花が実となり種となる季節 2019年08月29日 | 野の花山の花 空の色が何となく秋らしくなってきました、というのは気のせいか。 エゾトリカブトにも種ができ始めました、山はそろそろ秋です。 サラシナショウマの種です、トリカブトの種に似ていますが、同じキンポウゲ科です。 マイズルソウの実が色付き始めた、雪が降るころになれば透きとおった赤になります。 ヤマゴボウの花と実、実は有毒植物らしい毒々しい色をしている。 オオバスノキの実も濃い紫色に熟してきました、山の上は秋です。
熊笹・隈笹・九枚笹 2019年08月28日 | 自然観察 この緑の森も一ヶ月後には色付いてきます、季節の移ろいのなんと早いことか。 葉が最大で九枚付くことから名づけられた九枚笹、北海道の林床部に広く分布しています。 「熊笹茶」なんてのが有るようですが、熊笹という笹は有りません、熊が居るような山奥に生えている笹の俗称か。 この頃札幌市では、住宅地や公園、国道脇なんぞにも熊が居ますよ、でも熊笹は生えていません。 冬に葉の縁が白くなるのが隈笹またはミヤコザサ、これも良く見かけます。 蝶の幼虫などに、まだ葉が丸まった状態の時に食べられた跡。木の葉などにも見られます。
菌類・コケ類・地衣類 2019年08月28日 | 自然観察 なんとなく秋らしくなった山の上、撮るべきものも無くなってきたので足元の小さな生態系でも。 秋と言えばキノコ、毒キノコのイボテングタケってやつですかね。 これは何でしょうか?かなり大きなキノコでしたが、食えるかな。 ジャゴケですね、冬雪の中でも緑色をしています。 コケ類と地衣類、風の谷のナウシカの腐海の植物みたい。 胞子の詰まった子器が真っ赤になったアカミゴケ。 木の幹に付いた緑色の地衣類、名前は知らない。
ネナシカズラ 2019年08月28日 | 野の花山の花 西日本の方は大雨で大変みたいですが、北海道もこんな天気はしばらくお預けです。 つまらないものばかりですが、撮りためた写真の在庫整理をします。 今年は近所の公園でネナシカズラが大繁殖しています。 ヒルガオ科ネナシカズラ(根無葛)、根も葉も退化した寄生植物です。 子孫を残すための花と、花を付けるための蔓だけになった超シンプルな生存戦略。 こんな小さな花で受粉はどうしているのでしょうか、風媒花・虫媒花それとも自家受粉?
雨降り止まず 2019年08月26日 | 日記 ここ四日間雨が降り続いています、空が晴れていても雨雲がやってきて雨を落としてゆきます。 運動不足なので今日こそ裏山へ行こうと思っていたら、今日もまた朝から雨です。 雨の中に咲くムクゲの花です。
今時の裏山に咲く野の花 2019年08月23日 | 野の花山の花 相変わらず天気が良くない、こんな時ほど光が回り植物写真には好条件です。 タデ科イヌタデ(犬蓼)、植物の名に犬が付くのは役に立たない、食用にならないもの、犬に失礼。 キンポウゲ科エゾトリカブト(蝦夷鳥兜)、漢方名はブシ(附子)ブスの語源。 鳥兜とは、雅楽を演奏する人が被る冠に似ているから、そう言われれば確かに。 イネ科エノコログサ、別名ネコジャラシ、雑草以外の何物でもない。 ツユクサ科ツユクサ(露草)、友禅染の下絵用の染料に用いるとか。 キキョウ科ツルニンジン(蔓人参)、このユニークな花の形を見ればつい撮ってしまいます。 今時道端でこんな形の葉の蔓性植物を見かけます。 ブドウ科ノブドウ(野葡萄)、食用にならない葡萄の意味、実は熟すればカラフルで奇麗。 マメ科メドハギ(筮萩)占いの「めとぎ」って何だ??? マメ科ヤブハギ(藪萩)、小さくてもマメ科の花の形をしている。
ゲンノショウコとクズの花 2019年08月22日 | 野の花山の花 フウロソウ科ゲンノショウコ(現の証拠) 胃腸薬としては効果抜群、大量にタンニンを含むため非常に苦い。 強力なバネで弧を描いてはじけ、接線方向斜め45°上方へ種を飛ばす。 今はちょうどクズの花が満開、薬草図鑑によれば二日酔いには 「乾燥した花3~5gを300ccの水で煎じ、冷まして飲む」とある。 また韓国ではクズの根の絞りジュースを「チ」といい、二日酔いの特効薬。
五里霧中 2019年08月19日 | 野歩き山歩き 昨日は山の中腹まで雲が下りてきていた。 これは昨年6月の写真だが、こんな風景が見られるんじゃないかと行ってみた。 その中腹では霧の中、何も見えない。 時々霧が流れ視界が開ける。 そのうち雲の上え出るだろうと、ひたすら登る。 雲の中のヤマハハコとヨツバヒヨドリ。 登っても登っても雲の中、ヨツバヒヨドリ満開、今年はアサギマダラ飛んでくるかな。 結局頂上まで雲の中、/(^o^)\ナンテコッタイ (変換したので使ってみた)。 雲の欠片の一滴。