「購買力平価で計れば中国は経済大国である」と一部のエコノミストは言いますが、福井さんによるとこれもミスリーディングなのです。
元の実質的価値は為替レートに比べて大きいというのが購買力平価という物の意味です。
「為替レートよりも実際の元の価値は高いから中国はいわゆるお得意様になるんだ」という説です。ここに大きなまやかしがあるのです。
例えば日本が中国に車を輸出する場合、元の実質的価値がいくらであろうと為替レートに従って取引されます。
購買力平価で言うと日本でラーメン1杯480円、中国のラーメン1杯8元とします。為替レートが1元=12円、購買力は480円=8元です。
よって1元が60円の価値があると言う計算になります。よって購買力平価で言うと先進国と中国の格差は縮まると言う話になるのです。
しかし車を輸出するときは実際に購買力平価計算では売られません。為替レートで売られるのです。
トヨタは車を10万元で売りたいのであって、購買力平価で相当する2万元で売りたいのではありません。これでは1/5に値が下がってしまいます。
広い意味での生活水準を比較するのならともかく、
貿易で金儲けをするという観点からは購買力平価を持ち込むのは意味がないどころかミスリーディングになってしまいます。
議論を混乱させるだけで有害ですらあります。
☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
3月の予定:春の健康診断料金5000円。期間は3月17日(月)~29日(土) 早めに電話ご予約下さい。
詳細は↓
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よって1元が60円の価値があると言う計算になります。よって購買力平価で言うと先進国と中国の格差は縮まると言う話になるのです。
しかし車を輸出するときは実際に購買力平価計算では売られません。為替レートで売られるのです。
トヨタは車を10万元で売りたいのであって、購買力平価で相当する2万元で売りたいのではありません。これでは1/5に値が下がってしまいます。
広い意味での生活水準を比較するのならともかく、
貿易で金儲けをするという観点からは購買力平価を持ち込むのは意味がないどころかミスリーディングになってしまいます。
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