台風が梅雨前線を刺激して前日から雨が続く。早出して資料作成。午前中から神経を逆撫でする案件相談で頭に血が上る。昼はビルの最上階のラウンジでワンコインの弁当。午後に御前会議で案件2件のプレゼンター。定刻退社して渋谷へ移動。駅前の東映で先週末から公開の邦画を鑑賞。場内黄昏た単身のお父さん中心に20名弱と閑散。打ち切り近いと見た。贔屓役者が気になる方は早めに劇場まで。原作は発表時に読了。定年退職後の男の悲哀をテーマにした諸作は≪孤舟≫や≪定年ゴジラ≫など類似多し。大物シナリオライターの小説は、取材(リサーチ)を活かした人物造詣や設定はやや類型的ではありますが、身につまされる境遇の殿方は多かろう。主演男優は腹に巻物をしての熱演であったが、如何せん原作のイメージするうらぶれ感はない。幾つになっても社会と係わって必要とされることが世のため自身や家族のため。しかし≪卒婚≫とは云い得て妙なり。