『藍宇 情熱の嵐』
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いやぁ關錦鵬、やっぱスゴイですわ。
ストーリーはすんげー陳腐なんですよ。設定もなんだか時代錯誤な感じ。ほとんど昼帯のメロドラマの世界です。ただまぁこれは原作モノなのでそれはしょうがない(原作の感想はコチラ)。
むしろどんなに陳腐な物語であっても人が人を全身全霊で愛すると云うテーマはいつの時代も美しい。テーマが直情径行的であればあるほど真正面から描くのは実際とても難しいけど、描くべきものをきちんと丁寧に真剣に描けばそれはそれで傑作にすることが出来る筈。つまり“何を描くか”よりも“どう描ききるか”が勝負(by王家衛)である。關錦鵬、巨匠の腕の見せどころですー。
結果としては、セクシュアルな描写や登場人物の社会的環境など映画では省かれたパートが多く原作のファンは物足りないようですが、ぐり個人としては話がパーソナルな面にしぼれててふたりの内面により共感しやすくなってると思ったし、何ヶ月も何年も話がすっ飛ぶ大胆な省略も却って斬新な構成に見えたし、逆に原作にはなかったシーンやリアルな会話のトーンがいかにも監督らしい印象的な要素として生きてるなと思いました。
ぐりは前からこの監督のファンなんですが、どこがスゴイって心理描写です。理屈じゃない。観客に有無を云わせない。別れと再会を繰り返す毎に激しく相手を求めるふたりの燃えさかるような心のときめき、はりさけるような胸の痛み、その生々しいほど鮮烈な心理描写でここまでガツンと観客の心を揺さぶる演出をぐりは他に知らない。要するにひらたく云えば芝居が芝居に見えない。それも度を超しているとしか云えないぐらいの大熱演。ちょーリアルです。これまでの作品大抵そーでしたけども。
たとえば『藍宇』なんかツカミからいきなりスゴイ。主役の胡軍だって?nッキリ云って分りやすいいわゆる二枚目ではない。オナカうっすらぷにょってます。生え際びみょーに後退してます。ええ“おっさん”です?Bところがどういうワケか画面に彼が出て来た瞬間に凄まじい力で一気にストーリーにひっぱりこまれてしまう。なんでかは分からない、勝手?ノ気分が“一目惚れモード”に持って行かれてしまう。
問題の藍宇役の劉困世辰
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いやぁ關錦鵬、やっぱスゴイですわ。
ストーリーはすんげー陳腐なんですよ。設定もなんだか時代錯誤な感じ。ほとんど昼帯のメロドラマの世界です。ただまぁこれは原作モノなのでそれはしょうがない(原作の感想はコチラ)。
むしろどんなに陳腐な物語であっても人が人を全身全霊で愛すると云うテーマはいつの時代も美しい。テーマが直情径行的であればあるほど真正面から描くのは実際とても難しいけど、描くべきものをきちんと丁寧に真剣に描けばそれはそれで傑作にすることが出来る筈。つまり“何を描くか”よりも“どう描ききるか”が勝負(by王家衛)である。關錦鵬、巨匠の腕の見せどころですー。
結果としては、セクシュアルな描写や登場人物の社会的環境など映画では省かれたパートが多く原作のファンは物足りないようですが、ぐり個人としては話がパーソナルな面にしぼれててふたりの内面により共感しやすくなってると思ったし、何ヶ月も何年も話がすっ飛ぶ大胆な省略も却って斬新な構成に見えたし、逆に原作にはなかったシーンやリアルな会話のトーンがいかにも監督らしい印象的な要素として生きてるなと思いました。
ぐりは前からこの監督のファンなんですが、どこがスゴイって心理描写です。理屈じゃない。観客に有無を云わせない。別れと再会を繰り返す毎に激しく相手を求めるふたりの燃えさかるような心のときめき、はりさけるような胸の痛み、その生々しいほど鮮烈な心理描写でここまでガツンと観客の心を揺さぶる演出をぐりは他に知らない。要するにひらたく云えば芝居が芝居に見えない。それも度を超しているとしか云えないぐらいの大熱演。ちょーリアルです。これまでの作品大抵そーでしたけども。
たとえば『藍宇』なんかツカミからいきなりスゴイ。主役の胡軍だって?nッキリ云って分りやすいいわゆる二枚目ではない。オナカうっすらぷにょってます。生え際びみょーに後退してます。ええ“おっさん”です?Bところがどういうワケか画面に彼が出て来た瞬間に凄まじい力で一気にストーリーにひっぱりこまれてしまう。なんでかは分からない、勝手?ノ気分が“一目惚れモード”に持って行かれてしまう。
問題の藍宇役の劉困世辰
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