一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

台湾鉄道の旅(8)

2014-08-28 20:00:00 | 台湾鐡道
十分駅を12:42発の4722列車に乗車して4つ先の菁桐に13:00に到着しました。
ここが平渓線の終着駅です。片面1線のホームしかありません。
駅の奥にはかつて石炭を積み出したコンクリート施設が残っていました。
菁桐は台湾最大の石炭出荷駅だったようです。
駅構内には日本のワムに良く似た貨車が1両寂しそうに残されています。


駅周辺は小さな古い街並みが残っています。
駅舎も日本統治時代に建てられたそうですが、現在は改修中らしく工事用のガードで覆われていました。
鉄道マニアには嬉しい菁桐鐡道故事館という土産物屋があります。
平渓線グッズなどを購入することができます。


街は小さいので直ぐに一回りすることができます。
駅の奥の方へ行くと竹に願い事を書いて塀に沢山吊るしてありました。
日本の絵馬みたいなものでしょうか…
日本語で書かれたものも数多くあります。


街の角には観光案内らしき標識が立っていました。
が、微妙な角度がついていて…
まあ、標識はなくとも歩けますが。ここでもカキ氷を食べずじまい…何故食べなかったのだろう???
烏賊ボール(烏賊のすり身を油で揚げたもの)とソーセージでお腹を満たしました。
この烏賊ボールは「温泉商店」にあるのですが絶品!!4個で40元(約150円ほど)
ただし温泉があるわけでなく単なる名前らしい…




さあ、瑞芳に向けて引き返します。
この平渓線は菁桐行きの先頭車は乗客から前面展望が出来ませんが瑞芳方面行きはそれが出来ます。
しかし菁桐駅ですでに1番前の席は埋まります。子供のように貫通扉の窓をキープ出来ました。
運転手は扉を開けた状態で運転をします。びっくりしましたが運転室に冷房装置がついていないからでしょう。
これを閉め切ると大変な暑さになるでしょう…


14:17発の4725列車の海科館行きはほぼ定員いっぱいの客を乗せて定刻に菁桐駅を出発しました。
運行日誌を書きながら列車を発車させて行きました。まあ台湾ですから…こんなもんでしょう…
乗務行路表は日本とほとんど変わりないような感じです。


ではここからは平渓線の前面展望をお楽しみいただきます。
菁桐駅を発車した4725列車は6分ほどで1.7Km先の平渓駅に到着します。
家並みの間を古い高架で抜けたところの右側に片面のホームが見えてきました。
乗車する客は20人ほどでしょうか…ここが有名な2月に天燈を上げる街です。


14:23に平渓駅を出た列車は1.0Km先の嶺脚駅に3分後に滑り込みます。
ここは右側にカーブを描いたホームになっています。
乗客は15人ほどです。車内はすでに立ち客もいます。


次の停車駅は2.0km先の望古駅です。直線の先の右側に片面ホームが見えます。
流し撮りをしてみました。こうして見ると早いようですが最高時速は30Kmしか出ていません。
本当にローカル線です。それでも列車は大きく揺れます。


次はいよいよ十分です。
あの軒先をかすめるように走るのが楽しみです。
ですが今日はここまで…明日はいよいよクライマックスです。
今日も最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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