バンドラのカヤスタ・プラブという紳士は長いこと不眠に悩まされていた。彼が眠ろうとして横になるとすぐに、亡くなった父親が夢に現れて彼を口汚く罵りきつく叱るのだった。これにより彼は眠りを妨げられ、夜の間中心が休まらないのだった。
毎晩これが続くので、彼はどうしてよいか分からなかった。ある日彼はこの件でババの帰依者に相談をした。彼は自分が知っている唯一絶対確実な救済策としてウディを薦めた。彼はいくらかのウディを分け与えて、ベッドに入る前に額に少量を付け、ウディの包みの方は枕の下に置いて寝るようにと言った。
彼はこの処方を試してみると、彼は快眠を得ることができ、何の邪魔も入らなかったので、大変に驚き喜んだ。彼はその治療法を続け、常にサイのことを思い浮かべていた。それから彼はサイババの絵を手に入れ、枕の近くの壁に掛けて毎日礼拝を初め、木曜日ごとに花輪のナイヴァイディヤを掛けるようになった。それから彼の具合はよくなり、悩みのことはすっかり忘れてしまったのだった。