キャメロン・クロウ監督の作品はどれもサウンド・トラックがとてもよいのだ。
クロウ監督は映画を作る前は「ローリング・ストーン」誌の編集部にいたそうだ。
なるほど、と思わせる選曲である。
この『エリザベスタウン』は、前評判は「感動作」ということくらいしか知らずに、「多分曲がいいからそれを聴きに行こう」という気持ちで観に行った。
アメリカン・ロックだけでなく、懐かしいUKロックなど、音楽はやっぱりとてもよかった。サントラを購入しようか考え中。
物語りも意外とよかったと思う。
クレアがドリューに旅の地図を渡してそれに従って車を走らせて行くところなど、ロード・ムービー風で、そこからもうひとつの物語が始まったかのようだった。
そういえば、こんな風にひとつづつメッセージをたどって行くと最後に記念日のプレゼントが待っていた、なんていう絵本があったなぁ、と思い出した。
ちょっと個人的に印象に残ったのは、ドリューがまさに自殺しようかと言う時になって父親が死んだという連絡が入り、「殺人バイク」を始動させるのを思いとどまるところだ。
あれは父親が身を持って息子の命を助けたんだろうなぁ、と思う。
似たような経験を実生活で体験したことがあるので、妙に思いいれを持って観てしまったシーンだった。
クレア役のキルスティン・ダンストはちょっと厚かましくて、でも前向きでキュートな役がよく合っていたと思う。
彼女は全然美人じゃないんだけど、あのくるくる変わる表情の豊かさが最大の魅力なんだと思った。
どうりで、映画の音楽がいいわけですね。
キルスティン・ダンスト(難しい名前^^)は、ほんと表情ゆたかでキュートですよね。
これからあずーるさんのところにもお邪魔してみますね。
キャメロン・クロウ監督の作品はどれもサントラCDが欲しくなります。
キルスティン・ダンストはゴージャスにはほど遠いけど、そこが魅力なんでしょうか?可愛いですよね。