山に登りたい 

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高千穂の峰

2016-08-18 21:57:20 | 宮崎県の山
2016年8月16日(火)快晴 高千穂の峰1573m

今日は天孫降臨の地、高千穂の峰へ!
どんな絶景を見られるのだろう。

霧島神宮古宮址の鳥居をくぐって9時過ぎにスタートです。


暑くなりそうだなあ。


しばらく石畳が続きます。


高千穂の峰にはお花は咲いていないんだろうな。
ヌスビトハギ


30分も歩くと木陰がなくなりました。
砂地を歩くようで、足先が埋まり、踏ん張りながら歩きました。
人の足跡の中に自分の足を入れて歩くと、歩きやすかったです。
他力本願也!(≧∇≦)


強い日差しの中をエイエイ歩かなくちゃです。


高千穂の峰は2011年に新燃岳が噴火して、しばらくの間登山禁止となっていました。
4年前に解禁した時は、降灰と砂礫で今よりもっと歩きにくかったようです。

御鉢まで来ました。絶景の始まりですね。




馬の背と呼ばれる御鉢を歩きます。


御鉢の反対側を見れば、こちらも自然の驚異。


何度も感動と驚きのため息をついて、鳥居のある鞍部まで下りてきました。
ここまで来れたことを感謝して手を合わせました。
山頂はもうすぐです。


登っていくよー。


ぐいぐいっと登るよー。


山頂手前で杭の上にクモが!
足は緑透明で、背中に丸いこぶをしょっているようです。
私はこのクモの写真を載せたくなかったのに、夫殿が「それ、載せて」と言うのです。
ウグッ、嫌だなー。
クモの名前をネットで調べていたら、パソコンの画面にいっぱいクモの画像が並び、それがうじゃうじゃと這い出てくるようで、ウグッ、グッ吐きそう。泣、泣、泣、、、
「ハナグモ」みたいです。


高千穂の峰、山頂に着きました!!


これが天逆鉾!!


夫殿がこの天逆鉾を見たがっていました。

霧島の主峰、高千穂峰の山頂に、少なくとも江戸時代にはあったという天の逆鉾(賢鉾)が建てられています。これは降臨したニニギノミコトが「浮きたる島の如く見ゆるものを、鉾でかきさぐり」高千穂峰の山頂に逆さにたてものであるといわれています。
さらには、坂本龍馬が高千穂峰を訪れた際、大胆にも引き抜いて見せたというエピソードもあります。

山頂でおやつ休憩をして、のんびりうろうろ~~。
絶景に次ぐ絶景は、正に天孫降臨の地だなあと思えました。


下山しながらも振り返り、振り返り。


下山は砂走りのように、ずるりーずるりーと、足を滑らせながら下りるので、楽ちんです。

山頂が見えなくなる前に、もう一度振り返って「ありがとう!」


イタドリ


無心に激写の夫殿
(落ちないでね、落ちたら絶対帰ってこれないからね)


激写したのはこれ。うむ、ふむ~。


この赤いウエアの方はロープを付け替えていらっしゃいました。
ありがとうございます。


緑の中に戻ってきて、やっと見つけたお花はサオトメバナ(ヘクソカズラ)


高千穂の峰はこれまでにない山姿でした。
圧倒的な迫力は魅力的でもあり、畏怖の念さえ感じました。
山に登ればこそ、こうした景色を見ることができ、嬉しかったです。
写真より、言葉より、心に大きく感動した二日間でした。
「大自然の中のちっぽけな自分」というのは、こんな時に感じるのでしょうね。
よし、また明日から頑張ろう!!

本日の軌跡


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