金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

お元気ですか?

2016年09月27日 21時10分48秒 | 日々あれこれ
「ま~、ご無沙汰しています」・・・


献血に行ってきました。
ガラガラ状態。
こんな時もあるのですね。

コイツのできる唯一のボランティア。
でも、いつものことですが
きれいな心でするものではなく
自分の事ばかりのボランティアとなる。

問診して下さる先生のところに行きますと
しばらくお会いしてなかった高齢の女医さん。

部屋に入ると先生に問診票を渡します。
あまり人の顔を見ないのでコイツ、
挨拶をして椅子に腰かけようとすると
もの凄く視線を感じます。

お顔を拝見すると
以前、よく献血の日にちが重なり
この女医さんの問診を受けていたのですが
日が合わなかったのでしょう、
すっかりご無沙汰でした。

視線が合うと満面の笑み微笑まれ
「ま~すっかりご無沙汰でした」
「ボツボツ来てはいたんですけど日が合わなくてすみません。
 先生、お元気でしたか?」
って言いながらお医者さんに坊さんが「元気でしたか?」もおかしいのかって思いつつも
もう吐いてしまった言葉は帰りません、
「ありがとうございます、元気にしておりました。
 今年の夏は暑かったでしょう?」
「大丈夫です!」
「あの暑い時に御衣を着るのは辛いでしょう?考えただけでも辛いわ~」
「先生、あの御衣が私を僧侶にして下さるのですから暑いなんて言えません!」

なんて話を数分間・・・

覚えていてくれるってうれしいですね。
この大きな顔が印象的だったのか、
少し薫るお香の印象なのか、
どうであれうれしかったです。

だれも見向きもしないようなコイツですから
少しの優しさに涙がこぼれます。


コメント
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