Il film del sogno

現実逃避の夢日記

夜、鳥たちが啼く

2023-06-13 20:33:29 | 映画
6/13(火)曇り後晴れ時々小雨
梅雨らしく目まぐるしい空模様の一日。8:15厨房工事の仕上げに職人現る。ガスと水道の工事も済んでめでたく完工。夕方、現場監督による最終チエックと清掃も済んで請求書を置いて撤収。延べ6日間お疲れさまでした、の意味を込めて隣家の庭で収穫した(もちろん許可を貰って)枇杷 を進呈。きょうびすっかりマイナーな果実であるが、実家に樹木あり幼少から無花果と同様に思い入れのある果物である。雨上がりの公園を散策してカフェで一服。夜はアマゾンプライムにて見逃していた邦画を視聴。原作は5度の芥川賞候補になるも41歳で自死した佐藤泰志の短編連作。小説は既読。≪海炭市叙景≫から6本目となる映画化。インディー系の映画人たちの制作意欲を掻き立てる何かがあるのだろう。本作も私小説的作風。パートナーに裏切られた者同士の屈折した恋愛譚である。繊細で優しいが暗い文学青年(山田裕貴)としっかりしていそうで自堕落な子連れ女(松本まりか)の濡れ場が生々しい。監督はピンク出身の城定秀夫。これは正直刺さりました。男女の複雑な情念を丁寧に描いてラストの余韻もよし。だるまさんが転んだ、の使い方に☆一つ献上。
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