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保守はゴジラを夢見るかⅩⅡ

2014年06月17日 | 歴史
例えば「土木が必要です」と言う意見に対して、
「だけど無駄な利権に流れたり無駄な橋があったりするだろ」と言う反論が出てきます。
「いや、全体の量が少ないのですよ、良い物も作っているんです」
「総論としてはそうだが、完全じゃない。利権がないわけじゃない」…という流れになります。

「TPP反対」も同様で、
「日本の農業にだって改革しなけりゃならない部分があるじゃないか」…もちろんそんなこと分かってるのですけどね。

 こういった潔癖症的な所が保守がどうかと問われる場合に重要ではないかと思うのです。”問題だらけ”と”完璧”の2つしか頭にないのは保守ではありません。
問題はそこそこあるけれど、全体として上手くいっているシステムを考えてそこで手を打つのが保守でしょう。
そう考えないと、たいていのシステムは今は弊害が多いように見えても作られたときには十分な理由があって作られたはずです。筋が通っていたのです。
その時には良いように見えた物語があったのです。それを無視して全部止めて新しい物にしたら表面的には違うが同じ事を結局繰り返すことになります。
一度民主党政権になり、また自民党政権に戻って1年。これは証明されたことだと実際に我々は認識しました。
唯一絶対の正解を追うのではなく、部分的正解をどうバランス良く組み合わせるか、これが保守なのです。

システム研究者ジェラルドワインバーグの言葉、

「この複雑な世界の中では、どんな手法を使っても一つで全ての問題を賄うことはできない。
だから、新しい情報に対して常に心開いて検討しよう。
でも最新の流行に盲目的な恋に落ちないようにしよう」

これを保守の最初の提議とします。

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