何やら私の場合は、植物の濃密な緑色に数ヶ月接していないと精神的に
変調をきたす様であり、これを勝手に「緑色欠乏症」と命名した。
葉緑素による光合成は、地球上の大多数の生命の基底であり人間もしかり。
したがって濃密な緑色の世界に浸っていれば本能的に安心感が得られる・・・心のビタミン。
と言うのはウソ、ただ単に温帯モンスーン気候の環境に生まれ育ったためであり
砂漠の民は砂漠に、極北の民は雪氷の世界に心の安らぎを感ずるのだと思う。
先ほど街へ出たついでに、北大植物園の温室へ寄ってきた。
ヤシの木が生い茂るジャングルの中に居るつもり。
野生のバナナの木を見上げているつもり。
熱帯雨林の小池に咲くスイレン・・・のつもり。
ムラサキカタバミの花。
ムラサキカタバミの葉に付いた水滴。
名前の分からないランの花。