近頃のお気に入り音楽CD

　CDラックの整理を女房に提案され、共に作業したら思いがけないモノが現れた。　ふたつ紹介したい。
　　　◆　Best World Sounds 100 ・・・・JVC
・　いつ買ったのか忘れるほど聴いていなかったが、改めて耳を傾けてみると新鮮だ。全６枚。 街頭の雑踏録音もあれば、世界中の民族音楽＜器楽合奏・歌謡など＞もある。
　　さて、世界を六つに分ける、其の分け方からして面白い。
　　【１】　西洋世界とイスラム世界　　【２】　インド亜大陸とアフリカ北西部　　【３】　中央部アフリカ～新世界アメリカ
　　【４】　芸能の島・バリ音楽の精髄　【５】　悠久の中国と周辺部アジア　　　　【６】　極東の響き～韓国と日本
　日本語で語られている【６】の一部を除き言葉は判らない。だが、そんなことよりも、それぞれの中身を細かくコメントするのさえ憚るほど感性に呼びかけてくるリッチな魂を
　どのCDからも感じる。　音楽のチカラ、というしかない。

　　　◆　ショスタコヴィッチ　２４のプレリュード＆フーガ　作品８７　　　＜ピアノ＞　タチアナ・ニコライヱヴァ
　・　　この作品については１１月１８日の本蘭で取り上げた。　夜も更け、自分が発する音しか聞こえてこない。　そういう時、私は此のCDをかける。
　・　　『つぶやき/独り言』みたいとNHKFM＜きらくら＞で述べた女性の直感は的を射ており、その都度　思い出している。　淡い旋律が時にポロポロ流れ、不思議なことだが、
　　　それほど沈潜するのに、睡眠導入剤替わりにはならない。　かといって、心が重くなりもせず、音符たちが淡々と横切ってゆくだけ。