まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

松本まち歩き(その1)

2024-09-11 18:54:37 | 建築まち巡礼中部 Chubu

 地方都市の中心部が元気をなくしています。松本市においても、中心部からパルコやヨーカドー、地元デパートなどが撤退するというニュースが聞こえてきます。私の中では、松本は元気な若い人たちが頑張ってユニークなお店をやっていたり、面白いまち並もあり、中心部に活力がある・・・というイメージでしたが、実際はどうなんでしょうか。まずみてみようと思い、先週末、あずさ号に飛び乗ってしまいました。

 まちを見るのが主目的ですが、まずはいい建築との出会いがありました。

信濃毎日のメディアガーデン。伊東豊雄さんの設計です。まちの中に小さな広場を取り、広場に面して市民が自由に使えるホール(もし論新聞が読めます)を面させています。

外壁のルーバーは伊東さんの師匠の菊竹清訓先生の出雲大社を思い出させます。

中から見ると、外光を適度に遮りながら、外も見えるように考えられていることが分かります。

2階に上ると、この建物が大通りのアイストップになっていることが分かります。

もう一つ伊東さんの作品がありました。市民芸術館。小沢征爾さんのホールですね。

2階ホワイエへの導入の仕方が気持ちいいですね。素直で、ダイナミックで、エレガントです。

エントランスをみかえします。柱がきわめて細い!

ホールの中には入れないので、早々にまちに出ます。

松本は東京と同じように暑かったですが、空気がさわやかで、湿気もないんでしょうか、歩きやすいまちでした。

高谷時彦

建築・都市デザイン

TAKATANI Tokihiko

architect/urban designer

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿