山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

金山

2017-05-10 20:04:29 | 福岡県の山
2017年5月7日(日)金山

連休最終日は風来坊さんに金山を案内していただきました。
坊主ケ滝から坊主川源流コースで西目山から金山へ。下山は花乱の滝へと降りてきます。

そう、今日は夫殿が不参加です。
山歩きの後の街歩きで、足の指を痛めてしまいました。
大事を取って、私のお抱え運転手の仕事をするのみとなりました。

坊主ケ滝登山口から8時前にスタート。


まずは坊主ケ滝


「ふううーん、これが坊主ケ滝かー」と、見上げていると、風来坊さんがくるっと振り向いて
「あの滝の横を登りますよ」
「…、…」 (*_*)
「横にトラロープが見えるでしょ、あそこを」
「…、…」 (*_*)
風来坊さん、ニヤリと笑います。
カ、カクゴを決めねばならぬのか…、あ、あんな垂直な壁を…、いきなりのっけから…
「は、はい」
風来坊さん、今度はアハハと笑って
「さあ、行きますよ、少し急登ですが危なくはありません」
と、さっさと先頭を歩き始めました。
滝の横をよじ登るのではなく、ちゃんと登山道がありました。
ホッとして~ プンとして~ ニッ

落ち葉ふかふかは気持ちいいのですが


坊主川源流だけあって


何度も渡渉を繰り返しました。
ドボンしないように、と渡るのだけで精一杯なので、カメラに手が伸びません。
いつもは夫殿が写真を写してくれるので、何の心配もいらないのですが~~。


オタオタオタターー、苦手な渡渉はKさんがわかりやすく、面白く、フォローしてくれます。
私の足運びは、わざわざ危なっかしいところに足を置いているのだそうです。


乙女の信ちゃんと一緒に石のソファーに座ればよかったな。


これはマムシグサではなく、ウラシマソウです。(higeさんに教えていただきました)
花穂の先が長く伸びているので、浦島太郎の釣り竿に見立てた名前です。


うん? 何でしょう?


ニリンソウです!
これは名前の通り、一本の茎から二輪の花茎が伸びていました。


エンヤ、エンヤと登りながら、足が重いなあと思っているとポンちゃんが、
「前かがみにならないで、もう少し体を起こして歩くといいよ。」と優しいアドバイス。
そうなのです。
なかなか直りません。
正しい歩き方をすればきっともっと楽に歩けるようになるのでしょうに。
ポンちゃん、何度も言ってくださいね。頑張ります!

「けいこたん、どうぞ」と言われたのは西山、816m
眺望はありませんが、一つの新しいピークを踏んだので嬉しい。


近くには美しいシャクナゲ。


金山まではあと50分。


ここからが素晴らしいブナロード。
higeさんの言うグリーンシャワーを思いっきり浴びます。


展望台の岩の上から背振を眺めました。


金山の小窓? higeさんに教えてもらいました。


あれが金山。いい形ですね。


ミヤマツツジを激写中のmamatiasさん。


ここからが最高のブナ林だよ、とhigeさん。


最高のグリーンシャワー。


「こんなところはゆっくり味わって歩かなきゃね」の言葉に、さらに嬉しく緑を感じました。


面白い木のコブも。


教えてもらわなかったら、きっと素通りしてたなー。


ゆっくりたっぷり楽しんで歩きました。

金山山頂。967m


黄砂の影響で、霞んでいました。
それでもいーさんが「おー、見える見える、雲仙まで見える!」とニコニコ言われるので、
「え?どっち?どこですか?」と尋ねると、さらにニコニコして
「見えんよー、ワハハー」ですって!

番所跡で昼食。

そのあと、ツクシショウジョウバカマの凄い群生地を見ました。
花が咲いているときに夫殿が見たら喜ぶでしょうが…、どこをどう来たのやら???


ツクシショウジョウバカマは花が終わった後に茎がこんなに伸びるのだそうです。


三人がくっつき合って撮っているのは


ヒメナベワリでした。小さなお花ですね。




今日はたくさんのお花を見ました。

可愛かったのはオウギカズラ


小さな小さなフデリンドウ(花の直径は5ミリくらいかしら)


他にも
ヒメレンゲ ウワバミソウ
ほんのりピンクのギンリョウソウ シュンラン


ニシキゴロモ ホウチャクソウ
オトコヨウゾメ アリドウシ


開いているところを見たかったなあ、ギンラン。


お手々痛いした信ちゃんが、いつものようにお花の撮影に積極的な時に、俊ちゃんがぼそっと、
「さっきあんな思いしたんじゃから気をつけんとー」と。
温かくて優しい俊ちゃんです。

嬉しいエビネラン。


花乱の滝まで下りてきたら、今日の山行もほぼおわりです。


新緑を堪能して、珍しいお花にも出合い、楽しい一日でした。
皆さん、大変お世話になりました。
風来坊さん、お誘いありがとうございました。
Kさん、サポートありがとうございました。

4時ころ水源地バス停に戻ってくると、夫殿が待っていました。
「ただいまー!楽しかったよ!」






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寂地山

2017-05-09 20:11:43 | 九州以外の山
2017年5月4日(木)晴れ 寂地山1337m

遠征二日目は山口県最高峰の寂地山へ!
カタクリの群生地として有名で、例年なら4月後半が見頃のようですが、今年は開花が遅く、今日は丁度見頃のようです!
期待に胸が弾みます。

寂地峡駐車場を7時10分にスタート。
楽しくなりそうだなぁ~。


直ぐに「五竜の滝」
朝の空気がひんやりして気持ちいい。
竜尾の滝


登竜の滝


白竜の滝


竜門の滝


竜頭の滝


どの滝も大きく、勢いがありました。

滝の次は「木馬トンネル」
「もくばトンネル」かと思っていたのですが、「きうまトンネル」でした。


この石積みは水門跡でしょうか。


渓流沿いを歩きます。
新緑の木々は背が高く、川は広くてそれはそれは気持ちいい!!


タチカメバソウがたくさん咲いて。


エンレイソウときらりと光るボタンネコノメソウ


このスミレは背が高いです。別の花かと思ってしまいました。


エイザンスミレもあちこちに。

色の濃いものや薄いものもありました。

ナツトウダイとウワバミソウ


とにかくもうお花がいっぱい!!
カタクリを見なくても、鮮やかな新緑とお花達で満足しそうです。

驚きはKさんが見つけたヒメナベワリ。


とても小さいのです。珍しいお花だそうですよ。


珍しくはないのかもしれませんが、ミヤマカタバミは大好きです。


ねえ、起きて。


どこまでも新緑の中を歩いて、ミノコシ峠に着きました。9時30分。

着いたとたんに
「あーっ、咲いてる!ここにも、そこにも、あっちにも!!」
カタクリです。


模様がしっかり見えます。




どうしましょ、こんなに咲いて。


もう夢中です。


っと、ここに熊が出るの?

そういえば、熊よけの鈴を鳴らして歩く登山者もいました。

カタクリの花はどこまでも

どこまでも一面に咲いています。


驚きでした。


そして、
たった一輪、白いカタクリの花が輝いていました。


純白です。あまりに美しい!


しっかり、しっかり見ました。
忘れないように、この目でしっかり見ました。(^-^)

凄かったなあ!歩いても歩いても、森のずっと奥までもカタクリの花が咲いているのですもの。

お花でお腹いっぱいになったつもりでしたが、やっぱりお腹すいたよー。
山頂でお昼ご飯。


周回の下山は林道へ。
驚いたことに、あれほど咲いていたカタクリはほとんど見ることがありません。
代わりにミヤマカタバミがたくさん咲いていました。
さらに、kさんの眼力のおかげで、珍しいお花に次々と出合うのです。


延命の水

私は飲まなかったので、美人薄命かもしれない…。うッ・・・。

新緑の中を歩くので、林道も楽しいばかり。


エンゴサク コチャルメルソウ。


顔を上げると、ミヤマツツジ。


崖下に咲いていたのをKさんが見つけて、私が「落ちないでー!」と叫んだのは白いイカリソウ。
たった一つ、見つかりっこないところに咲いていました。

さらには、これ、ツクシショウジョウバカマですよね。
花も茎も葉っぱも、すっかり紫色です。


高いところの岩場の陰に張り付いたのをKさんが見つけてくれました。

Kさんの目にはお花レーダーがついているのかもしれませんね。(#^.^#)

犬戻り滝遊歩道にさしかかった時


イワカガミの花が咲いていました!


あっちにもこっちにも

まさか、イワカガミの花がこんなところに咲いているなん~て。びっくり嬉しかったです。

犬戻の滝


昔から滝が険しく、一匹の犬も通ることができず後戻りすると言われた滝です。


またまた別の大きな滝も現れました。


最後はチゴユリ


駐車場には3時前に戻ってきました。
あー、楽しかったなあ!!
しっかり歩きました。
たくさんのお花を見て、たっぷりの新緑に包まれて、たわいのないお喋りをして、笑い転げて、山も花も人も、楽しい楽しい二日間でした。
Kさん、ありがとうございました。(#^.^#)
そしてmamatiasさん、ありがとうございました。

本日の軌跡
寂地峡駐車場(7:10)~木馬トンネル(7:35)~ミノコシ峠(9:30)~寂地山山頂(10:55)~延命の水(12:38)~犬戻の滝(13:58)~駐車場に戻る(14:52)

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十種ケ峰(とくさがみね)

2017-05-08 20:27:47 | 九州以外の山
2017年5月3日(水)晴れ 十種ヶ峰989m

ゴールデンウィークだよ!
どこの山に登ろう?
山口県の十種ケ峰へ!!

夫殿、隊長ことKさんと三人で登ってきました。
私は生まれも育ちも山口県ですが、山なんて興味もなかったので、山口県にどんな山があるかも知りませんでした。

どの山に登ろう?
岩ゴツゴツの右田ケ岳に登ろうかと思いましたが、mamatiasさんから「お花の時期は花の山へ、ヤマシャクヤクの十種ケ峰がお勧めですよ」のアドバイスをいただいて、十種ケ峰に登ってきました。

素晴らしかった!!

神角神社前の駐車場にKさんと待ち合わせをして、9時37分スタート。


早速しゃがみこんでいますよ。


それはピンクのイカリソウ。
可愛い!

朝一番のご褒美のようでした。

コンロンソウ


とびぬけて大きいラショウモンカズラも咲いていました。


ホウチャクソウ


急な斜面を登っていくのですが、人が多いですね~~。

順番待ちで登りました。

そうなると、早くヤマシャクヤクを見たい、見たいと思います。

咲いていました!


あっちにも


こっちにも


右にも


左にも


上にも下にも


声も聞こえます。


見ることができて、私も幸せ。


何しろ斜面全体がヤマシャクヤクなのです。




圧倒的な数と美しさに驚きでした。

嬉しかったなあ。

ヤマシャクヤクをたっぷり堪能して、頂上を目指すのですが、次々と現れる花や景色に感動の連続です!

イカリソウはあっちにもこっちにもたくさん咲いて~


花弁の先が割れたサワハコベが愛らしい


花言葉は「長生き」かと思ったら、そうではなく「奥ゆかしい美しさ」のエンレイソウ


登り上がってミツバツツジ




さらに顔を上げると、素晴らしい眺めです!


山頂に着きました。一等三角点。


多くの人が休憩しています。風が気持ちいい。


360度の景色を楽しみながら、私達もお昼ご飯です。


ゆっくりたっぷり楽しんで帰りましょう。


周回して下山するので、違った雰囲気を楽しめました。


ヒトリシズカも咲いて


またまたイカリソウも。


山を下りてくると、田園風景が広がっていました。


田んぼの中のあぜ道を歩きました。地元の方のご厚意ですね。


こんなところを歩かせてもらえるなんてー、ほのぼの幸せでした。


駐車場に戻ってきたのは13時過ぎ。
のんびりまったり、幸せな春の一日でした。
mamatiasさん、アドバイスをありがとうございました。

本日の軌跡



道の駅「六日市温泉」で汗を流して車中泊。
明日はカタクリの群生地、寂地山へ。

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