癒しの森 湯布院(仙人の健康相談室)  


人を、そして自分を癒し真なる喜びをもたらす
   
        人生の生き方を学ぶ 癒しの森湯布院

NO651・・・聖地入魂

2022-06-19 | 聖者

 5月の連休に間に合う様に工事は進められるが、どうも間に合いそうにない。すでに募集案内は送られ続々と参加の申し込みも舞い込んでいる。今更延期も出来ないし、必死の追い込みである。最後はプロの大工さんを手配して頂きどうにか開催できるところまでに、こぎつけた。工事というのは、どういうわけか毎回ぎりぎりのようだ。とにかく忙しい日々であった。シャワー室に仮設トイレ、テント小屋と大急ぎで何とか間に合わせ、当日の朝福岡空港にお出迎えである。今回はインドに入る事は難しかったので、通訳のセットさんが連れてくることになっていた。

 

 無事、福岡で合流し湯布院へと向かう車中現況を聞いたら大変みたいである。車でチェンナイに向かい、チェンナイから上海で乗り換え着いたそうだ。別荘に着きくつろいで頂いた後、ミーティングが始まる。今回のメインは聖地入魂とご本尊のババ像入魂及び生徒が買われたミニババ像の入魂である。後はタイガースキンプージャだ。大型タイガーの皮を7人で買われ準備は整っていた。

 

 プログラムの内容は、スワミダルシャン(ご講和)=スワミのお披露目と同じで、全員の前で霊性修行の必要性や神に関することを1時間くらいお話しになり、最後に皆の前でミラクルを行う。この時は、手を回しビブーティ(聖なる灰)を出し、前列の数名に渡した。2番目はスワミインタビュー、これはインタビュールームで一人ずつお願い事を書いた英文を読み、それが解決できるように神にお願いをする儀式であり、最後に手を回し手から出した指輪やリンガム、ネックレスが与えられ、お願いした人は叶うように握って毎日瞑想をする。

 

 次は、新人伝法といって、ヒーラーのエネルギーが出るように種を魂に植え込む儀式である。この時も物質化した物を頂き、その後は握って瞑想することで、徐々にヒーリングの力が得られる。ヒーリング能力には段階があるので機会があるごとにプログラムを授かるのが良い。魂は急に大きくなるものではないので、あらゆるプログラムに参加して大きくして頂く、最初の小伝法という事になる。言うならば、弟子(系譜の一員)入りの儀式で、見習いとして認められたとも言える。

 

 後は、希望者がインドで買われたミニババ像に入魂であるのであるが、このミニババ像には曰くがあり、インドに参加してババ像を入手し、この時入魂して頂いた物を日本に送って頂いたのだが、着いたら大半は壊れており、急遽作り直し送って頂いた物であります。インドで自分の手で頑丈に梱包した物を、業者が勝手に梱包し直し、割れた。誰に責任があるのか、航空会社が来て調べたら余りの梱包の悪さにびっくりし、保険は適用されない。仲介した通訳のセットに責任を問えば、インド人特有の逃げの一手で結局像のお金が170万円と再度の入魂費10万円×20個で200万円合計370万円の大金を自腹を切る事になる。スワミは入魂費は要らないとは絶対言わない。私にとっては、お金の執着を切る厳しい修行であった。

 

 本殿他は以前から建設されていたので大食堂に順番に食事をして頂くことは可能であった。本殿の前には宿泊できる建物や森の中には、ホーマーとスワミと行うミーティングルームも建設されていた。その後ホーマの位置がワスツー的に悪いという事で、別の場所に作り替えることになるのであるが、今回は何とか行う事が出来た。

 

 参加者も100人を超える大盛況で外まで溢れる状態であったが皆スワミのご講和に満足していた。もちろんインドで起こっている事件はシークレットで誰も知らない。それにしても、人間っていう動物は、要求ばかりするものである。今起こっていることも知らないで、今後どうなるかもわからない時に無理難題を押し付けてくる。スワミ、今度何時インドで会えますか?

 

 丁度、その日は雨だったので完全に工事が終わってない道路で足を汚す人や泥をはねられる人が多発したが何とか出来たのである。が、一人の女性が、私はアレルギーなので化繊の敷物でなく、畳を敷いて欲しいとか?もっと広い建物にして欲しいとか、無理難題を押し付けて来る。あんた達がドネーションをしてくれれば、いくらでも良い物を作って上げると言いたかったがグッと我慢である。分かる人には分かって頂き感謝の心を頂いていた。こういう時に、人間の本性が分かるもので、いう人ほど修行はしないのです。

 

 スワミ追っかけファンで本当に困った連中だと思うが、こちらは営業という修行で人とお金を集めなければならない。これが後に、気が付くのだが、人間という動物を知るために大いに役立つことになり、その処理の仕方をスワミに教えて頂くことになる。スワミは見るところは見ており、真剣でない者には、適当にあしらっていたのであります。とにかく、今が大事で、今どうすれば喜ぶかだけを考え行動していた。

 

 本気な者には、本気で導いていたが10%もいなかったのではないだろうか?スワミの教えの基本はヒーリングから悟りへ向かう道なので、本気でヒーラーを目指している者には、それなりのエネルギーを与えていたように思うし、それが段々と傍で見ることによって分かるようになっていた。スワミの手法が分かるようになっていくと自然に学べるものである。何時までも分からない者には、お客さんとして永遠に接し。決して説教をすることもなく、持ち上げて舞い上がらせていた。それが、私にとっては困るのであるが、それがスワミの手法であるので仕方ない。

 

 スワミは、私はお前の料理を食べたくて日本に来ているのだよ。とか。お前ほど純粋な魂を見たことはない。今度、日本に来た時も、また来て来れるか?と、囁く。一体あんたは、何人に同じ事を言っているのだと注意すると、お前も学びなさい。お前は真面目で優しすぎると叱られる。これがスワミ業の成功の秘訣かも知れない。その後もこの言葉で多くの人をコントロールしていくのです。ゆえに本当に学びたい方は、チャラチャラ浮かれる周りに染まることなく、スワミに本気でぶつからなくてはならないのです。満足しなければ、常識の範囲で文句や要求をしても良いのです。

 

 それをスワミは待っているです。100人の中に一人で良いと思っていたのです。人間の性格は変えようがないとスワミは知っていたのです。陰で人の悪い事を吹聴する人や嫉妬心が強い人、自分がもっともらしい事を言って周囲を振りまわす人、スワミはすべて見抜いていたのです。吹聴する人の事をビッグマウスと言ってました。ビッグマウスには気を付けろと忠告されていたのですが、その人にもスワミは注意することなく、持ち上げ続けたのです。そして、その人には、私たちの悪い事を吹聴して楽しんでいるのです。ゆえに人を見ては、ならないのです。見るのは、ババ一人なのです。

 

 そのような中で、プログラムは予定通り行われて行きました。ビッグババ像にスワミの血液で入魂され、ババが生前中使っていたパイプが置かれます。そして、風呂敷に包まれた、本殿の地下に埋めなければならない法物が渡されます。これを埋めることで、ババのエネルギーが自動的に、ビッグババ像に流れ、その流れは、自動的にミニババ像に流れる仕組みが完成されるのです。その仲介者であるスワミの血液を抜き、ビッグババ像とミニババ像と参加者の眉間に塗られたのです。

 

 後はタイガースキンプージャが行われ、日本で初のババの聖地が完成した記念ある行事が全て終了したのであります。スワミが歩いた後には、絶対永遠に魔は近寄れないという事で、なるべく多くの場所を一緒に散歩したのであります。スワミを見送ったあと、一時休憩し、また工事の再開で、私には始まりの一歩に過ぎなかったのです。


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NO650・・・建設の準備

2022-06-19 | 聖者

 日本に帰り着き、会社の仕事を終わらせいよいよ建設の準備である。私は若いころから50歳になったらすべてを整理して山に籠る計画をしていました。事業もしたくてしたのではなく、私を慕ってくる人が増えるので、その人達の為に店を増やして行ったのであり、その店舗は将来社員に買い取って頂く計画であったので、普通の会社経営のシステムは行わず、半分は店長の店にしていたのでインドにも行く事が出来たのです。

 

 地下にあるシバ神の部屋で、スワミがウッシーにガネーシャ神のアートマリンガムと正観さんがシバ神のアートマリンガム・私が火と水が出るスティックの子供を伝授された時、スワミは「今後私たちは、飛んでもない事が起きることになっている。多くの人から誹謗中傷されるようになるだろう。そして、私の側から、お前たちは逃げ出したくなるだろう。それは、構わないが、決してババから離れてはならない。良いな!約束だ。そして時期が来たらババは私たちの一番大事な宝を奪い去るだろう。覚悟が必要だ。嫌なら今降りなさい。」が、スタートで始められた計画だったのですから、怯むことなはありませんでした。

 

 私の一番大事なものとは何か?その後もずっと考えていたのですが、命と言えば命だが、それほど執着はない。ゆえにインドの危険地帯やアジアの危険地帯の聖者探しの旅も心配はしなかったのである。その頃は、もう全てはババの掌の中でもがいてもどうにもならない世界がある事がわかり始めていたので、危険な崖伝いに走るタクシーに乗っても、人よりは心配しなくなっていた。落ちたら、落ちたで、何かのババの意志があって、そうなったのだろうと思えるようになっていた。

 

 家族でもない、家でもない、お金でもない、全てそうだが、宝と言えるようなものではない。いずれは消えてなくなる物ばかりである。この時、気が付いたのだが、私の宝は「信用」だと言う事に気が付いたのです。私は貧乏な家に生まれた。親の保証も期待できないので銀行からの借り入れは無理であった。200万円を親戚の高利貸から借りて、小さな日本で一番小さな薬屋を始めたのが26歳で、すでに家族があった。当時の高利貸の金利は年間一割であった。

 

 

 それはゆっくり払う事にし、後の全ては約束通り実行していった。約束したことは絶対守るをモットーに行っていた。そして個人的贅沢は絶対しない事を実行していた。次に名誉や地位は求めない事であった。これを実行していたある日、娘がポツリとこぼす。「お父さん、友達がな、〇〇ちゃんのお父さんは社長なのに、どうしてこんな家に住んでいる」のと言われたそうだ、ピアノを置く部屋もない家であった。私は答えた。それは貧乏だからだと答えた。当時、大分県では1,2を争う規模だったのだが、成り上がりの娘にはしたくなかったので、その後も絶対贅沢はさせなかった。

 

 常に質素に生活を行い「信用」を作って行った。友達に用立てて頂いたら必ず期日までに払い、いらないという利息も添えて払った。問屋に対しても一回もジャンプをお願いしたことはない。ジャンプとは手形の期日を一か月飛ばして頂く事で、結構多くの同業者は簡単に頼んでいたが、私は決して甘える事はしなっかったいうより、将来の事を考え、手形の期日を短縮し、現金決済を目標に頑張っていた。

 

 その努力が実ったのか、問屋からは、全幅の信頼を得るようになっていき、今のスワミとの関係のようにお互いが協力しあえる共同体のような関係になって行くのであります。スワミと約束したことは、お金のことであろうが、何であろうが最大限の努力をして守ってきた。スワミが1000万円必要だと言えば1000万円用立てしていた。スワミの声はババの声と思い全力で頑張った。

 

 ゆえに、私が湯布院にアシュラムを建てると思えば、お金はいつでも1000万円や2000万円は貸して頂ける信用を確立していた。土地は2~3年前に3,300坪購入し、一部の700坪を使い、息子が貸別荘を経営していた。このお金も銀行は借りてくださいで即決であった。スワミが日本に来た時は、この別荘に泊まって頂くので非常に便利だったのだ。

 

 その後、半年をかけて私と大工さんで建設を始めることにした。この建設もそうであるが、絶対贅沢なものは建てず、自分の身を粉にして建てるべきだと思っていたのであります。目的はスワミを招致する事なので豪華なアシュラムは必要ない。身の丈に合った物で十分だ。最初のスワミ来日の時に打ち合わせの内容に宿泊、食事、交通の事などが話し合われた。当然スワミはインドで逃げ回っているので、交渉は現地通訳のセット氏を通じて行われていた。時にはインドの逃避先まで行き、打ち合わせは行われていた。

 

 私は、良いホテルや良い車や良い食事を求めて日本に行くのではない。ジョブ(仕事)で行くのだ。食事は果物があればよい。寝る所は雨風が凌げれば良い。車は走れば良い。私は感動した。これが本物の聖者だと思った。それが年数が経つにつれ、アシュラムから変な情報が流れるようになる。アメリカの思想が入った情報を聞くようになる。KEMZOは日本でスワミを粗末に扱っている。ビジネスホテルに泊めている。その通り、正確にいえば、日本のホテルの良いクラスのホテルがであるがコンチンネンタルホテルではない。雨風は凌げる立派なホテルである。

 

 何を文句言うか、そんなのにお金を使うなら参加費を安くせよである。これはババも同じあろうと確信を持っていたので、その後も曲げることはしなかった。聖者とは、何かを問わなければならない。これが10年後に大きな問題に発展していく事は、この時点では誰も知らなかった。アメリカ人は何処まで行っても上から目線である。それに黙って従う私ではない。常にババを見続けなければ道を誤るのであります。たとえ、スワミが居ても見るのはババなのです。多くの者は、この意味さえ理解できなかったゆえに今があるのです。

 

 


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NO649・・・スワミの決断

2022-06-18 | 聖者

 年末までアシュラムに滞在し、成田着、上野のホテルに一泊し栃木県にある「氣の里」に向かい、年を越すのが毎年の恒例になっていた。「氣の里」は、合気道の大家である、藤平光一先生が主催する「心身統一合氣道」の本部道場である。その本部には「清心の池」があり、年始には全国から弟子が集まって来る。大学の合気道部や地区道場の弟子などでごった返す。

 

 年末の24時前になると畳の道場に集まり、氣の音楽を聴きながら年を越すのである。私は、合氣道ではなく、藤平先生が氣を応用して編み出した「氣圧療法師」養成学校の在宅生であったので、年4回一回に5日行われるスクーリングに4年間出席しなければならない。この4年間はインドとの掛け持ちで本当に忙しい日々と出金であった。それに、スワミの仕事に社長業もやらなければならないので、普通の人には絶対真似が出来なかったであろう。それに家庭も守らなければならないのだ。

 

 反面教師という言葉があるが、子供たちは、親と接触する時間がほとんどない生活をしていたのが嫌なのか?みんな家庭を持つと平凡なマイホーム型の飼養人間になっていた。幸いに人間の道を外す者はなく、平凡な面白みのない人生を送っているので、話にずれがあり、正月でも全員集まる事はない。父親は正月はいない事になっているのであろう。

 

 「氣の里」では、全国のニュースに流れる正月恒例の心身の穢れを落とす儀式が行われる。真冬のマイナスの気温の中、周囲を軽くマラソンし真冬の池に入り心身を鍛える行事である。これは3日に行われる。女子大学生は、水着で男は海水パンツで入る。みんなキャーと喚いているが、私は竜神の滝や池で経験済みなのでなんてことはない。ここにも、天風先生の姪の有美さんのような、魂の出来上がった人を見かける事はなかった。

 

 家に帰ると、早速仕事始めで、溜まった業務を一通り終わらせ、2月に行われるシバラトリ―祭の募集案内である。シバラトリ―祭はインドの各地でアートマリンガムを聖者が出す(本物は数名)恒例の大行事であるために、インドには多くの人が押し寄せる。アシュラムにも、日ごろ見たことのない外人も押し寄せる。その合間をぬって日本人だけのプログラムを実行しなければならないので、スワミも私たちも大変である。

 

 外人の嫉妬を無視しながら、たんたんと行われていく。アートマリンガムは当然であるが、日本人1個外人1個を与えれることになった。日本人は3人の中の誰がもらったかは覚えてない。無事にプログラムが終わり、皆をバンガロールまで引率し買い物や食事や休憩をした空港まで引率しバイバイである。この時は、私が日本まで引率する必要はなかったので、アシュラムに戻る事が出来たというより、スワミの命令でアシュラムに引き返さなければならなかったのである。

 

 アシュラムに着いた時、異様な空気が漂っていたので、何かが起こっている事は想像していたのだが、情報がまちまちで実態を掴めていなかったので、とにかくアシュラムに戻る事にした。アシュラムに戻り情報収取すると、どうも正月に鉄パイプ爆弾がアシュラムに投げ込まれたようだ。ガードマンが一人亡くなり、もう一人は手の親指が吹き飛ばされたとの事である。ガードマンはネパールのナイフを使わせたら世界一と言われている勇敢な部族の人々を雇っている。

 

 アシュラムには6~7人雇っており、深夜部外者の侵入がないように見回りをしている。当時イスラムの過激派が近くの地域に入り込んでおり、警戒が厳しかったのであるが、今回の事件は過激派は絡んでいないとの事である。亡くなったのは、私が可愛がっていた20代前後の若者であった。この青年は真面目そうな顔をしており、私の頼みごとを聞いてくれるので何かにつけて便利が良かった。

 

 グループが来た時には、特に注意を払ってくれていた。ただグループを引率して来てプログラムだけを行うのではなく、常日頃から日本人の味方をしてくれるスタッフを育てなければスムーズに事は運ばないのである。当然プジャリにも賄賂を渡し、外人なら拒否されることも、日本人グループには許されていた。欧米人はインド人やネパール人などを上から目線なので、同じアジア人としては味方につけやすかったのである。この根回しが上手いので、正観は、私の事を商売人というのであろう。

 

 2~3日後にスワミの集合命令が伝達された。マンディールの入り口の階段に、外人の長期滞在者がすでに集まっていた。議題は今後どうするか?拒否するかどうかであった。事の真相は、急激に成長するアシュラムに対して、あるババ系列のビッグなお寺が圧力をかけてきているとの事である。まあ~無理はないだろう?こちらはシルディーサイババ直系のシンボルになる聖地になるお寺(アシュラム)を建てているのである。

 

 生まれ代わり派(シルディーサイババの生まれ変わりと名乗っている)から見れば、将来的に信者が奪われる危険を感じらせるほどの急成長をしているのである。もうすでに、日本人も外人も流れて来ていた。アシュラムのアパートも4階まで完成し、ペントハウスの工事にかかっている。生まれ代わりのアシュラムからスワミのアシュラムに向かうタクシーは逐次情報を流さなければならない。その内カレスワールアシュラムに行くことは禁じられるようになる。そのアシュラムの周辺は商店やホテルやタクシー会社など多数あり、一つの町が形成されているので、訪れる人が減れば死活問題となるまでに、スワミは恐怖を与えた事になる。その片棒が私たち3人組である。多くの人は、何故?神様は神様同士でいがみ合うのかと言うが、神様がやっているのではない。それを取り巻く人間がやっているのである。利権を求めた連中がババを利用しているのである。

 

 ある時、その生まれ変わりアシュラムの街に行き、タクシーで帰っていると近くの村で降りてくれという。違うタクシーに乗り換えてくれという。なぜだ~と怒ると、カレスワール、アシュラムに連れっていったら、その町から追い出されるという。そのような状況の中でも日本人は流れて来る。無理はないだろう。タクシーで1時間くらいだから、2~3つのアシュラムの訪問もするであろう。

 

 スワミは直接合わず、今日はバンガロールのホテルに向かい、明日違うタクシーで来いと告げていた。スワミの急成長に恐れをなした、生まれ変わり派はスワミに条件を飲むように迫っていた。2月は世界的な行事であるシバラトリー祭があるので3月末までの回答を迫っていた。トラスト(財団法人)にし、役員を入れろと、生まれ代わり聖者は高齢なので、定期的にエネルギーの補給に来るように迫れていた。

 

 アシュラムには、州警察(アメリカではFBI)の立ち入り調査が頻繁に行われるようになる。滞在者の名簿のチェックなどは地元のローカル警察の仕事であるが、直接州警察がやって来るようになった。生まれ変わりアシュラムはトラストで州の管理下にあり、役人の天下り先でもある。その権力は州警察が握っていたのだろう。あからさまに仕掛けてくるようなった。狙いは私たち3人である。お金の出元を断ち切る目的である。

 

 州警察が来たら外人の伝令が来て隠れろと言う。私たちは逃げる。どのルートで逃げるか話し合いをしたこともある。塀を飛び越えて逃げよう~で、とウッシーと話していると、身の重い正観は暗い顔になる。ならアシュラムのどこかに隠れようとしたのだが、アパートまで探しに来ることはなかった。3月末に向かっての脅しであったのだろう。

 

 コインの裏・表で決めるかとか、話し合っていた。軍門に下るか?独立独歩を貫き通すか?決断の時である。当時トラストにする計画で、私たちも理事の予定者に入っていたのだが、どうもそのトップを要求して来ていたのであろう?、若いスワミの腹は決まっていたように思う。余りの横暴さに話し合いの余地は無いと思っていたのであろう。結論は拒否することで決まった。

 

 私は、ほとぼりが冷めるまでインドの各地を逃げ回るので、外人はアシュラムを出てハンピか何処かに身を隠せ。3人は、夜タクシーで移動してはならない。昼間移動しなさい。途中で立ちションしてはならない。別件でもなんでも警察署に連れて行かれたら終わりだ。今の私には助ける力はない。いいか?バンガロール空港にもお前たちの手配書は回されているだろう。この州以外の空港から日本に帰りなさい。

 

 チェンナイ空港のトップは私の友人だからチェンナイ空港が良いだろう。3月末前に、私たちは逃避する事になったのです。タクシーでチェンナイに向かい。チェンナイから日本に無事帰り着くと、新たな闘志が湧くのでありました。よし、向こうがそうなら、日本にスワミを招致しようと考えたのです。それから急遽、湯布院アシュラムの建設に取り掛かったのであります。

 

 


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NO648・・・コブラバイト伝授

2022-06-17 | 聖者

 伝授とは、法を授かる事であり、法を伝える伝法とも呼ばれる。エネルギーは、高い人から低い人に移すことは出来るが、低い人から高い人に移すことは出来ない。私たちは、太陽から温もりというエネルギーを授かっているが、私たちが太陽に温もりを与えることができないと同じと考えれば理解できるだろう。が、その太陽のエネルギーもいつかは絶える時が来る。

 

 今、スワミが10トントラックを動かすバッテリーをもっており、私たちは軽四のバッテリーを持っているとしよう。そのバッテリーに何回か移して頂き、今5000ccになっていると仮定した場合、それを増やすには自力行で増やして行くか、他力行の伝法で増やすかになるのであるが、ただ単にバッテリーだけ増やせば可能という事にはならない。

 

 そのバッテリーに見合う車体や電気系統や他の全ても同時に増やして行かなければならない。この事をスワミは、子供にランボルギーニ―のキイーを渡すようなものだと言う。つまり、運転技術も知らない子供に車を渡せば、たちまち事故を起こす。まして超スピードが出るランボルギーニ―を渡せば100mも走らないで事故を起こすという。ゆえに、車体や電気系統を作るのは私達だから、それの完成度を見ながら渡していくという事になる。

 

 特に電気系統は、肉体ではなくエネルギーに関するものだから魂に置き換えても良いだろう。この魂を育てるには、素直さが要求される。素直とは素(もと)に直結する意味をいう。素とは宇宙根源の神の事であり、宇宙根源から発せられる意識ともいえる。またそれを受け継ぐ大グルという事も出来る。すなわち裏返せば真理に繋がった人という事も出来る。

 

 神の意志は、人間に生まれた者は、傍(そば)にいる人の為に働かなければならないという。傍は縁がある人に置き換えることが出来る。ゆえにスワミは、ヒーリングをもって修行せよと言う。このヒーリングを行うには、自分が持っているエネルギーを困った人に差し向けるわけだから、自分のエネルギーは減っていく事になる。だからヒーリングが終わった後はへとへとになる。

 

 それを連続して行うと自分の身が危ないので、一人終わったら1時間休憩をしなさいと教える。また、ヒーリングの前に一緒に散歩するなどして親交を深めなさいと教える。ただ技術を持って行うのはヒーリングではなく気功治療という事になり、気功治療とヒーリングは明確に違うのであります。スワミが行うスワミヒーリングには、テクニックはない。病名に拘わらず、ただマントラとクジャクの羽で除霊を行い。第三の目からエネルギーを入れ、頭のエネルギーの調整をするだけである。

 

 これだけでは、整体治療や気功治療に慣れ親しんだ人には不信感を与えるので、ヒーリングテクニックのプログラムを組んだ時がある。私も今に至るまでには、テクニックを教えた時があるが、本来はスワミには、ヒーリングテクニックの教えは無いのであるが、私の言わんとすることを理解したスワミは、どこから引っ張り出したのか分からないが、テクニックを一回だけ教えた時がある。が、それからは一度もプログラムされてない。必要ないからプログラムからは消えた。

 

  要するに、上から下にエネルギーを移すのがヒーリングだから、自分のエネルギーを高めなければならない。この伝法には、どれだけのエネルギーが必要だから何人しか移せないのと、スワミが持っている法によって行われている。ゆえに自分が持っている魂に刻まれたエネルギーを使い果たしたら廃人となる。これを抜け殻という。肉体はあるが自分の肉体をコントロールするだけのエネルギーがなくなった状態を言う。

 

 このように7人にしか渡せない法は8人には出来ないのであります。コブラバイトの法は、スワミが一生に一人にしか渡すことが出来ない大大伝法である。1万ccのエネルギーは使うであろう大大伝法である。これを誰が授かるか?二階のジーザステンプルではざわめきが起こっていた。そこに村人の蛇捕獲名人がドンゴロス(麻)の袋に入れたコブラを持ってきた。

 

 スワミが煽る。袋から出したコブラは1,5mはあり、くねくねと這いずり回る。その光景を見た生徒は腰を引く。この時、私はスワミのやらせで、絶対中止にするであろうと思ていたが、だんだんと迫真に迫っていく。今からコブラバイトの行を行う。これを授かったものは一気に天界に行き神と遭う事になる。これが成功すれば悟りである。しかし、多くの場合は、失敗してそのまま死に至る。

 

 でも良いではないか。これから先苦労をしながら生きて悟りを目指すより、一瞬で悟られるのだから、これ以上の行は無いだろう。やりたい人手を挙げて、5人くらいが途中まで手を挙げる。やりたい者は、誓約書にサインをしなさい。死んでも一切の責任は自分にあり、スワミにはない。死んだ後政府に出す必要があるのでサインをしなさい。段々と止める人が増える。そこで、もう一度袋からコブラを出し、生徒の方にコブラを誘導する。ここで全員アウト。私は本当にやるのかと覚悟を決めた。

 

 最初から、スワミのシナリオは決まっていたのだろう。KEZO前に来い。お前がやるのだ。俺も九州男児覚悟は決めた。OK!やりましょう。私はナガナンダ、スワミにコブラの毒だしの伝授は頂いている。一か八かよ。死んでも悔いはない。早道かもしれない。と思うとともに、まさかスワミが殺人者になるわけはないだろう。失敗したら噂になりスワミは危険な聖者と吹聴されるだろう。などを考えていた時、奥さん宛に日本語で良いので遺言を書きなさいと来た。

 

 書き終わると、証人を一人選びサインをさせなさい。その時、社員も同行させていたので彼にさせた。心配はいらない。もし万が一の時は、女房に全てを話してくれれば良い。当然このような事が起こる事は理解しているので何ら問題はない。心配しなくても俺は帰って来る。その後二人の付き添いの女性と別室に入る。スワミが袋からコブラを出す。私は横たわって目を潰している。

 

 スワミが指を出せと言う。私の人差し指を持って、コブラの口の中に入れる。なんともない。スワミはコブラの口の中で指を動かす。その瞬間来た~!目の中は真っ赤になり、意識は遠のいていく。気が付いたら正観が私の足にヒーリングしている。あとから聞いた話だが、スワミが突然正観、正観、すぐ来い。KENZOが死んだすぐ来いと呼ばれたそうだ。そしてヒーリングで助けよと言われたとの事。

 

 正観のヒーリングのお陰か?うっすらと意識が戻って来ていた。何が起こっているか分からない。3人でゆっくり私を起こし、皆が待つホールに千鳥足で向かう。そこでスワミは手を大きく回し、手のひら一杯のビブティーを出し、私の口の中に溢れるほど押し込んだ。それで、少し快復したので、正観と一緒に部屋へ戻り眠る事にした。目が覚めたあと、全身に異常は見当たらないし、腫れもない。

 

 スワミもババの要望に応えるのが苦しかったのか、ババの指示か知らないが、ババの僕になり、その後、ババの教えが継承されるシンボルの建設資金を集める働きバチにさせられたのです。これが出来る可能性がある私に的を絞っていたのでしょう。それを全うできるエネルギーが注入されたのでしょう。また素直を認めて頂けたのでしょう。神は見返りは求めないと言うが、見返りを期待されたのかも知れません。 


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NO647・・・ババとのコネクト行

2022-06-16 | 聖者

 一か月間日本人3人の為だけに私のエネルギーを使うと外人の前で断言しました。これは打ち合わせもなく、急な事で私たちも外人も「ええ~」と大きなどよめきがホールに響き渡りました。まさか、本気ではないだろうと思っていたら、本当に実行することになるのです。このように、時として予期しない事を起こすのもスワミの特徴で、一度決めたら外人が何を言おうが去って行こうが続けるのが、スワミの怖さでもあるのです。

 

 翌日から、実行されることになりました。スワミが「ウッシー、ウッシーと呼びます。」ババステージに上がってアビシエイクを手伝えと呼びます。また、ウッシーウッシーと呼びスワミがシャクティーパットをします。ウッシー、ウッシーデーが何日か続く内に正観さんはイライラが募って行きます。それまでは、どちらかというと正観、正観とスワミに一番愛され、それが当然と思っていた正観をいたぶります。

 

 外人も同じで、日本人グループが形成されるまでは、外人主体だったのが天地がひっくりかえったので動揺を抑えることが出来ません。1週間たっても外人には目も触れず、ウッシー、ウッシーですから、正観も外人も発狂寸前です。ババクロスをウッシーに掛けます。少し時間を開けて正観に掛けます。今度は私の番かと思ったら来ません。ほうほう、少し正観をなだめ、今度は私をいびりに来たか?スワミの考えが読める私は動揺しません。

 

 これだけで、多くの人は、我慢の限界ですからスワミに良いように揺さぶられ。特にアメリカ人はもろいですね。忍耐がまったくないですね。それを観察するの楽しく行も行いながら、目は外人たちに向いていました。大きな行は毎日朝ババ像のアビシーエクをすることで、外人と合同行の時は、日本人中心で行われました。ババステージにはスワミの許可がなければ上がる事は出来ません。ましてアビシエーク(ババ像を洗い清める)なんか、外人が何年滞在しても許可は出ません。

 

 それを毎日することが出来るのですから、羨ましい、羨ましい、で気が狂いそうになるのは当り前でしょうが?私には苦痛が起こり始めていました。たまになら、感激もあるのですが、毎日となると修行ではなく、仕事をさせられているように感じるのです。なんや!罰則行やないか?というと、ウッシーは罰が当たりますよという。2週間経った頃、我慢の限界であろうか?外人たちの行動に変化が現れ出した。

 

 ホールで瞑想する外人の女性たちは、集中して瞑想が出来ない。ソワソワとエネルギーが粗くなっていくのが、コチラまで伝わる。今日はババに掛けていた大きな花輪が私たちに掛けられている。こんな行は、外人にはあり得ない事であり、見たこともないであろう。遂に、大口献金の大男が切れた。歩く音がホールに響き渡るようにドンドンとわざと音を立てて歩く。この大男はアメリカでかなり大きな会社のCEOをしていたのだが、会社の持ち株の半分を売却し、60億円を手にした。30億円を妻に贈与し、親しい人とアシュラムに滞在している。その時スワミに5~6億円献金したと噂されていた。

 

 その時、想像であるが、スワミは「おお~サンキュー、サンキュー!このアシュラムは、お前の物だ。大男アシュラムと名付けよう、好きなように使えば良い」とでも、言ったのだろう。この言葉は、この後の修行中に良く聞かされたので、インドでは普通に言われている事と思う。が、本人は信じたのだろうか?常に横柄な態度を通していた。この行のもう一つの目的は、私たちが天狗になるのを戒め、天狗になった外人たちの鼻っ柱を叩き折るのが目的の一つである事に、私は気づいていたので有頂天になる事はなかった。

 

 翌日長期滞在者の全員がガーデンに集められた。「私は日本人に一か月間全てのエネルギーを使う行を行っている。後2週間続ける。」そこで、また大男がブチ切れた。「スワミ、おかしいじゃんけ、俺たちは何のために滞在しているのだ。俺はもう我慢の限界だ。ちびの日本人どもを追い出してやる」みたいな事を言ったのであろう。スワミは怒った。「ここは、私のアシュラムだ。私がどうしようが、私の勝手だ。文句がある奴は今スグ出ていけ。」周りはし~となる。ドイツの女性は成長ホルモン入りの牛乳の為かでかい。アシュラムの部屋の前に置いているサンダルに足を入れたらぶかぶかだ。それがシーンと首を下げる。180cmはあるドイツ女も小柄(173cmくらい)のスワミには、たじたじだ。スワミが24~5歳ころの事であったが、エネルギーのせいか、大男も大女も子供みたいに見える。この私でさえ、エネルギーに圧倒され、息子と同じ年齢のスワミに頭を下げる。これがエネルギーだとエネルギーの凄さに逆らえない時がある。

 

 いくら大金を献金しようが、スワミはやる時はやる。これが怖いのです。ある程度までなら許されるが一線を越えるとやられるのです。一か月は長いですね。この期間ありとあらゆる行(ビブティーを全身に塗るや特殊オイルを第三の目に塗って頂くや)で浄化して、最後の仕上げは、ババステージの上で一晩ババマントラ瞑想を行い、ババと完全に繋がる事でした。私には、苦行でした。周りから見れば、一生に一度もないであろう特別行が苦痛でした。

 

 私は、瞑想では上がれない事になっていたのでしょう。人が絶対やれないセバ行でババのハートを掴むように生まれてきたのでしょう。特に私と正観は不真面目でした。3人で一緒に、必ずしなければならないマントラ行を3人は部屋で行っていました。ウッシーは、正観に怒ります。正観さん、真面目にちゃんとやって下さいよ。「わかったわ~」と言いながら、ベッドでジャパマーラーを繰っていましたが、2分後には、いびきが聞こえ始めました。駄目だ!こりゃ~、やっぱりとウッシーと私は目を合わせたのです。

 

 今、湯布院アシュラムでは、月に一回、特別行の資格者にババ像の横で二晩寝る行を行っています。これは、インドで私が授かった行を日本で行えるように回数をかけながら行っているのです。


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NO646・・・アートマリンガム

2022-06-15 | 聖者

 アートマリンガムとは、アートマが魂であり、リンガムはシバ神の男根の事を言う。これを象徴した物質が卵の形であり、これを再現するために聖者の胃の中で創造(クリエーション)される。アートマリンガムは、聖者の子供とも言われており、聖者の魂を引き継いだ子供と一緒に修行できるので、最高峰に近いものと言われており、これを手にするには、流れ星に当たる確率くらいと言い伝えられているのです。

 

 毎年、2月のシバラトリ祭の夜に世界中から集まった信者の前で行われる一大イベントであり、実際多くの人が集まる。アートマリンガムは聖者の胃の中で聖者の魂を削りながら長時間かけて育てられるマハーアートマリンガムと年12回は出すことが出来るアートマリンガムの二種類があり、違いは短時間で育てるか?時間をかけて育てるかによって、その意味は変わる。

 

 マハーアートマリンガムが聖者の子供という事になるのであるが、今は曖昧になっている。インドで行われる一大イベントであるのは確かであるが、聖者の全ての人が出来るのではなく、南インドのアーンドラ・プラデーシュ州で活躍する聖者に偏っている傾向が伺える。それも多くの聖者ではなく、本物のは7人くらいと言われているのだが、その祭典に参加する外人が増えた頃からは、インドの各地で行われるようになった。のだが、その殆どはインチキである。

 

 店には多くのリンガムが売られており、中にはそのリンガムを購入し、口に入れて吐き出す仕草をする聖者だらけである。それがインドでは当たり前なのだ。今が大事なインドでは、今、如何にして喜んで頂けるしかないのである。多くの人が集まって来るので、その人達を悲しませたくはないので、インチキでもなんでもするのです。それがインドの文化だと何度でも言わせて頂きます。

 

 アーンドラ・プラデーシュ州はサンスクリット語とほぼ同じ言葉が使われており、マントラの多くはサンスクリット語であるので、サンスクリット語を理解しなくては、マントラの効果も十分でないという。スワミは良く、ウッシーにサンスクリット語を勉強せよと言っていた。私には無理だと思っていたのだろうが、一度も言われた事はない。良い見方をするなら、そんな時間があるなら、セバに徹しろいう事なのだろう。

 

 そのセバのお陰か、誰よりも多くのグッズや法を頂くことが出来た。アートマリンガムも金・銀・黒・クリスタルと全部頂いたのは、私だけである。このアートマリンガムは魂のエネルギーを、スワミの想念によって創られるので、スワミが金と念じ続ければ金のアートマリンガムが出来る。それから、考えてもわかるのであるが、育てる時点で誰に渡すかは決まっているのでありますから、期待して集まる人の期待は裏切られることになる。

 

 そして、これを拝受される人は、スワミの心を掴んだ人で、将来的にババのお役にたつかどうかで決められる。私たち3人か外人で言えば本を書く人やババを多くの人に知って頂く活動をしている人に与えられる。ので、いくら多額の寄付をしても拝受されることはない。現実に大口献金の大男が拝受されるのを一度も見たことはない。その難しい事を、私は日本人に20個以上拝受させたのですから、外人はその力に恐怖を感じる共に嫉妬心のネガティブがアシュラム中に放出されていた。これほど外人のネガティブを受けながら交渉しいるのに、日本人からは感謝の気持ちは伝わって来ない。お金で買えるくらい思っているのか?スワミのハートを掴んだと勘違いしているのか?色仕掛けが通じるような甘いスワミではない。

 

 やっぱり簡単にやるべきでないと思うし、それかと言って、私に襲い掛かるネガティブに耐えきれない時もあった。ある時、私はスワミに隠れてくださいとお願したことがあるのですが、「何故だ~!これはインドでは一大イベントであり、全員の前で行う事によってネガティブを吹き出す大事な行事なのだ。」と言って最初は何回か断られたが、その内、実情を察知したスワミは、陰で出して頂けるようになった。金と銀は陰で頂いたものであるが、生徒からネゴシエーターに変わった頃、スワミはこのように言った「KEZOお前たちは、生徒でなく、私の横で指導者になる工程を歩み出したのだから、物に執着してはならない。与える立場にならなければならない。お前より必要だと思う人が現れたら、その時は手放さなければならない。決してグッズのコレクターになってはならない。」と言われたのです。

 

 ええ!スワミの子供であるアートマリンガムも手放して良いのですか?「そうだ、何もかも全てだ。その代わり相手を見なさい。与えるに相応しい者か考えなさい。特に私の子供を渡す人には十分気を付けなさい。そして物に対する執着を切っていくのだ。それが出来れば、お前が思う事は叶うようになるだろう。!」この時、スワミのサンカルパ(想念の力)が私の魂に植え込まれたのです。「思えば、叶う力」が与えられたのです。その条件として、どんなに大事なグッズでも手放さなければ叶わない事が、設定されたのです。

 

 今回もプログラムが成功してババの献金が出来ますようにと祈りながら、その後協力者に渡していき、私の手元になくなるか、どこに置いたかさえも わからない状況ですが、どこか探せば出て来るかも知れない。ですので、一度手元に届いても誰かに回すわけですから、私が拝受されたのではなく、日本人の誰かに渡る物だったのです。

 

 アートマリンガムを拝受した日、数人の外人の女性から見せて欲しいとお願いされた。OKと言ってその人の手に握らせた。握らせてくれることにビックリした彼女は、有難うといって涙を流していた。順番に好きなほど握れば良いと自由に使わせていた。私は、彼女に外人も拝受されているのに、彼にお願いすれば良いでは無いかと尋ねると、今まで一回も見せてもくれなかったという。隠して自分だけでこっそり拝んでいると言った。これが外人の勝手主義なのだろう。外人はアートマリンガムを授かる時、これ見よがしに大きなゼスチャーで拝受される。

 

 有頂天な者が、同じ国の人にも触らせないで、見せもしないで、ババのハートを射止めることは出来まい。拝受された意味さえ理解していない。マヌケばかりだから次から次に日本人に拝受される事になったのだ。その後一人一人に第三の目にシャクティーパットをしてあげたら、その光景を見た多くの外人が押し寄せて来て全員に行ったのであります。ある者をマリア様を見るように涙を流して私を見つめていた。その時は、私も聖者気取りで心地良かった事を思い出す。こいつら、全員俺の弟子にしてやろうかと悪の囁きが聞こえたが、英語が出来ないので無理。英語が出来なくて良かったと思う。

 

 日本では、女房と義理の母が会話している。女房に義理母は言っている。最近頻繁にインドに行っているが、インドに愛人が出来てるんじゃないか?その内黒い子供を連れて帰るかも知れんでと、女房を脅している。女房は、日本にもいるかわからんし、黒い子が増えるだけでびっくりもせんは、と言っている。私は黒いのではなく、白いのかも知れんぞと言っている。本当に英語が出来なくて良かった。良かった。

 

 アートマリンガムは胃の中で魂のエネルギーで育て、臨月の日の夜に牛乳を飲み咽喉で物質化して吐き出す。ある時、どう間違ったのか?横向きに物質化をしたのだろうか?リンガムはやっと出したが声が、出ないスワミは、私の方を見てウーウー言いながら来いと手招きしているが、私の横にいる者との境界線があいまいで、行きたくて、行きたくて堪らないが、行けないという苦しみが私に伝わってきた。私は、彼の背中を押した。そして有頂天にさせた。後からこっぴどくスワミから怒られた。「お前に来いと言っただろう」とこっぴどく怒られた。アートマリンガムは誰でも良いわけではないのだと怒られた。私は隣の人のネガティブに負けた。が、後悔はしていない。所詮、物だと自分に言い聞かせ、その気持ちだけで十分だとババとスワミに感謝した。


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NO645・・・スワミと菩薩行

2022-06-14 | 悟り

 満月行と寒さと雨の為か?少し体調を壊しかけ、今朝は2度寝で目が覚めたら8時でした。おまけに昨日抜歯で食べる物はスープだけでしたが、これも神が腸の掃除をしなさいとの事でしょうから、特別お腹が空いた感じはありません。今日も雨みたいなので、温泉に行ってホームページの整理をして、太陽を待ちます。ドッグランやトマトなどの緑が水を求めていたので、私にとっては恵みの雨です。

■本題・・・・菩薩行とは

 菩薩様は、見返りを期待しないで、人々にエネルギーを送る一方通行なのですが、ただ単にエネルギーをばらまいているのではなく、菩薩さまに手を合わせる人のみに送る事が出来るシステムになっています。菩薩さまは石造などや香木で作らていますが、本来はエネルギーですから、信仰の造形物がなくても、手を合わせて対象の菩薩様にお願いすれば良いのですが、私たち人間は、形があった方が対象が分かりやすいために物に手を合わせます。

 

 インドの乞食はお金がないために、神像を買う事が出来ませんので、風に舞って落ちてきた神様のポスターなどに手を合わせています。ゆえに自分の好きな神様でなくても、拾った写真がたまたまカーリ神だったらカーリー神にお願いすることになります。そのお願いごとの一番は、今日も食べれるように、多くの施しをお願いします。で二番が健康に関することが多いようです。

 

 ですので、信仰とは、お金がなくても出来ますし。遠くインドまで行く必要がない事になります。が、これは、あくまでも信仰であって、私たちのように法を求める者は、そうは行きません。足を棒になるまで、秘境であろうが、どんな危険なところであろうが、どんなに年数がかかろうが、行動しなければ巡り合えないものなのが普通なのですが、簡単に手に入るとありがたみを感じないのでしょうか?

 

 多くの人はチャンスを逃がしてきたと、後から振り返って思います。また、簡単に価値のわからない人に与える交渉をしたかなと、思う時もあるのですが、ババのシンボルを作るための建設費に追われていたので、バーゲンセールの連続でした。結果、安物買いの銭失いで、今では数人を残してありがたみは消えていると思われます。法に当たるのが早すぎたのですね。機が熟してない時に大聖者に簡単に巡り合ったのですね。

 

 私がスワミの補佐を行った12年間が菩薩行で、誰よりもスワミの裏も表も知っている第一人者であることは言うまでもありません。ファーストステージとセカンドステージでは、スワミが営業をしていたのです。このオイルがいる者は手を挙げて。手を上げない人には、お前、何故手を挙げないのだと悪徳セールスマンのように追い込みをしていました。そらそうでしょう。ツアー費をやっと捻出して参加している主婦に向かってそれは、無いでしょう。

 

 それを2回見た私は、リーダーになる時、スワミに汚い事は私がやるので、一切営業はしないように確約を取りましたが、その後も私に隠れて営業するのを見たことがあるのです。その行為を私たちは一本釣りと陰で言っていたのです。それでスワミとの直接交渉は禁止したのですが、人間って奴は、直接スワミにお金を渡したいのでしょうか?後で、みんな手抜きをされぼやいていました。釣られたのですから仕方ないですね。「魚の親が・・・坊やその餌は危ないから食べてはいけませんよ。」と言っているのに、食べたのだから、当然の結果なのです。霊性の道も同じで道を知っている人の横か後ろを歩かなければ遭難するのです。遭難とは、悪の道に誘い込まれるということです。

 

「みなさん。スワミは世間で言われているような立派な人ではないんですよ。インド人なのですよ。今良ければいいんですよ。今だけなんですよ。明日や将来の信用なんて気にしてないんですよ。先にお金を与えたら手抜きれますよ。」とアドバイスしても、そんなことは無いと誰も信用しなかったですね。自業自得ですから、ぼやくだけでした。

 

 そのような時期、KENZOは私たちからお金を集めて自分だけ特別な行を授かっているとの、やっかみが少数から出てくるようになったのです。本当にどこにもいるゲスな考えの人がおり、周りを巻き込むのですね。文句があれば、自分だけ一人で去れば罪も作らないで良いのですが、その人は大きなカルマを背負う事を知らないのです。これらの行為は、裏仏教では、五虐罪といわれ、この五つを犯した者は絶対神・仏にしないという掟がある事を知らないのです。中には、自分の生徒に貴女にはまだ早いわよと、プログラムの受講を止めさせるのです。

 

 あんたは神か?生徒でも貴方より魂の高い人がいることを知らないのですか?弟子の成長を止める行為であり、折角ババに近づけるチャンスを奪う行為は五虐罪(ごぎゃくざい)に当たるのです。カルマ発生ですね。それも大カルマです。ババと私の邪魔をしたのですから大カルマです。その人は、私を見るな、ババを見なさいと教えなければならないのです。そして、貴方の直観に従いなさいと指導しなければならないのです。それを、誤ると永遠に直感力(ミラクルの1つ)が得られないのです。インドでよく見かけた光景ですが。お寺に行って、100ルピー(200円)お賽銭をしようと思っている人に、そんなにしなくても良いよ。10ルピーで十分だよと指導している人がいました。結果カルマの解消が少なくなりました。・・・・

 

 

 五虐罪の一番目は、親不孝をしてはならない。この尊い人間界に生を授かったのは、親がいての事だから、絶対親不孝はしてはならない。目でにらむことも、口でののしる事もしてはならない。二番目に師を傷つけてはならない。に、続いて法座の邪魔をしてはならない。人を同調させて一緒に去ってはならない。これらのどれかに当てはまる事を平気でするのですから、度胸がいいと言うのか、無知というのか?恐ろしい事を平気で行い。大カルマを積むことになるのです。

 

 それらの時期が来ていたので、私は正観さんとウッシーに相談して、生徒と師の関係を絶つことにしたのです。スワミと生徒の交渉役(ネゴシエーター)に徹するようにし、今後、全てのグッズや法は要らないと断言したのです。スワミは気持ち良く了承(ババ公認)し、その日から、スワミの横を共に歩くようになったのです。これが正解だったのですね。それまでは、私たちをコントロールして置けば、どうにでもなるのであろうと思ってか?2~3年はアートマリンガムは3人の誰かが拝受していました。アートマリンガムについては後日書かせて頂きます。

 

 確かに、スワミに釣られていたこともありますが、多くは実力なのです。私は実力で、その後もいろいろ拝受するのですが、これは仕方ない事でスワミとは五分の交渉をしていました。そらそうでしょう。私が企画してスワミが実行役ですから、手抜きしたら、私は怒りますし、喧嘩もしますよ。これが、できなければ多くの人は会費は払ったが実は無かったで日本に帰ることになるのですから、私はやりましたよ。大聖者相手に戦いましたよ。これも何らかの縁(ババの後ろ盾)がなければできなかったでしょう。当時ジーザスに手抜きだと文句を言える側近がいたでしょうか?少し考えれば分かる事ですが、私は絶対にスワミに言ってはならない事も言えるネゴシエーターに徹したのです。結果はババに全てを任せて行ったのです。

 

 このように菩薩行を行うには、人々を救済することがお役目ですから、人々を対象に考えなくてはなりません。そして、見返りを求めるのではなく、全身全霊でその人を助けなければならないのです。その地位が菩薩であり、菩薩はそのお役を全うした後は、如来(神・仏)になる事が約束されいる修行僧なのです。人間に生まれ、数々の試練を乗り越え、53段階を目指していきます。東海道53次とは、この仏教から当てはめれているのであり、53段階に登ったものは落ちることがない位でもありますから、心配することなく、お役を果たせば良いのです。

 

 ゆえに、東海道を歩くにおいて、追剥にあったり、人に騙されたり、また谷底に落ちたりといろいろの試練があるように、修行の道には、師を疑ったり同門をライバルしたりと、試練がありますが、それに耐えたどり着くところが53番目なのです。そこを目指すのが人間に生まれた目的なのです。ゆえに人生で悩んだ人は53番目を目指す為に生かされていると明確に知る必要があるのです。

 

 スワミは、好青年に会社に残るべきか、霊性修行に入るべきかと相談を受けた時、すぐ辞めてアシュラム来なさいと即決しました。これが人間に生まれた目的であり、ありもしない、幸せを求め続けるのは、迷路のようなものであり、どこまで行っても到達点は無いのです。至福感を味わえることはないのです。そんな幻を追い続けるより、必ず結果がある菩薩行をすべきと思うところです。この道は苦しいですよ。私がスワミと生徒の板挟みになり、人間の泥泥を見続けたり、たとえ陰で悪口を言われても、詐欺師と言われても、相手が殴りかかてきたら、殴らせ。その相手にも愛を与えなければ、たどり着けない道である事を、肝に銘じて進むことをお勧めします。この道は古人の大聖者より永遠に引き継がれていく道なのです。菩薩道なのです。人間が大きくなる道なのです。1億円ドネーションするより尊い道なのです。神の為に奉仕して自分が神(さとり)になれる道なのです。お金を必要としない修行の道なのです。

 


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NO644・・・チケット紛失

2022-06-13 | 聖者

 ミート&ミートのイニシエーションが終わって数日間アシュラムに滞在した後、正観さんと二人でバンガロールに向かい買い物などして帰国することになった。日本に帰ったら仕事が山積している。社長業とセバの二足のわらじを履きながら、気の里(栃木県にあった合気道の治療法)で行われるスクリーングに年4回行かなければならない多忙な時期であった。

 

 バンガロールに着きホテルで帰りの支度をしている時チケットがない事に気が付く。当時のチケットは今の様にパソコンで打ち出すものではなく。小さな字で注意事項や説明文が書かれた綴りの中の1枚になっていたのであるが、その綴りの中にチケットが入っているとは知らなかったゆえに、チェンナイのホテルで整理しゴミ箱に捨てたのであり、今の今まで気が付かなかったのであります。私の頭の中のチケットは、映画館の入場券などの少し厚めの物と思っていた。

 

 どうにかなるさと、空港カウンターに行くが再発行は出来ないという。そこで困った二人はシンガポール航空の事務所に行き、説明するが、再発行は警察の証明がいるとのことで、近くの警察署に行くと、担当部外だとのことで違う警察に行くように促される。そして、行き説明するが、ここでも担当外だと言う。空港で失くしたのであれば空港警察の担当だから空港に行けと言うが、失くしたのはチェンナイのホテルである。失くしたというより間違って捨てたのであるが、どうも警察はやる気がないようにも見えるし、違う意図があって、たらい回しになっているように直感が働いた。

 

 二度目に行った警察の所長の仕草というか言葉がどうも引っかかる。お前たち、コーヒーと紅茶のどちらが良いか2~3度聞かれたことが気になる。普通コーヒーとか紅茶を出すだろうか?何か机の引き出しを開けたり、ポケットに指で物を入れる仕草をしたりと、普通と違う仕草だったことを思い出し、もう一度その警察署に行くことにした。そして、どこの警察も駄目だったことを告げると、そうだろうというような顔になり、また、コーヒーか紅茶のどちらが良いか尋ねる。

 

 これは賄賂の隠語だと気が付いた時、2~3人いた部下を部屋から出るように指示した。これで間違いないと確信した二人は、いくらが相場か分からないので少し多めと思われる1000ルピー(2000円)を小さく折り畳み渡すと、ちらっと見て胸ポケットに入れた。このような事が結構あるのであろうか?紙とペンを出し、それでどうした?ほ~チケットを失くしたのか?それで空港で失くしたのか?OK,OKと言いながらすらすらと書きていく。こちらのいう事は嘘であろうが、何でも書いてくれる。

 

 後から考えたのであるが、空港事務所と警察はグルではないのだろうか?本当ならシンガポール航空などの信頼のおける航空会社なら事務所で対処出来るであろうに、航空会社と警察の癒着のシステムだと思った。こちらの言う通りに書いて頂ける警察の証明書が何の役に立つだろうか?警察の印鑑一つ押しておけば良いのであり、文書は何でも適当に書いて置けば良いのではと思ったが、それがなければ帰ることが出来ないので賄賂も仕方ない。

 

 このようにインドの公務員は給料が安い故か賄賂だらけである。車の免許がなくても運転する。たまたま検問にあったら賄賂。なんでもワイロ、ワイロ王国である。そして権力は絶大である。別件であろうが、なんであろうが、自分の気分次第やワイロでどうにでもなる国である。日本の常識で考えては、インドでは暮らせない。インドだけでなく、東南アジア全ての国は似たかよったかである。

 

 ゆえに、権力に逆らったら大変になる事は想像できることであります。とにかく日本に帰ることが出来たのでハッピーだと思わなければならない。そして次の準備というか仕掛けを始めなければならない。スワミもインド人だから、インド人になったつもりで、インドの聖者から考えたプログラムを考えなければならない。すべては、ババの指示によるババの為の使命を果たさなければならない。寝る間も惜しんでやらなければならない。

 

 過去を振り返って分かる事であるが、当時は本当に神がかり的に全てが上手く行っていたように思う。4人が一体になって前に進む目に見えない力に操らていたように思う。この4人のチームワークがなければ、とても達成できなかったであろうことが達成できたのは、自分たちの力だけではなく、裏で応援して頂ける力があっての事だったのだろう。神の為に、神から見た行動を常に行えば神は力を貸してくれる。神から離れて私利私欲で行えば流される。

 

 自分の為ではなく、人々の救済を無償で行えば神と一体になれる。これらを通じて確信していく事が、行の成果であり、一番難しく、一番苦しい道が、神と一体になれる事を身をもって掴むことになる。そしてずっと神と共に歩くことが出来る。無償の救済が菩薩様で、無償でなく営利を目的にしたなら流される。表裏一体である。私たちは一生賢明に無償で行って出来上がって行くと、苦労をしない人の口から、ビジネスという言葉が出てくるようになる。これが別れの時で、その場所にいては、自分も腐っていく。一生菩薩行に徹し、神と共に歩きたいものである。スワミはセバ(無償の奉仕)に勝る修行はないと常々言っていた。それを通した結果ババは私の魂の中に安置して頂けた。

 

 苦しい時もあった。人より多くの苦しみを味わった。その時は苦かったが、今は甘く感じる。その苦しい中を4人タッグで乗り越えた。今、思えば史上最高のコンビであった。世界一のコンビだったと思う。「縁とは、会うべき時期に会うべき人に出会うという。偶然ではなく、必然的に出会うという」。ババによる神縁であったと確信しているところです。

 

 

 


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NO643・・・ミート&ミート伝授

2022-06-12 | エンジェルスティック

 霊性修行の旅が無事終わり、多くの参加者を日本まで引率し、大分に帰りついて休息しているところに、インドに残っている正観さんから電話が入りました。にこにこした嬉しそうな声で「健ちゃん、今度スワミの肉を埋め込む伝授がドワルカマイで行われることになったので、健ちゃんも受けれるようにスワミと交渉したら、シュワ―と言ってOKしてもらったので、すぐ来て」と自慢げに連絡が入りました。

 

 一瞬えっと思ったのですが、これは二度とチャンスは無いだろうと思い、会社の仕事もほっておき、飛行機のチケットの手配などで大忙しです。何でインドにいる時に言ってくれないのだと、スワミを憎むとともに、メンバーに入れた喜びと半々の心境だったのですが、行く事にしました。時に、このような過酷の事をババとスワミは仕掛けてくるのです。ゆうなれば揮(ふるい)にかけて来るのです。

 

 来るか、来ないかテストを仕掛けてくるのです。ここが分かれ道でもあるのです。その時の判断によって運命が変わる分戯点なのです。左右どちらの道に進むかの分戯点になるのです。当然、その時はどちらが良いか判断は出来ません。会社の金策が大変な場合もあるでしょうし、家族の問題もあるかも知れません。苦労の道を選ぶかは本人が決断しなければならないのです。今、儲かる話や将来20年後に花が開く場合もあるでしょう。

 

 この決断を即座にしなければなりません。この即座の決断を迫って来るのです。行けば当日券の高いチケットを探さなければなりません。格安のチケットの倍はするでしょう。ホテルも高いでしょう。安く見積もっても50万円は必要です。どうする。神は試して来るのです。かわいい子には旅をさせろや、千尋の谷に我が子を叩き落す事に類似した厳しい試練を与えられるのです。生き残った者だけが王者になれるのです。

 

 人は、王者を見て、いいわね、いいわね、と羨ましがるでしょう。だが、その時、貴方が楽な方を選択したことを忘れているのです。人生も同じです。成功した人は必ず人より苦労して栄冠を勝ち取っているのです。その苦労が成功を勝ち取ったのです。失敗する人の共通点は泡銭(あぶく銭=バブル)を追いかけるのです。悪魔が囁く楽して儲かる金儲け話に耳を傾けるのです。悪魔界の餌に飛びつき精も魂も吸い尽くされ悪魔になっていくのです。

 

 スワミは、その人達を神の世界に進まさせるための道具として、ミラクルの力を与えられているのです。それを行う気もなく、自分の為に、それも金儲けの為を考えている人に与えるでしょうか?ミラクルだけではなく、ビジネスの世界でも試はやって来るでしょう。その時は、苦しい道を選べと私は、言いたい。それも、人がやれない事をやれと言いたい。人から変わり者と言われるくらいの事をやれと言いたい。神の世界と現世界は真逆と言われているのですから、変わり者は、神の世界では正当なのです。

 

 普通から、考えれば、私が帰り着くのを見計らったように、重大な行を始めますか?スワミ、またの機会にお願いしますと言えば、そのようにして頂けるのが、師ではないですか?そして、OKが普通ではないですか?しかし、神の道は、人間界の常識では動いていないのです。人間界の常識は、神の世の非常識なのです。人間界の非常識は、神の世の常識なのですから、私が非常識と思う事はスワミの中では常識なのです。

 

 ですから、このような事は今後も普通に行われるのです。スワミは私に、悪い事をしたなどは毛頭思っていないのです。当たり前の事をしているのです。正観さんとウッシーは残って、私は引率で帰らなければならない。何故だ~と、叫びたい。それが、カルマなのでしょうか?私は前世で相当悪い事をしたのでしょうか?といろいろ考えながらシンガポール航空でインドに向かう事になったのです。

 

 チャンゲ空港経由チェンナイに向かう。英語が出来ない海外一人旅である。今なら手振り身振りで世界中に行く自信はあるが、当時はその技法は会得してない一人旅である。チェンナイのホテルに入り、ほっとしたのか?ぐっすり眠り翌日バンガロールへと向かうのであるが、荷物を軽くしようと思い、いらない物をゴミ箱に捨てる事にした。魔が入っていたのであろうが、帰りに大変な失敗に気づく事になるのです。

 

 バンガロール空港からアシュラムへプリペイドタクシーで向かう。休憩をはさみ3時間の行程である。アシュラムに着くと正観さんは、誇らしげに、」「健ちゃん、僕が交渉してOKさせたからね」と自慢げに恩を着せるようにいう。当然、私は感謝しているので、日本食の差しれを渡す。この時、正観さんが悪い人間で私をライバルと思っていたなら、交渉は無かったであろう。この様に純粋な正観さんが好きだから、その後、長い年月大きな喧嘩をすることもなく使命を果たすことが出来たのです。

 

 この時、楽な道を選び、今度お願いしますとスワミにお願いしたらOKと言ったでしょう。が、いつまで待っても、それはやって来ない。インドのまたな。や、考えておくと言う言葉は、断りの言葉なのです。セールスマンが説明して、気に入って頂けたと思い、ハンコをお願いすると、今は忙しいので後日なという。期待を膨らまし、後日伺うと、怪訝そうな顔をされる。そして、今日はハンコを頂きに来ましたと言う。えっ!って言われる。ですから、先日、後日契約をして頂けると言ったではないですか?また、えって言われる。だから、また今度なって言って断ったではないか。いいえ、OKと言ったではないですか?OKの前に今度の語句が入ると断りになるのです。セールスマン????

 

 ですから、スワミの今度や考えて置くは断りなのです。チャンスは、今しかないし、一度しかないのです。セールマンは今しかないチャンスを逃がしたのです。このチャンスを逃がしたのは、自分であり、あの人は運が良いと言いますが、そのチャンスを逃がしたのは、自分だったのです。成功した人は、失敗し続ける人に言います。あの時、貴方にもチャンスはあったでしょう。チャンスというものは、平等に天から降って来るのですよ。その時、貴方は手の指を開いていたでしょう。その隙間から運は下に落ちたのですよ。

 

 私は、いつも指を閉めて情報をキャッチします。そして情報が正しいかどうかは、神の立場、即ち真理に照らして検討します。その真理は、人々の為に役立つかどうかです。幸せにできるかどうかです。それが可能なら例え20年かかろうが挑戦します。貴方は、その時、すぐに儲かる話の方に言ったでのはないですか?

 

 夜、ドワルカマイに7人が集められました。スワミが一生涯に7人にしか与えられない大伝法なのです。私が追加される前に7人は選ばれていました。私は1人追加して8人に伝授されると思っていたのですが、違ったのです。これは厳しい神の制約があり。8人には与えられない伝法だったのです。はじき出されるのを予期したのでしょうか?大男が私の前に座り、スワミに見えないようにしたのです。私の倍はある大男ですが、無駄な抵抗を子供の様にしていたのです。

 

 スワミは冷たい氷のような人だと思った。外に出れと何度か命令するが出ない。それを見かねて、ドクタークリントンは、大男を諭す。大男、お前スワミが言っているだろう。低い声で言う。スティーブン、ジョブスに似た小柄なドクタークリントンは言う。早口でなまりがあるような英語でいう。私は、話すことは苦手だが聞く方は大概の事は理解できるが、ドクタークリントンの英語は分からない。雰囲気で分かったのだ大男はしぶしぶ出て行った。

 

 それから、ドクタークリントンが、水中伝法で切った反対側の太ももを切る。5cmほど切って小さい大豆くらいをピンセットではさみながら切り落とし、生徒の太ももに植え込む。素早い。適格、上手い。ドクタークリトンは、たんたんと順番に行っていく。縫合する。とにかく早く上手だ。7人終わったが血液型は同じだったのだろうか?失敗した話は誰からも聞かれない。ドイツ人2名アメリカ人2名日本人3名。またしても日本の勝ちである。

 

 この伝法は何を意味するのか?肉を肉に移したのだから兄弟分の契りの儀式とも言えるのかもしれない。後日、スワミから離れ放浪の旅の先々で聖者に尋ねるが明確な答えを聞くことはなかった。昔、何人かの聖者が行ったそうだが、全ては秘密で行われるので詳しい事は知らないという。これ以上は述べることは出来ないので想像して頂ければ良いと思うのですが。今でも、私の肉体の中で、スワミが生き続けているのは事実なのです。


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NO642・・・満月行でビジー

2022-06-11 | 悟り

 満月行の予定日:7月16日・8月13日・9月10日・10月8日です。

 昨夜は、古い生徒のゴッドヒーリング行で終わったのが1時でした。今日は夕方より満月行を開催し、ご神木プージャを22;00時より開催しますので、お申し込みの方は、なるべく手を合わせて御祈願下さい。お申込みしていない方は、手を合わせてエネルギーを受け取る事によって浄化が出来ます。お申込み方法やドネーション(お願いごとによってはT皮を使って行います。判断は当方にお任せください。)などはお問い合わせください。ベンガル虎皮を使って行う特別プージャ(遠隔ヒーリングの効果あり)も承っています。■なお、御神木プージャは、ババの代理(エネルギー)で行っていますので、ドネーションの全ては、香木とオイルの購入費とババの設備費の一部に使わせて頂いています。

■ご神木プージャ体験談を頂きました。

 「職場の人間関係が大変よく改善され、日々の仕事がうまく回りやりがいがを感じられるように」とお願いしましたところ、プージャ前にもかかわらず、お送りしてその次、の出勤日に早速上司から「この仕事をお願いします」と指示されまして、徐々に御神徳?が現れるかなと思っていましたが、早速の効果?功徳?で、とても驚きました。そのころまで気持ちが行き詰まっていましたが、先行きが見通せ始めました。また今月も御祈願をお願いします。

 

WTの記事のご紹介 

 福岡県大牟田市動物園で飼育していたホワイトタイガーのホワイティ(雌21歳)が31日、死んでいるのが見つかった。死因は老衰。県内の動物園で唯一のホワイトタイガーだった。

 市動物園によると、2003年から飼育し来場者を喜ばせたが、4月ごろから食欲が落ちていた。椎原春一園長は「高齢になるまで頑張ってくれた。ありがとう」とコメントし、6月1日から獣舎前に献花台を置く。

 ホワイトタイガーはトラの白変種。国内は約40頭、世界でも約250頭が飼育されているだけで国際自然保護連合(IUCN)は絶滅危惧種に指定している。【降旗英峰】

 


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