Il film del sogno

現実逃避の夢日記

希望のかなた

2017-12-04 23:56:06 | 映画

12/4(月)曇り時々晴れ一時小雨
師走に入り週明け。案件なく怠惰な1日。昼にサバ味噌煮定食。700円也。定刻退社して新宿で途中下車。ポイントの溜まったピカデリーでアキ・カウリスマキの新作を鑑賞。順次拡大とはいえ現在は関東3館のみ上映。115席のキャパは老若男女程よい比率でほば満席。公開直後に観に行くのは贔屓筋なので評価は概ね高い。その映像は3分観たらすぐにカウリスマキ作品だとわかる独特の構図と色彩感覚と空気感。前作に続いて難民問題を描いているが、市井の人間に対する暖かい眼差しや乾いたユーモアは変わらない。≪ムード歌謡≫も健在。犬やワサビやジュークボックスなどお約束のアイテムも。メッセージなどを声高に叫ばない。今日一日を生きるだけ。希望は生者の証なのだろう。場内に偶然学生時代の知人がいて四半世紀ぶりの再会。大昔に«マッチ工場の少女»を一緒に観に行った仲。第一声が『タバコ一本くれないか?』お互い禁煙に成功して数年経つが、今日は特別に紫煙を燻らそう。

コメント
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