Il film del sogno

現実逃避の夢日記

あおげば尊し

2006-01-24 02:03:00 | 日記
1/23(月)憂鬱な週明け。シネスイッチ銀座にて市川準監督の新作【あおげば尊し】を鑑賞。観客10余名。屋外同様お寒うございます。先週末公開でこの体たらく、打ち切り近いとみた。重松清の原作あり(但し未読)。テリー伊藤扮する小学校教諭(と、その家族)が末期がんに侵された父親を看取るまで・・・。奥さんに最近お母さん役が板についてきた薬師丸ひろ子。この夫婦でキラーキャストとまでは言わないまでも、興味はソソる。監督は、丁寧で自然な日常描写を撮らせたら当代一だと思う。淡々切々と教師でもあった父を見つめる主人公と家族たち。学校内では問題児が【死者】に興味を持ち、怪しいサイトへアクセスを繰り返す。教育の現場は荒廃するばかりだとマスコミは報じる。キリキリと引かれた弓が放たれるが如く、ラストシーンはタイトルの大合唱で終わるが、はたして製作サイドの意図や如何に。それは逆説か皮肉か。人生教師になるなかれ。古人は良い事を言った。
コメント
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