練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

『推理小説』 秦建日子

2007-01-13 | 読書
ぎゃぼ~~~~
この本読んだらものすごいストレス溜まってしまったよぉ・・・
もう、不完全燃焼です・・・。

どういうことかというと、私はある日の午後、何気なくテレビを観ていたら、「アンフェア」というドラマの再放送をやっていました(なんで物語調なんだ??どうでもいいけど)。
「あ、これ観たかったんだ~。結構好きな俳優がいっぱい出てるし」と思って何回か観たのですが、予想外に面白く、楽しませていただきましたが、最終回とその前2~3回は見逃してしまい、「あ~どうなったんだろう???」とものすごく気になっていました。

ところが、先日、このドラマの続編がスペシャルで放映され、当日の新聞のテレビ欄にその番組案内が載っていたのですが、そこにはなんと・・・
「連続殺人事件の真犯人○○が死んでから1年」
ムキィィィィ~~~、私、それ知らなかったのにぃぃぃぃ・・・・
もうこの時点でストレス値200%くらいですよ。

で、くやしいのでドラマの原作であるこの小説を借りてきて読んだのですが・・・。
ど、どうして・・・。話が途中で終わっているではないですか。
どうやらドラマはこの原作を元にさらに話を膨らませて製作されたらしい・・・。
結局あのあと何が起きてどうしてあんな意外な人物が黒幕だったなんてことになっていたのか、それでもってなんで死んじゃったのかとか全くわからず仕舞で、私のストレスは極限に達している、という状態です。

やっぱDVD借りてくるしかないか・・・。

『ドラママチ』 角田光代

2007-01-12 | 読書
「コドモマチ」「ヤルキマチ」「ワタシマチ」などのタイトルが並ぶ短編集。
タイトルを見て分かるとおり、ヒロインたちはただ待っている。しかもその待ちかたはかなりネガティブな感じ。自分では手を出さないで事態が動いてくれるのをやる気ないようすで待っている。
なので小説全体に流れる雰囲気もなんとなくどんよりとしている。

でも、私は基本的にはダメな人間なので、そんなヒロインたちの気持ちもすっごくよく分かる。
子供に「自分でがんばらないといいことなんかやってくるわけないでしょ!」とか怒るのは簡単なんだけど、自分はどうなの、って聞かれると小さくなって穴でもあったら入りたいくらい。
こういう後ろ向きな気持ちが前面に出てきてしまうときって必ずあるんだよなぁ、なんて思ってしまった。

それはさておき、わたし個人的にこの小説とても面白くてアッという間に読み終わってしまった。と、いうのもどの話にも町とか駅とか喫茶店とかが出てくるのだが、そのほとんど、わたし知ってます!状態だったのだ!
荻窪の○○○とか行った、行った。怪しいサ店だった。
阿佐ヶ谷のサ店は店の名前出てこなかったけど、ガラス張りでギャラリーみたいなら○○○でしょ~絶対。
タイ料理の店と隣接した名曲喫茶、ちょっと店の配置が私の記憶と違って描かれていたけど、あそこに違いない!よく行ったよ~~~。
と、知ってる場所がドラマで映ったりするとやたら嬉しいというあの心理でしょうか?
私もつくづくミーハーだなぁ・・・。

あやめ・・のような花

2007-01-11 | お花
これはなんていう花なんでしょう?
私がお気に入りのロック・ガーデンに咲いています。

アヤメ科の花だと思いますが、アイリスよりも華奢な感じでちょっと高山植物のような雰囲気・・・。

ひいらぎ南天

2007-01-10 | お花
たぶん、ひいらぎ南天だと思うのですが・・・。

葉だけの状態、または赤い実がついた状態でいけたことはあるのですが、こんなに綺麗な黄色い花が咲くとは知りませんでした

『東京バンドワゴン』 小路幸也

2007-01-06 | 読書
東京バンドワゴン・・・ってバンドの話だと思っていました。
が、そうではなくてバンド=湾、ワゴン=古本屋のワゴン?だったみたいです。
しかも東京は正しくは東亰と書く由緒正しき古本屋さんの話。
もちろん私は○ック・オ○という便利で綺麗な古本屋さんを利用しています。
でも、私の中にある古本屋さん、っていうのは神田の古書街にあるいわゆる古本屋、いや、神田じゃないなぁ、阿佐ヶ谷とか吉祥寺の商店街の中にある、小さなごちゃごちゃした古本屋なんです。
ドン・○・○ーテとかいうお店はあまりにもごちゃついていてなんだか入る気がしなくて実は一度も足を踏み入れたことがない私でも、積んだ本が倒れてきそうなくらいの古めかしい古本屋が大好き。
そんなお店が舞台のこの小説、なんだか懐かしい昔のドラマみたいな雰囲気でした。大家族の人情ドラマ・・・。
と、思ったら、やっぱりあとがきにこうありました。
 「あの頃、たくさんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ。」
おじいちゃん、我南人さん、青くん・・・男の人がカッコよく生きていて、藍子さん、亜美さん、幽霊なんだけどおばあちゃん・・・女の人が優しくて強い、すごく素敵な大家族の話でした。

『妄想炸裂』 三浦しをん

2007-01-02 | 読書
作品が面白くてもエッセイはあんまり面白くない作家先生、作品はつまらないけどエッセイはおもろい作家先生、いろいろいらっしゃいますが、三浦しをんさんのこのエッセイは面白かった。私的に、ではありますが。

古本屋の店番のバイトをしている、なんていうところが私と感覚が似たりよったり、というところもあるけれど(この場合、古本屋さんは間違っても○ック・オ○ではありません)、それからナニゲに年寄りくさい趣味があったり(三味線、盆栽・・・)とか、そういうところが自分に通じるものがあったり、だから考えているところに共感できるのかも。
けっしてホ○がお好きで雑誌、漫画などを収集してらっしゃるなんていうところにも嫌悪感を抱いてはいけません。バク○クの追っかけしてらっしゃるなんてところも引いてはいけません。

同じものを見ても見る視点とか考えることとかが微妙におかしかったりするからこそ、作家なんてアコギな商売やってられるのかな、なんて関心してしまった。

でも、いかんせん、私は三浦しをんさんの作品をこの本含めて2冊しか読んでないので、ちょっと図書館サイトに行って何冊か予約してきます。

年が明けてしまった・・・

2007-01-01 | Weblog
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

本当は2006年の内に一年間振り返って書き記しておこうと思っていたのですが、ま、いいか。

2006年はいいことも悪いこともいろいろあった年でした。
まずいいこととしては、娘の進路が決まってなんとか一息つけたこと。
なかなか出かけることはできなかったけれど、それでもいろんなコンサートに行って生の音楽を楽しめたこと。特にツィマーマンのピアノリサイタルとめざましクラシックのアンジェラ・アキと伊藤由奈ちゃんはよかったなぁ。
就職活動なども行って、採用されたりされなかったり・・・。今のところパートではありますが定職につけてよかった。
暇を見つけてはいろんな本を読めたこと。

よくないこととしては、なんだか年のせいか体調が思わしくないことが多くて辟易しました。気をつけなければ・・・。
夏には家の中に○○○○が大繁殖してしまって・・・。掃除、掃除っと。
一番悔しかったのは、なんだか忙しくて好きな映画がほとんど観れなかったこと。

まぁ、ほかにもいろいろありますが、一年経って今年の暮れにこれを読んでどんな風に自分で思っているのかが楽しみです。

今年も体に気をつけてがんばろう。