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落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

ラブリーキューティー

2005年04月02日 | movie
『烈火青春(邦題『レスリー・チャン 嵐の青春』)』
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82年と云うとえーと23年前の作品ですね。
その頃はたぶんすごく前衛的な映画だったんだろうと思います。いろいろとつくり手が新鮮な表現を求めて試行錯誤した痕跡は今もはっきりと認められる。しかし前衛的であればあるほど、古くなった時はどうしようもなく古さばかりが目立ってしまう。そういうタイプの映画。
この当時の社会背景は小学生だったぐりはよく知らないんだけど、確か日本の歌や映画が香港に紹介され始めて間もない頃につくられた映画だってのはどっかで聞いたことがあります。そのせいか日本に因んだモチーフがいっぱい出て来る。歌舞伎、着物、竹の子族、コシノ姉妹もどきみたいなファッションデザイナー、果ては日本赤軍まで。
観てると最初はそういうのがいちいちこそばゆいんだけど、そのうちだんだん無感覚になって来るのが面白い。日本語の台詞が超棒読みでも、あり得ない文法で喋ってても、「それはそーゆーもんだ」みたいな感じで流しちゃう自分。前にも観たことがあるからか?っても何年も前だけどねー。
主演の張國榮(レスリー・チャン)は当時26歳。かぁーわいーですー。せいぜい20歳そこそこにしか見えないですね。愛らしい。そしてエッチっぽい。中性的で、大人にも子どもにも見えなくて、独特のおいしそうな(笑)フェロモン炸裂してます。この頃は相当遊んでたらしいけど、さぞモテたことでしょー。このぴちぴちレスリーだけでもこの映画は観る価値はある・・・かな?
あ、あとねーどーゆーワケか女性キャストの衣装がどれもこれももれなく下着同然?みたいなムボービなのばっかで、ひとりを除いて全員いわゆる“シャラポワ”状態になってました。男性の観客はなかなか目の保養になるのでは。但し巨乳は出て来ないけどね。そういやひとりだけ非“シャラポワ”状態だった、レスリーの家でいつもピアノ弾いてたメガネっ子ちゃんは一体何者だったんだろう。

報復のセレナーデ

2005年04月02日 | movie
『隣人13号』
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画面が暗い!観づらかったー。
コレたぶんHD収録だかなんだか、とにかくデジタル撮影だと思うんだけど、全編暗め、コントラスト強めのシーンが多くて見えにくい!目が疲れたよ!誰だよ撮影はよ!・・・と思ってたら知りあいだったよ(汗)。ポ、ポスプロ(後処理)が悪かったのかなぁ(笑)。
おまけにですね、音も悪い。何云ってんのか台詞が聞き取れない箇所が多かったです。まぁコレは昨今の日本映画にはよくあることなんだけどさー。
映画そのものはなかなか面白かったです。テンポが独特で。ストーリーは割りとありがちな話だけどね。しかしよくこんな話がこんなメジャープロジェクトで出来たよなぁ・・・?不思議。それくらいどーってことない話ではある。とか思うのはぐりがいじめられっ子だったからかなぁ(爆)?ええ一通りのことはヤラレてますよー。顔に傷もあるしねえ。だからってそれを気に病んだり復讐心に燃えたりはしてませんけども。だって人生にはイジメなんかよりずっとキツイこといっぱいありますしー。
何度か登場する十三の心象風景シーンが綺麗でした。小栗旬くんのCGキャラのよーに整った肉体美が堪能出来ます(笑)。若い。細い。そんで長い。
ヤンキー役の新井浩文は今回も光ってました。毎度この人は芝居が芝居に見えなくてスゴイですー。中村獅童は特に可もなく不可もなし。ぐりはどーもこのヒト好きじゃないみたいですね。なんでかは分かんないけどさ。

三度のメシよりオトコが好き

2005年04月02日 | movie
『真夜中の弥次さん喜多さん』
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かなり面白かったです。ちゃんと。うん。期待通り、って感じ。但し期待以上ではないけど。
原作を読んだ時は「一体コレをどーやって商業映画にしよーっての・・・?」と深く疑問に思ったけど、なんのこたーない、割りとそのままです。ストーリーらしいストーリーはないならないまま、あのしりあがり寿のナンセンスワールドをまんま素直に、クドカンテイストで映像化してあります。でもコレよっぽど頭やらかくないと脚本化出来ないね。やっぱクドカンてスゴイわぁ。
主演のふたりはふたりともがしょっぱなからめちゃめちゃテンション高い。ぶっちぎり。主演の長瀬くんもいつも通りウマイです。同じクドカンのドラマ『タイガー&ドラゴン』の虎児役とかなりキャラかぶってるけど(笑)、この非現実的な熱苦しさ、オモロイですー。そこまで熱いとギャグです。立派な。七之助くんのハジケっぷりはちょっと意外でした。金髪のチョンマゲカツラに女子高生ルックでスキップしたり、ちょーくだらない歌詞の歌謡曲を思いっきり熱唱したり、ここまでやれるヒトだったんだー(呆)って感じ。
このふたりはホモのカップルと云う設定なので勿論ラブシーンらしきものも当然あるんだけど、ふたりがちゅーしたりいちゃいちゃしたりするたびに客席が「おお〜っ♪」と大袈裟に反応するのがまた面白かったです。仲良さそうな雰囲気はとってもナチュラルで良かったよー。長瀬くんの「三度のメシよりオトコが好き」なんて台詞も爆笑です。
キャストが豪華。どーでもいいよーな役までみんな超メジャーな人ばっかり。こないだ勘三郎になった勘九郎パパも出てます。ぐり的にツボだったのは竹内力氏でしょーか(笑)。SFXシーンがいっぱいあって、思ったよりちゃんとお金かけてつくってました。ただ、映像にあんまりセンスは感じない。イマイチ綺麗じゃなかったです。
あと七之助くんの過去(子ども時代)の回想シーンはどー見ても蛇足でした。完全にいらんかったね。アレ。子役も全く可愛くないし、興醒めです。