練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

東フィルコンサート

2007-01-26 | ピアノ・音楽
すごいコンサートに行ってきました!

東京フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会

2007年1月24日(水)
午後7時開演 東京オペラシティコンサートホール

指揮:チョン・ミョンフン
ピアノ:横山幸雄
オンド・マルトノ:原田節

メシアン トゥランガリーラ交響曲

オンド・マルトノのハラダさんの私設後援会長Sさんに誘っていただいて行ってきました。
この曲の演奏会は2回目です。
何度聞いてもすごい曲だなぁ・・・。

今回は特にバ、バーンという会場全体が揺れるかと思うくらいの大爆音(?)のような迫力と、その後のなが~いなが~い余韻、そしてさらにその後の残響と全くの無音の緊張感が印象的でした。

特に1曲1曲が終わった後の静寂。
その間は声を出すことはもちろんのこと、息をすることすら憚られるほどの異常な緊張感。
それは家でCDを聴いているときには絶対に味わうことのない感覚、と思いました。
そしてそれはある意味、あのときあの場所にいた人全員が感じた一体感でもあるんだろうなぁ。

この曲に関する・・・か、メシアンに関する解説がどこかに載っていましたが、「音がしていない時の音、時間が大事」みたいなことが書いてあり、まさにこの感じ!と納得した次第です。
そういえば、昔読んだ辻一成の小説にも、「昔のアナログレコードは人間が感じることのできない音域の音もなにもかもすべて録音されていたのに、デジタル化されてしまったCDは聞こえる音域の音だけを抽出している。」とか書いてあったことを思い出しました。

なんだかいろんなことを感じたものすごい演奏会だったことは確かです。
生の音楽ってすごいなぁ。

Sさん、それからお時間作って下さってお話できたKさん、Tさん、ありがとうございました。またこんなすばらしい体験をご一緒できたら、と思います!