狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

30年ぶりの新世界(大阪市)

2018年02月03日 | 内地の紹介

所要があり2月2日に大阪市へ行きました。

集合場所が通天閣下の「ずぼらや」だったのでJR新今宮駅で下車しましたが、駅前の風景がコロッと変わっています。まさに浦島太郎です。

通天閣を目的に歩きだしましたが、あまりにも様変わりです。

路傍に在った段ボールハウスは無く、失業者(アンコ)も浮浪者もいません。そして淫靡な店で溢れていた新世界もすっかり変わっていました。

エロ映画館も1軒残っているだけ、風俗の店も消えています。同伴喫茶、ノーパン喫茶、ビンゴゲームの店、パチンコ屋・・・すべて消えていました。

代わりには串カツの店が軒を連ねています。

そして外国人観光客が大声で喚いていました。田舎の女子高生が5人ほどの群れで何か食べながら歩いているのは印象的でした。

ずぼら屋のテッチリも2000円からと随分高価なり、河豚は2切れ入っていただけです。

少し鼻の下の長い老人には、魅力のない町になっていました。

坂田三吉もこれを見れば、眼を廻すでしょう。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
光と影 (京男)
2018-02-04 09:24:44
おはようございます。
安全無害になっているでしょ。
大阪や神戸は、胡散臭さみたいなものが魅力だったと思います。それが薄っぺらな安全無害のテーマパークになって魅力が無くなった。
あの異様な雰囲気がなくなってしまいました。
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お疲れさまでした (やまとさくら)
2018-02-04 23:50:12
遠路はるばる、お世話さまでした。
半世紀ぶりの天王寺界隈、修学旅行生がくるほど健全な
街になりました。
それでも、朝から飲んだくれているらしきオヤジたちも、自転車でウロウロしています。
商店街を歩いていると、提灯をつけたお店がずらり。料亭かと思えば、あれが飛田遊郭。若い女性が店先にちょこんと座り、傍らには割烹着のおばさん。厚化粧以外はごく普通の人が多く、あっけらかんとした様子。
夜になると、がらりと雰囲気がかわるのでしょうね。
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訂正 (やまとさくら)
2018-02-05 00:01:10
半世紀でなく、30年ぶりでしたね。
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昔々 (常盤万作)
2018-02-05 11:28:13
コメントありがとうございます。
わずかな年月でも、街はこのように変貌するのですね。
老人にとって遊郭は縁がなく、杖を曳いて歩くだけです。
時折よろけて女子高生に接触すると「キモ悪いジジイ!」とあらぬ疑いを掛けられます。
「お前らも50年すると、こうなるのや」と胸の内で叫びます(からたち日記風)。
彼女らには憐憫の情と想像力がないようです。
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光と影 (常盤万作)
2018-02-05 11:33:13
京男様おはようございます。
陰影とか淫靡か、全くない街になっています。
ところが女性から見ると、そうでもないようです。
露店で盗品の靴片方や、時計(セイコーの機械が入ったローレックス)を売っていたのが夢のようです。
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