やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ネコハエトリ?(布瀬南公園/富山市布瀬南)

2024-02-27 05:49:03 | クモ類

今年の2月に見かけた生きものなどを紹介しています。

暖かくておだやかな午後、妻と布瀬南公園と土川の土堤を散歩しました。愛犬とも一緒によく散歩した道です。家族連れなどで賑わっています。

生きものの姿はほとんど目に入らないので、プラタナスの幹などを見てまわりました。

プラタナスの幹に、1㎝に満たない大きさのハエトリグモの仲間がいました。腹部が明るい茶色と特徴的だったので、名前は調べればすぐにわかると思いました。

帰宅後、あまり鮮明ではない写真をもとに、ネットや「ハエトリグモハンドブック」で絵合わせ的に調べました。初めに似ていると思ったのは、「ホオジロハエトリ」。でも、説明文を読むと、本州の高地と北海道にしか生息していないというので、これは違いました。
何度か写真を見直して、自信はありませんが、いちおう「ネコハエトリ?」に落ち着きました。ハエトリグモの仲間では、もっともよく目にするもののようです。斑紋の大小・濃淡や体色の変異が大きいようなので、色や形だけで種を見分けるのはむずかしそうです。

ウェブサイト『2010.日本産ハエトリグモ写真と解説による同定図鑑』には、次のように解説されていました。「ネコハエトリの生活史:神奈川県ではオスは4月上旬から成体だが、メスは半月ほど遅れる。オスは5月上旬まで生残。メスの産卵は6月下旬、出のうは7月下旬。雌雄とも亜成体7齢で越冬する。8齢で成体。」

ハエトリグモについては、以前、図書館の新刊書からなんとなくハエトリグモの写真集を借り出してきたことがありました(大きく、丸く、色とりどりに輝く瞳をとらえた写真が満載の『世にも美しい瞳 ハエトリグモ』だったかも知れません)。一般的にはゴキブリやガなどとともに嫌われ者のクモの写真集が出版されていることが、ちょっと不思議でした。ハエトリグモはクモの中でも特別のようで、文一総合出版のハンドブックシリーズにもハエトリグモがありました。


《プラタナスの幹の上のネコハエトリ?♀ 2024/02/12》


《プラタナスの幹の上のネコハエトリ?♀ 2024/02/12》


《プラタナスの幹の上のネコハエトリ?♀ 2024/02/12》


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