落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

赤いリボン

2008年08月02日 | lecture
AIDS文化フォーラムin横浜に行って来ましたー。

今年で15回めのこのイベント、何年か前から行こう行こうと思いつつ都合があわなかったりして見送って来たけど、先月のLiving Together Loungeでちょっと退屈してしまった(出演者のせいではないと思うけど)のもあって、今年はマジメに行ってみようかなと。
今日受けた講義は「現在のHIV、エイズ治療とは?ドクターに聞く!」「エイズ診療の最新事情」「あなたはどう伝えますか?『同性愛・多様なセクシュアリティと教育』」の3本。細かい内容は専門的になるので今回は省略。時間があればそのうち復習します。

「現在のHIV、エイズ治療とは?ドクターに聞く!」
講演者はHIV専門クリニック・ねぎし内科診療所を四ッ谷で開業されている血液学を専門とする根岸昌功医師と、その患者で活動家の洪久夫氏。
打合せなしのぶっつけ本番で、薬が苦手でどうでも薬を飲まないでHIVを治すことはできないのか?という洪氏の問いかけに対し、臨床医師として現状にどう対応しているかということを具体的に回答して行く根岸医師、というやりとりがメイン。毎日欠かさず薬を飲むという束縛に患者をどう慣れさせるのか、あるいはほんとうに治療手段は投薬しかないのかという可能性も探っていること。都立駒込病院を退職して現在のクリニックを開業するにあたってどんな苦労があり、それをどう克服していったかなど、HIV医療の裏側についても興味深い話題がいろいろあって、とても楽しかった。
けどねえ〜打合せはしようよ〜ってか、あの〜洪氏の喋り方が・・・聞き取りづらい!ものすごく!「え〜」「まあ〜」の大連呼で何いってんのかかなり意味不明。最低限訊く予定の項目を書き出して構成台本つくるくらいの手間はかけてもバチは当たらんでしょーに。

「エイズ診療の最新事情」
講演者は横浜市立市民病院感染症部勤務の立川夏夫医師。この方の前任は国際医療センターなのだが、ここは前述の洪氏が治療方針があわずドロップアウトした病院である。根岸医師は前任の都立駒込病院で洪氏を担当したのだが、やはり大病院での治療方針に疑問を感じてクリニック開業に至っている。なので同じHIVの専門医といえど、立川医師と根岸医師では治療に向き合う姿勢が結構違うということになるだろう。
それはさておき、この講義のテーマはHIVの基礎。医学的な基礎知識の話である。
まずはウィルス学的見地から見たHIVウィルスの特徴。次に、免疫学的見地から見たHIVウィルスの“生態”。そして疫学的見地から見たHIVウィルスの広がり。HIVに感染したら何が起きるのか。HIV治療はどんな発展をして現在どうなっているのか。という5つの段階にわけて解説された。
こんな風に書くと難しい話のように感じるが、立川医師はハンサムなうえに(笑)大変話がわかりやすく、理解しにくく感じた箇所はまったくなかった。これもおもしろい講義でした。

「あなたはどう伝えますか?『同性愛・多様なセクシュアリティと教育』」
講演者は(財)エイズ予防財団流動研究員の砂川秀樹氏と言語教育研究者のクレア・マリィ氏。お二方ともセクシュアル・マイノリティの立場から大学で学生にジェンダーについて教えていて、ふだんどんなことを教えているかを簡単に再現した。
えーとこの講義は・・・ハズレ。つかね、司会者意味なくダラダラダラダラ喋り過ぎ。すいません、ぐりぐーすか寝ちゃいました。司会者が喋ってる間。寝れるくらい喋ってた。おかげで肝心の講義の時間が削れる削れる。なんだそれ。おまけに質疑応答に入ったら、なぜか自分のことばっか喋りたい来場者の「アタシがアタシが」ショーが始まっちまいましたので、残り10分をぶっちぎって退場しちまいました。聞きたいことむちゃくちゃてんこもりだったけど、10分じゃロクな回答期待できませんし、あの「アタシがアタシが」さんの発言もいつ終わるかまーったく読めなかったんでー。

日程は明日まで。とりあえず明日も行く予定。


ハート型のスイカ。ハートってかサイズ的におしりっぽくないスかコレ・・・。

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