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山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

犬ケ岳

2016-06-13 20:42:48 | 福岡県の山
2016年6月11日(土)曇り 犬ヶ岳1131m(うぐいす谷~笈吊峠~恐ケ淵)

梅雨時期は週末のお天気が気になります。どこへ行こうかな~。
未踏の犬ヶ岳は、厳しい山だと承知していましたが、興味がありました。
しばらく晴天が続いたので大丈夫かな、行ってみようっと…。

スタートは7時30分。犬ヶ岳駐車場から左の登山道に入ります。


緑の朝は気持ちいい


うぐいす谷を歩きます


ウツギ


これはツクシガシワかな


ヒメシャラの落花。上を見ても木に咲いているところは見えなかった。


これは何だろう?花かな実かな?たくさん落ちていました。


ロープ場を越えると


峰入りを思わすような岩も現れ~~


この先に恐怖の笈吊岩が待っていました。


最大の難所、笈吊岩。


う回路もありましたが、岩は濡れてないようなので、気を引き締めて登ることに!


落ちるわけにいきません。


私も!


半分くらい登ったところで、
手や足を置くところがうまくいかない…と躊躇しましたが、
夫殿に「右へ!」とアドバイスをもらい、「行くよ!登るよ!」と声を出して、ふんばりました!
これを登り切ればもう安心。

三年前に登った求菩提山も見えます。


英彦山も見えるらしいのですが、どれかな。


シャクナゲの群生地をお花無しで歩くのは、ちょっとシャクね!
花後でも、頑張れ~と言ってくれてます。

登って、登って、あともう少しで山頂というところで、
これは何でしょう?さわさわピンクが揺れていました。
どなたか、どうか教えてください。


葉の先がピンクなのかと思いましたが、そうではないようです。


山頂です! 結構きつかった。
犬ヶ岳という名称は、山頂に鬼神の霊を祀ったことから、その鬼神の霊を威奴、異奴(イヌ)と呼び、その後狗ヶ岳、犬ヶ岳と変わってきたそうです。

ジャーン!!
虫よけレンジャー登場です。今日はあまりに虫が多い。


エゴノキとサワフタギ


お昼ご飯も虫を払いながら急いで食べました。
ニガナと コナスビかな


昼食の後は、もう、登らなくていいのです。
もう、帰るだけです。


大竿峠からは霧が出てきました。




タツナミソウがずっと続いて咲いています。


この道を「タツナミロード」って名付けようかしら、とのんきに思っていたら、
この先がとんでもない「恐ケ淵」へと続くのでした。

ほらね、朽ちた木さえ恐ろしそう。


笈吊岩は濡れてなかったけど、ここは苔も岩も濡れています。


足を滑らせないように


滝!!


こんなところを行くのだから、気をつけなきゃ。


夫殿は「葉っぱのグラデーションが綺麗だ!」と余裕。


ギンリョウソウも微笑んで。


鎖を伝って対岸に渡ります。


もし、もし、亀よ~、亀さんよ~。あなたの背中に乗せとくれ~~
ねえ、亀さん、私を乗せて空を飛んでよ。


歩いて、歩いて、ミズタビラコがお疲れさまと言ってくれました。


やっと駐車場へ戻ってきました。


実は今日は車酔いもして、朝から体調悪く、上りも下りも思うように体が動きませんでした。
ちっとも前に進まず、何度も休憩しました。ヘタレですね。"(-""-)"
「犬ヶ岳なんて、嫌いだ!二度と来るもんか!」と、思ったのですが、
一晩開けて落ち着くと、「犬ヶ岳は素晴らしい!」と、ケロリ(^^)/ 
シャクナゲがなくとも、お花はたくさん咲いていたし、他にもコースがあるようなので、求菩提山と合わせてまた挑戦したいと思いました。
笈吊岩も恐ケ淵も、面白かったです。
気を付ければ大丈夫!!

本日の軌跡


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山頂ではぐれる?!平治岳~大船山

2016-06-07 20:06:44 | 大分県の山
2016年6月5日(日)小雨 平治岳・北大船山・大船山

くじゅうのミヤマキリシマは3年前に見たっきり。
今年は虫もいなくてとても綺麗らしい。
見に行きたいなあ~。行きたい、行きたい。そわそわします。
行くぞ!!
雨でも行くぞっ!!

男池の駐車場確保のため、前日より車中泊。
4時半過ぎに起きてみると駐車場はほぼ満杯になっていました。
さすがですね~。
食事をして、レインウェアを着て、5時45分スタートです。
雨なので平治岳だけに登って、少しでもミヤマキリシマを見ることができたら、それで十分です。

この森はいつも新鮮ですね。大きく朝の深呼吸をしながら歩きました。


ソババッケに着きましたが、何も見えません。
ソババッケの手前から平治岳直登の東尾根コースがあることを知ったのですが、雨で滑りそうだし、厳しそうなので、大戸越から行くことにしました。

「歩くこと」はやっぱり楽しい!
雨が降ろうと大戸越まで行けば平治岳南峰のミヤマキリシマどかんと迫ってくるはず!

ありゃ、やはり霞んでいます。


登れば風など吹いて、雲がサーっと切れる瞬間があるかもしれない。

風、ないねえ。
霧、晴れないねえ。
霞んだまんまだよ。
それでも平治岳らしいところをいくつかパチリ。


ピンクが淡いですね~。




ご機嫌(^^)/


本峰に向かいましょう。


可愛いドウダンツツジ。


雨のしずくはプルルンゼリー。


平治岳山頂


霧雨の中、腰を下ろして熱いお茶とおやつで休憩です。
平治岳だけのつもりで、ゆっくりしていたら
ペナント欲しいんよねー、ポツリと夫殿。
もう9時過ぎです。10時からの大船山の山開きに間に合うはずがありません。
それなら、もっと早起きするんだったなあ。

山開きに間に合わなくても、とにかく大船山まで行こうということになりました。

下山時には白いミヤマキリシマが。


水滴がお花を包みます。


よっし、まずは北大船山まで登るよ!
マイヅルソウはたくさん咲いて


オオヤマレンゲが一輪咲いている。
お、これは…
大山蓮華のお顔を近くで見れるところまで、大きめの足跡が続いています。
もしかして、これは…。
前日の土曜日にミヤマ詣でをされた、風来大菩薩様のものではないでしょうか…?(ニヤリ)


イワカガミ




お花に出会えば、霧雨の中も元気いっぱい!
北大船山に着いたのは10時45分


でも、ここから迫って見えるはずの三俣山も、なーんにも見えない。
じゃあ、段原まで進もう。

段原に着いて、振り返ってもなーんにも見えない。
みんな、みんな霧の中。
仕方ないねー。
大船山まで行こう。
少し進むと大船山のほうから「バンザーイ、バンザーイ」の声が聞こえてきました。

ペナント、欲しいんよねー。(夫殿)
ね、ここから一人で先に行って! 大丈夫だから山頂で会おうよ!

夫殿、ダッシュで行きました。
私もなるべく遅れまいとせっせと歩を速めて、山頂直下の岩場もガシガシ登りました。
ところが、ラッシュアワーのように上からドドドーッと人の塊が下りてきました。
や、や、や、
進めない。譲ってもらえない。
でも、行かなきゃ。
なのに大きな人の壁が立ちはだかっています。

お、こっちからいけるね。
最後の大岩を左に回って山頂に着きました! イエイ!

山頂は、人、人、人でごった返し。


夫殿はどこだろう?

山頂標識の前で待ったいたら、きっと会えるはず。
みんなこんなに楽しそうなのに。


いないなあー。
どこだろ。
ウロウロさがしてもいない。
5分、10分、15分~~。長く感じます。

どこ行ったのかな。
まさか落っこちたんじゃないよね。
山頂でって言ったのに、段原へ下りたのかな。
~20分が過ぎ~
携帯を鳴らしても連絡つかず。
よし、仕方ない、段原へ下りてみよう。
気を引き締め、身支度を整えて、もう一度携帯を取り出しLINEを入れて、段原へ下りようとしたら、

いました!!
標識の向こうで、スイカを片手にこっちを向いて手を振っています。

ほひほひほー。(^-^)
やっと会えました。
夫殿はペナントをもらうと、(真ん中の白い装束が神主さん)


私が登ってくるのを、下を見ながらずーっと待っていたのだそうです。
そう、私は岩の左側を回り込んだので、いくら待っても夫殿の目には入らなかったのでした。
夫殿も、もう段原へ下りようと思ったところにLINEが鳴り、「お、いるぞ、どこだ?」と辺りを見回したようです。
やれやれやれ~~。ホッ。

夫殿の手には、食べるところが2cmほど残ったスイカ。
山頂で頂いたスイカを、私のために半分残しておいたのに、なかなか会えないので2cmになっていました。
その2cmにかじりつきました。
んぐっ!甘くておいしかった!!

やっと安心してケラケラ笑いながら昼食です。もうのんびりしていいのです。
もぐもぐとおにぎりを頬張っていると、
「楽しそうに食事されているところを撮らせてください。」と、声をかけられました。
大分放送で5時45分のニュースに出ますよ、ですって!!
福岡では映らないね、とまたケラケラ笑いながら食べ続けました。(^-^)

くじゅうで有名らしいワンちゃんにも会えたし


風穴コースで下山しましょう。


晴れていればどんなにかいい景色だろうと思いながら、ミヤマキリシマのトンネルに満足です。


愛らしいですね!ヨウラクツツジ。もちろん初めて見ました。






風穴コースは急な下りが続くと聞きましたが、今日はオタオタせずに歩けましたよ。
風穴からソババッケまでの岩の道が長く、濡れた苔が滑りそうで気を使いました。
時々お尻も使いました。ズズッ。


夕暮れに灯りをともすようなホウチャクソウ


バイケイソウ と サワルリソウ


この森まで戻って安心の深呼吸をしました。


男池駐車場に戻ったのは4時15分。
山頂迷子も含めて、10時間30分。元気に楽しく歩けました。
本日ワタクシ、へたれ返上でございます! 

夫殿が欲しかった「2016年くじゅう山開き」のペナント。
遅れましたが、私も頂きました。いい記念になります。(#^.^#)


大分に住む娘に確認したところ、山開きのニュースに私たちは映ってなかったそうです。
ボツだったのね。残念。
雨と、汗と、泥でぐちょぐちょになりましたが、あれこれ笑えて、とても楽しい一日でした。

すでにご存知とは思いますが、ちょっとお知らせ
山の文化祭 6月18日(土).19日(日)
九州登山情報センター “山の図書館”と 宝満山 弘有の会、主催
19日には「ザ・修験道 宝満山から英彦山までの修験ドキュメンタリーDVD放映」があるので、ぜひ見に行きたいと思いました。案内チラシの写真は糸が峰でしょうか?峰入りを思い出します。

本日の軌跡


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