霊性修行には、お金がかかると良く聞きますが、本当にそうなのでしょうか?また宗教は騙して大金を要求されると聞きますが、本当なのでしょうか?私は個人的には、大金を使い、現在に至るのですが、後悔はしてなく、満足しています。この満足するか、後悔するかは、結果によって決まると思います。
そして霊性修行を始めるきっかけは、人それぞれであり、何を目的に始め、どのような結果を求めているのかにもよるでしょう。私が、この道に進んだきっかけは波動からでした。バブルが弾ける頃の2.000年は波動理論が一世を風靡し、あらゆる治療家があたかも専門家のように吹聴し、測定器を購入し治療に応用していたのですが、結果はどうなったでしょうか?
多くの人が参拝するシルディー村。何もなければ多くの人は参拝しません。目に見えないエネルギーが実在している事を、魂が知っているからエネルギースポットに人は集まるのです。
現在測定器を使っている方は見かけません。私も当時は金銭的に余裕もあったので、アメリカ製や日本製やドイツ製の測定器を数台購入し、研究したのですが、測定結果はまちまちでした。その結果を得るのに300万円以上は使ったでしょう。それだけではなく、いろいろの高額(合計500万円くらい)なエネルギー治療器を購入し試しましたが、結果は同じく私が求めた結果には程遠いものでした。
そこで気がついたのが、それらの機械を使いこなすには、自分の境地を上げる以外にはないとの結論に達し、インドに向かう事になったのです。もちろん、私が求めていたものは、ジーザスヒーリングであり、ブッダヒーリングであり、シルディーサイババヒーリングであり、あらゆる神々が奇跡を起こしたヒーリングを求めてのインド行きでしたので、結果は満足していると云う事になります。
確かにその治療法があったから満足しているのです。自分が出来るようになったから満足しているのではなく、悪霊の存在が運命や病気に関与していることが、結論的にわかったから満足しているのです。それまでの私は、悪霊や呪いなどに対しては否定論者でしたが、それを抜きにしては、どうしても解決できない事実に直面するに至り、避ける事ができなくなり認めるようになったのです。
秘境のナーガランド州(コヒマ)。多くの秘境の町にも秘伝を求めて行きました。
ここに至るまでには、氣の大家である植芝守平の一番弟子であった藤平光一先生の門下生として4年間学びました。未知の見えないエネルギーを知る為に肉体をもって学んだのです。当然秘伝を得るためには時間もお金も必要であります。ですから、本人がどこまで求めるかによって道は違って来ると思うのです。
自力行は、あくまでも自分の悩みを解決する道ですので、その解決法である瞑想を行えば良いのでお金はかかりません。が解決方法である瞑想が、何故必要であるかを究明しようと思えば、お金も時間も必要となります。ですから、お金を掛けない修行法を望むなら、神の言う事を疑う事無く黙って実践しなさいと、神は云うのであります。
その裏に隠された真理を短期間(一世代)に学ぼうとすれば、秘伝を学ばなければなりません。秘伝とは裏に隠された秘密の教えですから、簡単には教えて頂けないのは当たり前でしょう。合気道の世界でも秘伝中の秘伝は、それなりの境地と人格が完成するまでは教えて頂けないのです。と云うより身につかないのです。技ではなく道なのです。道とは魂が進むべきところなのです。ですから魂を成長させなければならないのです。ヒーリングテクニックを学ぶのではなく、魂を成長させる道を学ぶのが霊性修行なのです。
コヒマに向かう途中の出店で休憩中。
秘伝を得るには、「金のわらじを履いて里を探せ」と教え継がれている様に、金で作った草鞋がすり減る程の時間とお金をかけ、金襴緞子を身に着け、偉そうにしている高僧ではなく、普通の人のように里で、ひっそり暮らしている法を持った人を、一生かけて探せと教え継がれているのです。まさにシルディーサイババの一生と似ているではないでしょうか。