詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

命 日

2010年12月01日 17時09分52秒 | Weblog
花が落ち 命がひとつ 消えました

      絶ち難い 思いを心に 残しまま







            【冠 句】  忌日来る 淡く紅さす娘に涙

            【冠 句】  置き去りに 祝杯上げず逝った朋

            【冠 句】  母のこと 悔いの涙で洗う墓

            【冠 句】  わだかまり 心の儀式終え癒える

            【冠 句】  深緑 名残の尽きぬ墓参道



舞い落ちる枯葉に亡き人の追慕を深くし、秋の愁いを沁み沁みと感じています。

一緒に歌った朋も逝き、義父母も二人一緒にお墓の中で仲良く眠っています。

大切な人を失った心の空洞に残る悔いや無念を、時間が少しずつ癒してくれると思いますが

命日には又新たな涙が頬に伝います・・・

今日は54歳で逝った父の命日、3人姉妹そろってお墓参りを済ませてきました。





                



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  身にしみて人には告げぬ恩一つ
                      『齢愛し』 富安風生  (晩年の俳句)

   
      
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする