昨夜は15名ほどの会議に出た。
近鉄への署名運動が決議された。結構な話だが、あまりにも荒唐無稽なので書いてみた。私どもの所で近鉄は「ガメ鉄」と陰口を叩かれている鉄道会社だ。
無人駅が町に一つある。この駅のトイレが古く和式トイレなので、西洋式の綺麗なトイレに改修せよ、これが一つの趣旨である。この駅は朝のピーク時でも20人ほどで、昼間は二人ぐらいの乗降客である。つまりトイレを改修する価値がない。強く要求したら「君たちのお金でやって下さい。維持管理も自分達でやって下さい」これが返事だろう。
もう一つは、この駅に急行列車を停止さすのだ。駅裏には史跡があり観光客が増えるらしい。史跡を愛する気持ちは分かるが、非常にマニアチックな史跡で、客はいない。 そして急行列車を停止させることにより、近鉄の負担が増える事は考慮に無い。無人駅は有人駅に格上げし、近鉄の合理化は逆行する。現行のダイヤは大きく変更する事により、経費も必要になる。
つまり近鉄にとって、この2件は何のメリットもない話である。近鉄の担当個所に行けば、この手の署名文書は埃を被って山積みされている。此処まで説明したが、老人たちにとって理解は出来ず「署名を集める事に意義がある」そうだ。
会議で決定された事であるから、署名簿は回覧するが私は署名しない。