まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

下谷快哉湯

2019-04-28 15:10:02 | 建築まち巡礼東京 Tokyo

N君が長らく取り組んでいた建物再生の成果を見学させてもらいました。東京下谷の快哉湯。響きの良い名前です。1928(昭和3)年から2016年まで続いていた銭湯とのこと。

洗い場だったところをシェアオフィスに、そして脱衣場であった場所をコーヒーコーナーやギャラリーに改装しています。

ちゃんと番台も残しています。

私も初めて登ってみました。

N君に拍手ですね。これからのご活躍にも大いに期待してしまいます。

下谷というところには今までほとんど足を踏み入れたことがありませんでした。

快哉湯のすぐ近くにはこんなゲストハウスがありました。

外で写真を撮っていると中にどうぞお入りくださいと、スタッフの方からのお声がけがありました。

中に入ると奥にはこんな立派なお屋敷があります。築100年だそうです。

ここが宿泊棟です。うまく使っていますね。ちなみに庭の前の小山は冨士塚。富士講のお参りのための人工の山です。

反対側に回ると、全体が分かります。説明サインもあります。

駅に戻る途中にもいろいろ面白い建物があります。関東大震災直後の建築と思しきものが次々と登場します。

下谷というまちの探索もしてみたいものです。

I visited Kaisai-yu Building, converted from Sento Public Spa to a share-office by Mr. Nakamura.

I saw the old building has become a very comfortable space where people meet together.

I remember when I met Mr. Nakamura first. He was a student of Kogakuin University where Ihad been teaching

as a visiting critic.  I'm very happy to see his exellent work.

 

 

高谷時彦

建築・都市デザイン

設計計画高谷時彦事務所

東北公益文科大学大学院

Tokihiko Takatani

architect/professor

Tokihiko Takatani Studio. Tokyo

Graduate School of Tohoku Koeki University. Tsuruoka City, Yamagata