラ)が空いても不思議ではありません。

写真で見ると四角っぽく見えますが、本当はきれいな楕円形です。

原画サイズで見て頂きたい風景なのですが、このOCNのブログ人は800ピクセル以上は掲載出来ません。

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これが柱状節理の発達した溶結凝灰岩、銀河の滝?流星の滝?忘れた。

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旭岳(2290m)の裏側です。表側には爆裂火口や姿見の池などの湖沼群が有り変化に富んでいるが

裏側から見れば平凡なただの火山です。

旭岳は北海道の最高峰と言われていますが、周りには後旭岳(2216m)・熊ヶ岳(2210m)

間宮岳(2185m)・北海岳(2149m)・北鎮岳(2244m)など、2000m級の山がゴロゴロ有り

旭岳はその中の一つのポコに過ぎないのです。

したがってこれら全てを含め一つの火山「大雪山」と呼んでいる所以です。

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間宮岳分岐から見た熊ヶ岳と火口です。この道を辿れば裏旭岳キャンプ場を経て旭岳へ至ります。

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左が安足間岳(2200m)右が比布岳(2197m)です。ここへは北鎮岳経由で行くか、姿見の池から

裾合平経由で、または愛山渓温泉から入ります。

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中岳分岐へ着きました。ここまで7合目登山口から4時間45分でした。

黒岳まで5.2km、姿見の池(ロープウエイ駅)まで5.7km、表大雪のど真ん中です。

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中岳分岐から見た裾合平、ここからは陰になって見えませんが中岳温泉(何もない露天風呂)

を経て姿見の池へと続いています。左側の湖は忠別ダム湖、遠くは美瑛です。

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ユキノシタ科クモマグサ、少し時期はずれだが彼方此方に咲いていた。

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キキョウ科イワギキョウ、これはちょうど盛りか。こんな不毛の地でよく花を咲かせるものだ。