Il film del sogno

現実逃避の夢日記

恋するベーカリー/人間失格

2010-02-21 20:57:00 | 日記
2/21(日)晴れ
やや風あれど晴天。清掃を済ませて朝食。以前から気になっていた壊れた車庫の屋根を修繕する。脚立では背が足りず愛車の屋根に乗って作業する。11:00、調査会社のオバサン現る。身上調査の更新は玄関先の立ち話と簡単な書類記入(10分)で終了。お礼に図書券(500円)ゲット。
調査更新が予定より早めに済んだのを幸いに、すぐにNetで予約して映画の梯子鑑賞をする。
午前の部。女流監督ナンシー・マイヤーズがメリル・ストリーブと組んで描いたのはそろそろ老境に入ろうかという男女の老いらく恋愛事情。実際、ストリーブ(芝居は横綱級)は今年還暦、相手役のアレック・ボールドウィン(こちらもまるで関取、昔日の二枚目俳優も形無し)は51歳だそうな。ラブコメが10~20代だけの題材でなくなってきているのは世相を反映してか。10年も前に亭主の浮気で別れた夫婦のヨリが戻るか。溌剌とした元妻にアタックする中年男が悲しや可笑しや。【ソフィーの選択】や【キスへのプレリュード】なんぞの時代から二人を観ているので感慨深い。しかし邦題にセンスなし。原題は【IT'S COMPLICATED】う~ん、確かにややこしい。
午後の部は今週公開の邦画。生誕100年を記念して昨年あたりから太宰関連の映画は多い。幾世代にも読み継がれた古典の映画化は難しい。レトロな舞台設定や豪華女優陣の熱演もやや空回り。やけにサラッとして主人公の業の深さが伝わらない。若いジャニーズ出身の男優では荷が重かったか。残念。
夕刻からジムでエクセサイズ。ずっと右肩の痛みあり。**肩ってやつか。
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パレード

2010-02-21 03:33:00 | 日記
2/20(土)晴れ
8:30起床。定番の朝食を孤食して池袋へ向かう。吉田修一原作の邦画、初日初回(11:00)を鑑賞。観客3割、都内3館の上映は豪華キャスティングを考えれば少し寂しい。原作は2002年の刊行時に読了、大いに感心してその後再読もしている。この決して多作作でない作家のこれまでのところの最高傑作だと思う。監督は行定勲。大作も撮っているが【贅沢な骨】や【ロックンロールミシン】の方が出来が良く、つまり単館向きなテーマに本領を発揮するタイプの映像作家だと思う。本作、原作に忠実な進行で要所のセリフや小道具なども巧く再現されていた。ルームシェアしている男女4人とそこに闖入した一人の少年を描いた群像劇で明るいユーモアがないではないが、これはやはり一種のサスペンス・ホラーである。同居する男女4名はてっきり逆の配役かと思っていたが、各人予想を裏切る役作りで面白かった。彼らの背負っている孤独と闇は我々のそれと重なり同期する。佳作也。
午後は繁華街を逍遥しカフェで読書。夕方からジムでいつものエクセサイズ。帰宅して仮眠。深夜から台所の清掃をする。磨き上げた厨房を眺めての一服は格別である。
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