『セントアンナの奇跡』
1944年、イタリア・トスカーナ地方で550人が殺害された「セントアンナの大虐殺」事件をモチーフに書かれた同名小説の映画化。
1983年、ニューヨークの郵便局で切手販売係(ラズ・アロンソ)が客(セルジョ・アルベッリ)を射殺するという事件が起きる。家宅捜索で第二次世界大戦中にフィレンツェで失われたといわれる彫像の頭部が発見され、犯人へクターが当時“バッファロー・ソルジャー”としてイタリア戦線に従軍していた過去が暴かれるのだが・・・。
さすが社会派スパイク・リーとゆーか。相変わらず濃ゆいっちゅーかクドいっちゅーか。
アメリカ軍が人種差別を戦争に実にうまく利用しているとゆーのは今も昔も変わらない。でもそれを正面きって表現できる映像作家はそう多くはない。常に人種差別(つーか黒人差別)をテーマに映画をつくってるリー監督ならではともいえる作品だけど、それにしてもなー。クドいっ。べつにクドいのは悪いことではありませんがー。
ただ毎度のことなんだけどもーちょっと簡潔にできんもんですかね?
ツカミはミステリーっぽく始まるのはいいんだけど、わりと最初の方で展開はあっさり読めてしまうので、どーしても途中でダレて来てしまう。なんかそれってもったいなくないかい?せっかくいい話なのにさあ。ぶっちゃけいらないシーン多過ぎるよーな気がしてしょーがなかったよ。
まあ映画そのものはいい作品だとは思うんだけど。アフリカ系アメリカ人/イタリア人/ドイツ人の気質やそれぞれのキリスト教文化の表現はものすごく緻密で丁寧だし、人種や言語が違っても人間らしさという基本は皆同じというスタンスはとってもわかりやすい。
ただそういうディテールにこだわるあまりに全体に説明っぽくなりすぎていて、途中から映画っちゅーより2時間ドラマみたいになってきちゃうんだよね。
人物造形も極端で類型的にはまっちゃってるし。
トレイン上等兵役のオマー・ベンソン・ミラーは『悲しみが乾くまで』、パルチザンのリーダー“ファルファッラ”役のピエルフランチェスコ・ファヴィーノは『題名のない子守唄』で観た顔。現代のパートに登場するヘタレなジャーナリストを演じたジョセフ・ゴードン=レヴィットは『恋のからさわぎ』で故ヒース・レジャーと共演してた人ですね。
彼らは彼らなりに一生懸命演じてるのはわかるんだけどね。にしてもしつこすぎるこの演出、もちっとどーにかなりませんでしたでしょーかねー?
1944年、イタリア・トスカーナ地方で550人が殺害された「セントアンナの大虐殺」事件をモチーフに書かれた同名小説の映画化。
1983年、ニューヨークの郵便局で切手販売係(ラズ・アロンソ)が客(セルジョ・アルベッリ)を射殺するという事件が起きる。家宅捜索で第二次世界大戦中にフィレンツェで失われたといわれる彫像の頭部が発見され、犯人へクターが当時“バッファロー・ソルジャー”としてイタリア戦線に従軍していた過去が暴かれるのだが・・・。
さすが社会派スパイク・リーとゆーか。相変わらず濃ゆいっちゅーかクドいっちゅーか。
アメリカ軍が人種差別を戦争に実にうまく利用しているとゆーのは今も昔も変わらない。でもそれを正面きって表現できる映像作家はそう多くはない。常に人種差別(つーか黒人差別)をテーマに映画をつくってるリー監督ならではともいえる作品だけど、それにしてもなー。クドいっ。べつにクドいのは悪いことではありませんがー。
ただ毎度のことなんだけどもーちょっと簡潔にできんもんですかね?
ツカミはミステリーっぽく始まるのはいいんだけど、わりと最初の方で展開はあっさり読めてしまうので、どーしても途中でダレて来てしまう。なんかそれってもったいなくないかい?せっかくいい話なのにさあ。ぶっちゃけいらないシーン多過ぎるよーな気がしてしょーがなかったよ。
まあ映画そのものはいい作品だとは思うんだけど。アフリカ系アメリカ人/イタリア人/ドイツ人の気質やそれぞれのキリスト教文化の表現はものすごく緻密で丁寧だし、人種や言語が違っても人間らしさという基本は皆同じというスタンスはとってもわかりやすい。
ただそういうディテールにこだわるあまりに全体に説明っぽくなりすぎていて、途中から映画っちゅーより2時間ドラマみたいになってきちゃうんだよね。
人物造形も極端で類型的にはまっちゃってるし。
トレイン上等兵役のオマー・ベンソン・ミラーは『悲しみが乾くまで』、パルチザンのリーダー“ファルファッラ”役のピエルフランチェスコ・ファヴィーノは『題名のない子守唄』で観た顔。現代のパートに登場するヘタレなジャーナリストを演じたジョセフ・ゴードン=レヴィットは『恋のからさわぎ』で故ヒース・レジャーと共演してた人ですね。
彼らは彼らなりに一生懸命演じてるのはわかるんだけどね。にしてもしつこすぎるこの演出、もちっとどーにかなりませんでしたでしょーかねー?
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