癒しの森 湯布院(仙人の健康相談室)  


人を、そして自分を癒し真なる喜びをもたらす
   
        人生の生き方を学ぶ 癒しの森湯布院

NO800・・・氣・血・水

2019-12-04 | ヒーリング
 病気は、氣が病むと書きます。また病は気からと言います。身近な人が病気になったら氣をしっかりせよと励まします。また氣のせいだと言います。弱気だから病気になると言います。この氣とは一体何なのでしょうか?気は目にも見えず、匂いもなく、触ることもできない摩訶不思議なものだが、全宇宙に確かに存在しているものだと古の賢人は言います。

 魚は陸地に上がるまで水の存在は知らないが、金魚鉢から飛び出た金魚は初めて水の存在を知ります。穴の中で工事をしていた人が酸欠で死ぬ場合があります。この酸素も目には見えないもので、掴むこともできないが存在しています。

 漬物の材料になる大根や人参や梅は目に見えない微生物の餌です。長く漬ければ漬けるほど微生物は強くなります。その微生物を食べるのであって材料が主役ではありません。昔の武士は、玄米のおにぎり2個と漬物で重たい鎧兜を身に着け戦っていました。

 気とは、エネルギーなのです。だから人間は気と言うエネルギーで動いているのです。腹を空かせる現象は気に必要な微生物を食べさせるためのシグナルなのです。微生物は大地を育てます。そこでできた氣を人間や植物や動物は恵まれて生かされているのです。

 気は血液に作用し、その次に水に影響を与えます。ゆえに氣が病むのが病気の原因であると言っているのです。氣が病めば血液の働きは鈍ります。血液が鈍れば水の働きも弱ります。水の中にはリンパ球も免疫力を高める成分も入っています。また、水のエネルギーが低ければ冷え性になります。水が多すぎれば水太りになります。血液が粘れば高血圧や動脈硬化や様々な血液の病気を発症します。

 その大元の原因は氣が病むからです。病むの原因は氣が少ない。つまりエネルギー不足という事になります。エネルギーは呼吸からも取り入れています。ですから仙人は霞を食べて生きていると言います。また太陽からも得ています。が、矢張り一番多く取り入れる事が出来るのは大地でありましょう。大地のエネルギーを得た野菜や果物や動物を摂って生きているからです。

 苦みや甘みを感じるのは下にあるみらいと言われる器官です。この器官は五つのエネルギーの味を嗅ぎ取っているのです。そしてそれが必要な臓器に送っています。ゆえに栄養素は口から摂り、よく噛み味を吟味しなければならないのです。噛まない栄養素は米噛みの運動が無いので脳を育てません。人間は栄養素で生きているのではないのです。エネルギーで生きているのです。エネルギーの事を氣と言うのです。

 その氣の多くは大地から得なければなりません。何故なら生き物は微生物から生まれたからです。遠く故郷を思うのも腹の中の微生物が思うのです。人間の故郷を思う事が出来るのも微生物なのです。虫の知らせや、インスピレーションは微生物から発生した信号が生まれ故郷に帰った人に送られ信号として、微生物に返ってくるからなのです。

 その信号に雑音が混ざったら正しい信号を受け取ることが出来ません。雑音の原因は間違った幸せ感からです。人間は弱く寂しがりやです。だから一時の寂しさを紛らわすために食べすぎるのです。弱いから甘い言葉で誘う宣伝や栄養学に騙されるのです。

 

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