練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

『義経』 大河ドラマ最終回

2005-12-13 | 映画・ドラマ
今年も終わってしまった・・・大河ドラマ。年の瀬を感じるなぁ・・・。

それにしても、始めの頃でこそタッキー(もしくは神木竜之介くん)主役ではあったけれども、ラスト近くになるにつれ、実は主役はマツケン、もしくは中井貴一なのでは?・・と思ってしまったことよのう・・・(義経風に)。

弁慶の立ち往生って本当にあったことなんでしょうか?

『エリザベスタウン』

2005-12-08 | 映画・ドラマ

キャメロン・クロウ監督の作品はどれもサウンド・トラックがとてもよいのだ。
クロウ監督は映画を作る前は「ローリング・ストーン」誌の編集部にいたそうだ。
なるほど、と思わせる選曲である。

この『エリザベスタウン』は、前評判は「感動作」ということくらいしか知らずに、「多分曲がいいからそれを聴きに行こう」という気持ちで観に行った。

アメリカン・ロックだけでなく、懐かしいUKロックなど、音楽はやっぱりとてもよかった。サントラを購入しようか考え中。

物語りも意外とよかったと思う。
クレアがドリューに旅の地図を渡してそれに従って車を走らせて行くところなど、ロード・ムービー風で、そこからもうひとつの物語が始まったかのようだった。
そういえば、こんな風にひとつづつメッセージをたどって行くと最後に記念日のプレゼントが待っていた、なんていう絵本があったなぁ、と思い出した。

ちょっと個人的に印象に残ったのは、ドリューがまさに自殺しようかと言う時になって父親が死んだという連絡が入り、「殺人バイク」を始動させるのを思いとどまるところだ。
あれは父親が身を持って息子の命を助けたんだろうなぁ、と思う。
似たような経験を実生活で体験したことがあるので、妙に思いいれを持って観てしまったシーンだった。

クレア役のキルスティン・ダンストはちょっと厚かましくて、でも前向きでキュートな役がよく合っていたと思う。
彼女は全然美人じゃないんだけど、あのくるくる変わる表情の豊かさが最大の魅力なんだと思った。

『愛逢い月』 篠田節子

2005-12-02 | 読書
この人は一度三途の川を渡りかけたことがあるんじゃないか、そんなことを考えてしまった。
生の世界と死の世界、その境目を漂うような、いや、漂うとかいう生易しいものではなく、死の世界に引きずりこまれそうになりながら生の世界にも執着している、そんな恐ろしい心象風景が各々の作品に現れているように感じた。
それがまるで自分自身が体験してきたことを克明に記しているかのようにリアルなのだ。
怖いお話たちである。

最後の作品だけはちょっと趣が違う。
ちゃんとしっかり生きている人のことを書いている。
あとがきに篠田さんご自身が「本を閉じて現実世界に戻っていく読者のために」と書かれている。
あ~、映画のラストシーンと同じだな、と思った。