Il film del sogno

現実逃避の夢日記

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。

2018-06-11 01:27:46 | 映画
6/10(日)曇り後雨
8:00起床。朝食後に愛犬と散歩。11:00トリマーに連れて行きそのままジムで2時間のエクセサイズ。小ざっぱりした我が仔を引き取り、隣町のシネコンで邦画を鑑賞。若年層で9割近い入りと盛況。ネットに投稿された相談を基にしたものらしいが、タイトルは意表を突くキャッチ―なものだが、内容は真面目に夫婦愛を描いたもの。榮倉奈々の魅力炸裂で、彼女のファンならずともその奇矯なコスプレだけでも料金分は楽しめる。万年少女が身上なのだから«娚の一生»のような作品に出てはいけませんな。古式ゆかしい大和撫子は«愛している»などと口走ってもいけない。肝心なことを言葉にしては興ざめる、ということだろう。ところで何故死んだふりを?の意味は、ヒロインの満面の笑みにあり。
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夢の裂け目

2018-06-11 01:17:22 | 映画
6/9(土)晴れ
9:00起床。朝食後に愛犬と散歩。正午、初台・新国立劇場で恩人出演の芝居を鑑賞。2010年に逝去した劇作家の東京裁判3部作の第一弾の再見。重たいテーマを市井の人々から描いた重喜劇。主演は角野卓三から段田安則へ。紙芝居一座の面々の倹しく強かな日常を軽音楽に乗せて、作者の面目躍如たる作品。クルト・ヴァイルの名曲の数々もそうだが、作者は亡くなっても戯曲は残る。終演後、嘗てのバイト先の常連客とバッタリ会う。帯同者と17:00まで劇場そばの喫茶店で懇親。帰宅して焼きソバの夕餉を孤食。夜はTVで是枝作品(海街diary)を見る。
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Vision/羊と鋼の森

2018-06-11 00:41:32 | 映画
6/8(金)晴れ
休暇取得して午前中は特殊ミッション敢行。池袋で巫女の宣託を聞きに行く。午後から豊島園のシネコンで本日封切の邦画を梯子鑑賞。両作とも3割程度の入り。河瀨直美の新作は、原点回帰を思わせる奈良・吉野が舞台。良くも悪くも監督の作家性が前面に出た作品。幻想的で美しい圧倒的なビジュアルに対してストーリー(語り)は未整理なテーマが混在されて、敢えて不親切な造りにしている節もある。これは賛否あろう。但しこの監督は常に扱うテーマと格闘しており、本作でもそのこだわりはヒシヒシと感じられる。羊~は本屋大賞を獲った原作は読了。小説に忠実な映像化である。真摯な青年の職業を通じた成長譚。調律師が主人公ゆえにピアノとそれを奏でる演者も重要な役回りで登場する。数年前に世界的な名門ピアノメーカーのカリスマ調律師に密着取材をしたドキュメンタリー映画«ピアノマニア»を観た。ピアニストと調律師、天才同士の掛け合いが凄まじくもありユーモラスでもあった。演奏家と調律師のこうした関係は何に例えたらよいのだろう。ボクサーと老練なトレーナーかな。本作でもピアノに魅せられた市井の人々が登場するが、原作通り姉妹のエピソードに尺も比重も置いて清涼感良し。自分の仕事に誇りを持てることの素晴らしさも。しっとりとした良き映画でありました。早目に帰宅して愛犬と散歩。夜は同居人が持ち帰った豪華松花堂弁当を馳走になる。
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