人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

今日は手稲山へ

2007年05月31日 | 今日の雑感雑記

 今日は雪が解けてから始めての手稲山登山です。平日にもかかわらず、オジサン・オバサンやオジーサン・ オバーサンが沢山来ていました。中高年の登山ブームはまだまだ盛んなようで。明日からは六月だと言うの に、頂上は残雪がタップリと有りました。

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 頂上付近は雲もなくスッキリと晴れ上がっていたのですが、銭函から手稲区にかけては雲海が広がってい ました。こんなに低い所に発生する雲海も珍しいですね。ちょっとした気圧の関係で、石狩湾から発生するようで す。

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 スキー場のゲレンデは、樹木や笹が苅りはらわれているため、草本の草花が進出するには絶好の場所のよ うです。この時期はシラネアオイの群落が見事でした。夏には夏の、秋には秋の野の花が楽しめそうです。

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竹富島の猫たち

2007年05月30日 | 島旅:八重山諸島

 竹富島には何故か猫が沢山居る。この民宿では、十数匹飼っているそうだが庭先には常時5~6匹姿を見 せている。みな警戒心が強く、なかなか遊んでくれないが中に一匹だけ積極的にスリスリして来るのが居ました な。この猫はシーサーよろしく門柱の上で縄張りを見張り中です。

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 早朝集落を散歩中、同じく散歩中の猫に会いました。なぜかこの界隈の猫は、鼻先がとがったキツネ顔が 多く、みな一族郎党の様だ。

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 コンドイビーチのかき氷屋の車の下で寝ていた猫。別にかき氷屋の飼い猫ではなく唯の野良猫みたい。周り の観光客の存在を完全に無視して、悠然と何処かへ行ってしまった。

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竹富島の三点セット

2007年05月29日 | 島旅:八重山諸島

 八重山諸島の中の超観光地、竹富島については今更申す事も御座いませんが、一応この観光写真三点セ ットを載せておきます。竹富島の街並みは、あまりにも整いすぎ・出来すぎ・やりすぎ・作りすぎで、殆どテーマ パーク化しています。島民の方々の生活感が感じられません。ややこしい事は考えず唯観賞するのみに置い ては「美しい」の一言に尽きますが。

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その1:なごみの塔から見下ろした赤瓦屋根の竹富集落

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その2:朝掃き清められた白砂の路

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その3:コンドイビーチ


今日は塩谷丸山へ

2007年05月28日 | 今日の雑感雑記

 

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 今日は朝から天気が良くほぼ快晴、小樽の塩谷丸山(629.2m)の雪も解けた頃と思い出かけた。雪は全く 無く山は初夏の装いであった。昨年8月に来たときは見えなかったが、今日は頂上から見る積丹岳(1255.3m) の残雪が美しい。

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 塩谷丸山の頂上には、重さ数十キロは有ろうかと思はれる鉄の碇が据えて有る。いったい誰が担いで登っ て来たんだろう。

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 麓の道端には、今を盛りとワスレナグサが咲いていた。

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 帰り道小樽のオモタイ海岸へ寄ってきた。昔ここの崖の上にはこんな建物が有ったそうだ。これは料亭で、 その他色々な施設が有り一大遊園地みたいに成っていたらしい。今はナンにも無い。


石西礁湖

2007年05月28日 | 島旅:八重山諸島

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 石垣島と西表島の間の海を「石西礁湖」といいます。この写真には大小九つの島が写っていますが、全部 解る貴方はかなりの八重山病です。左から石垣島・竹富島・黒島・小浜島・嘉弥真島・上地島・下地島・由布島・ 西表島です。

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 竹富港に上陸すれば、まずはこんな状況に成っています。何もなかった鳩間島から来てみれば、いかに観 光地化された島かを実感します。

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 でもお出迎えは観光業者だけではありません、竹富島はネコの島と聞いていました。家ネコ・野良ネコ・半 野良ネコなどが沢山居るそうです。


鳩間島その他あれこれ

2007年05月27日 | 島旅:八重山諸島

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 鳩間島集落には、決して立派とは言えない民家が多い。中には住居なのか、物置なのか判断に迷う建物も 有る。同宿者の中に、環境調査の仕事で度々八重山諸島へ足を運んでいる方が居たので聞いてみた。「農業 でもないし、漁業をしている様にも見えない、まして観光で成り立っているとは思えない、島の人達は何で生計 を立てているのだろう?」。彼曰く「この辺の島の人達はそんなもんですよ、それで結構生活している」とのこと でした。

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 八重山諸島の中で、銀行の支店が有るのは石垣島の石垣市街地のみ。他の島は郵便局だけで、私も現金 引き出しに利用させてもらった。郵政民営化反対論者ではありませんが、やはり離島に郵便局は必要です。

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 公民館とは広辞苑によれば「・・・市町村に設置され・・・各種事業を行う施設」とある。ここ八重山では「町内 会」または「自治会」の意味です。

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 島の人口を考えると、何でこんなに大きく立派な学校施設が有るんだろうと不思議に思える。確かにこれ は、廃校にはしたくないだろう。

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 かって島の人達の命を支えた古井戸で、今は拝所となっている。

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 何もない島なので、こんな物も結構目に付く。

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 夕方暗くなってから鳩間仲森へ上がってみれば、ヤエヤマオオコウモリがバッサバッサと音を立てて飛んで いる。羽を広げれば40cm以上はあります。椰子の実などをガリガリ音を立てて囓っている。フルーツバットの仲 間なので、全身ムクムクの毛に覆われカワイイ。

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 黒潮に洗われる海洋島なので湿度が高く、朝日もこんな様に見えます。

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 てなわけで、また高速船に乗って西表島経由で石垣島へ戻り、折り返し竹富島へ向かいます。


鳩間島のビーチロック

2007年05月26日 | 島旅:八重山諸島

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 ビーチロック(海浜岩)とは、奄美大島以南の島々の海岸線に分布する琉球列島特有の岩石で、海水の蒸 発に伴い海水中の炭酸カルシュウムが結晶化し、周りの砂や砂礫を固めて出来たものです。したがって琉球 列島の様に、日差しが強く気温が高い潮間帯に形成されます。この写真では、手前の海藻の付いた緑色の部 分と、奥の一段高くなった黒色の部分に分かれています。手前は現在形成中のビーチロックで、奥の部分は 成長の止まった離水ビーチロックです。海水準の変動か地盤の隆起により、現在の潮間帯よりも高い位置に 分布しています。

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 離水ビーチロックを近くで見るとこんな感じで、砂浜に打ち上げられたシャコ貝の殻などを取り込み岩石化し ています。中にはコカコーラのビンを取り込んで固化したビーチロックが有ったそうです。すなわち数十年で形成さ れるものも有るということです。琉球列島のビーチロックは、7500年前から現在の間に形成されたことが解って います。ビーチロックの分布標高と形成年代が解れば、海水準変動または地盤の隆起沈降の変遷を知ること が出来るのです。

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 ビーチロックと琉球石灰岩の表面の様子を比べたものです。明らかに違う種類の岩石であることが解ると思 います。こんど沖縄方面へ行かれる方は、ビーチロックの表面を丹念に観察してみて下さい。もしかしたら、貝 殻以外の何か人工物を発見出来るかも知れませんよ。


鳩間島のビーチ

2007年05月25日 | 島旅:八重山諸島

 

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 鳩間島にも小さいながら美しい砂浜が数カ所有ります。これは鳩間仲森から、真っ直ぐ島北岸(集落の反対 側)への道を下った所に有る島仲の浜です。本当に小さな砂浜ですが、他に人は居らずプライ ベートビーチそのものでした。岩の日陰に一時間も座り込んで海を見ていたら、大型貨物船などが結構沖を通過し ていました。

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 島仲の浜から未舗装の島の外周道路を西へ向かえば立原の浜へ出られます。各浜へ の降口にはこの様な看板が出ています。

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 島の西海岸に有る屋良浜です。この砂浜は結構大きくて、グンバイヒルガオの花が咲い ていました。またこの砂浜では、典型的な「ビーチロック」を見る事が出来ます。ビーチロックは沖縄県下の何処の 砂浜でも見る事が出来ますが、詳細は明日にでも。


家を鎖でつなぎ止める

2007年05月24日 | 島旅:八重山諸島

 八重山諸島では、台風が近づけば飛ばされないように家をつなぎ止める、と何かの本で読んだ記憶が有 る。鳩間島で本物を目にしてしまった。大きなコンクリートブロックに繋ぎ、家を固定してあったのだ。それだけ此方 の台風の直撃はすさまじいのだろう。金を払ってでも経験する価値が有る、と此も何かの本に書いて有った。

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一方、古くから有る民家に特別な対策は見られない。屋根瓦が重石となって強風に耐えているのか、作りが 強風に耐えられる構造と成っているのか。または屋敷を取り囲む石垣のせいか。

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