人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

ハイマツの花とマツボックリ

2020年06月29日 | 野の花山の花

手稲山の頂上、旧ロープウェイ駅の隣にハイマツの木が生えている。

取って付けた様な生え方をしているので、駅周辺を整備したとき植えたものかも知れない。

 

ハイマツの雌花と昨年結実した球果、

ハイマツのマツボックリは一冬越してから成熟し種となる。

 

ハイマツの雄花、これから盛大に花粉を飛ばす。

 

6月下旬、ハイマツの雌花と雄花と球果。

 

手稲山南斜面、平和の滝コースガレ場のハイマツ、これが本来の生え方。


ヤマブキショウマとトリアシショウマ 葉っぱ

2020年06月28日 | 野の花山の花

今年もヤマブキショウマ(山吹升麻)が咲き始めた。

ヤマブキショウマはバラ科、似た様な植物にトリアシショウマ(鳥脚升麻)がある、

こちらはユキノシタ科で一ヶ月ほど遅れて開花する。

 

遠目には姿形が似ているので区別がつかない。

上の細長い葉がバラ科のヤマブキショウマ、下の丸味を帯びた葉がトリアシショウマです。


初夏の野の花 その2

2020年06月26日 | 野の花山の花

木の葉の緑が濃くなって、木の間越しに射し込む陽の光も強くなった初夏の森の中。

 

アカバナ科エゾアカバナ(蝦夷赤花)、雌蕊の先が四裂しているのが特徴。

他のアカバナの雌蕊は太く丸くなっている。

花が赤いからアカバナではない、秋になると葉も茎も赤く紅葉するからアカバナ。

 

ゴマノハグサ科オオイヌノフグリ、早春から初秋まで咲き続ける息の長い花。

春先にこの花を見ると嬉しくなるが、

今頃は「えっ、まだ咲いていたの」記念に一枚撮ってきた。

 

バラ科エゾイチゴ(蝦夷苺)、別名カラフトイチゴ、

北極圏の短い夏に野に出ていちご摘みてえのはこれかな。

 

木漏れ日の当たるハクサンチドリ、

日の当たらない所で育つと草丈がヒョロっとして花数が少ない。

 

ケシ科クサノオウ(草の黄)、生育場所は山地の日向、

ハナアブのお客さんが来ていた、1/500秒でも羽の動きが写らない。

 

小さな花のマイズルソウ、日陰と日の当たる白い花のコントラストを生かして撮ってみた。

秋になると真っ赤で透きとおった実がなる、その時また撮りに行こう。


初夏の野の花

2020年06月24日 | 野の花山の花

山の上の方で咲いていても谷空木、山に住む人は仙人、谷に住む人は俗人。

 

山の上の方へ咲き進むベニバナイチヤクソウ、仙人の薬草。

 

○○ムグラと名の付く植物は沢山あるが、北海道に分布するエゾノヨツバムグラ。

 

日本全国に分布するヨツバムグラよりも小形で葉が丸い。

 

花弁の赤いキク科センボンヤリ、裏山では数が少ない。

綿毛の付いた秋の閉鎖花も何処かで見た記憶が有るが、後で写真を探してみよう。


ワラビとオオバタケシマラン

2020年06月22日 | 野の花山の花

この道を下ってゆけばワラビが沢山生えている所がある。

の両側にもポツポツと生えている、お婆さんが大きな袋持って下っていった。

見たら結構採れている、年寄りのワラビ採り散歩道だ。

 

六月下旬にもなると大きくなりすぎたが、食べごろもまだ有る。

ワラビは繁殖力の強い植物だ、採っても採ってもどんどん伸びてくる。

 

少しだけ採ってきた、どうしよう。

 

油揚げと煮込んで下味を付け、山菜蕎麦とした、これは正解美味だった。

 

オオバタケシマランの小さな花、今回はジックリと撮ってみた。

 

小さいながらユリ科の花、花弁は六枚である。

中央に雌蕊、花弁の付け根に雄蕊が六個付いている。

 

雌蕊の付け根の緑色の膨らみ、これが秋になると赤い実となる。

 

 


手稲山 テングクワガタとオニギリ

2020年06月22日 | 野歩き山歩き

昨日の手稲山頂上は、午前中は雲に覆われていたのだが。

 

登るにつれ雲も晴れ、親子ずれなんかも多く、絶好の行楽日和。

 

頂上に着いたら青空に巻雲、風涼しく最高の天気となった。

 

下山する頃には日傘が掛かり下り坂、昨日の部分日食は見られず。

 

林間の薄暗い所で、ヒョロヒョロとした小さな花を見つけた。

 

これはテングクワガタではないだろうか。

 

5月中旬の日の当たる所ではこんな姿していたのに。

 

という訳で、昨日は山でオニギリ食って帰ってきた。


小さな花

2020年06月21日 | 野の花山の花

今朝は数日ぶりに日の目を見た、今日は裏山へでも行ってこようか。

 

しばらく出歩いていなかったので写真ネタが無くなった。

在庫の中から小さな花の写真を集めてみた。

 

バラ科ヒメヘビイチゴ(姫蛇苺)、花の大きさは1.0cmぐらい。

 

ムラサキ科ノハラムラサキ(野原紫)、花の大きさは3.0mmほど。

 

花の色形はワスレナグサそっくりだが、相当毛深いのが特徴。

 

これでもかというぐらい小さな花、セリ科オオチドメ(大血止)。

 

これはまだ蕾の状態、この花の集まりで2.0mmぐらい。


今時の近所の公園で

2020年06月19日 | 野の花山の花

午前二時、いわゆる丑三つ刻、霧雨降る夜の街、

年寄りは丑三つ刻と言えども目が覚めるのだ(トイレタイム)。

西日本の方は梅雨前線の大雨で大変らしいが、

北海道も天気が良くない、蝦夷梅雨というやつか。

 

天気が悪くて山へは行けないが、近所の公園で今時咲いている花なんぞを。

マメ科ニセアカシア(ハリエンジュ)これがややこしいのだ。

ニセアカシア ≠ アカシア ≠ ミモザ ということらしい。

それぞれ別の植物なのだが、なぜか混同して用いられている。

 

バラ科ノバラ(野薔薇)またはノイバラ(野茨)

イバラとは棘の有る植物の総称「イバラ(茨・棘・荊)の道」と言う。

 

ニシキギ科ヒロハツリバナ(広葉吊花)

花序が長く垂れ下がっていることが名前の由来とか。

緑色の花は特に珍しくはないが、極めつけは・・・・・。

 

小笠原と八重山諸島に分布するマメ科のワニグチモダマ(鰐口藻玉)。