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東アジア共同体の虚妄ⅩⅦ

2014年03月08日 | 政治経済
 一方日本は資本財に加えて石油とか食料等、いわゆる比較優位の無い(どこからでも輸入できる)一次産品を輸入しています。
また日本に比較優位のある(日本でしか作れない)、高度な資本財と耐久消費財(特に自動車)を輸出するのが日本の貿易のパターンです。
こういう日本と中国の貿易パターンを二つ並べて比較すると、
日本にとって中国はそれほどレベルの高くない加工を担当するのみで高付加価値耐久消費財の輸出先では必ずしもありません。
つまり中国は日本の貿易相手として死活的な利益を持っているわけではないのです。
部品の輸出先、日本の企業から日本の企業への輸出先としてそこがたまたま中国であるあるだけなのです。
中国から日本が製造現場を撤退し、台湾や東南アジア、インド、南アジアに進出先を変更したのなら、その輸出は依然として続くのです。
つまり日本にとっては痛くもかゆくもありません。仮に中国が日本と断交したとしても割高の商品を自国で作るか、他の発展途上国に加工してもらうことができます。
代替措置は十分可能です。一方で中国は中国の今の経済発展を支えている貿易パターンは資本財を輸入してそれを加工して輸出することです、
その資本財を中国に輸入しているのは日本です。日本に対して大変な物を依存しているのです。日本からの輸入が前提の貿易構造なのです。
しかも石油の輸入、あるいは将来食料輸入において日本と競合するといわれています。
今日の中国の経済発展、貿易高で世界一になったといわれますが、それを支えているのは当に日本なのです。これが中国の経済成長の実体です。

 日本の立場は経済において極めて強いと言うことです。
福井義高氏に言わせると、「そのことをよく知っているから中国は歴史認識や政治問題で日本に高飛車に出るのだ」その通りです。

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