正さん日記

世の中思いにつれて

天につば、2野党の追及=衆議院予算委員会

2009-11-04 06:31:46 | 政治
 衆議院予算委員会2日目の討議が行われた。鳩山由紀夫内閣の各閣僚初経験として、国民は、一面的には不安と、期待の両方で興味を持って視聴したものと思う。
 初日の感想としても書いたが、質問者も、それに応じる閣僚も、正に官僚抜きの1対1の真剣勝負といった雰囲気がみなぎり、初ものの珍しさも手伝って、面白い議論が展開された。明日は3日目になるが、鳩山首相としても、特に個人献金問題で厳しく追及され、心身ともに疲れた感じだったが、各閣僚とも答弁に慣れてきたと思うので先ずは一山超えたのではなかろうか。
 
 議論の中で、幾つかしっかかるやり取りがあった。1つは、初日の加藤紘一氏も言っていたが、今日質疑に立った自民党議員も、マニフェストには余りこだわることはないと主張していたが、何か公約を軽視していた自民党の言い訳を聞いているような感じだった。その反面、日本郵政会社に元官僚を起用したのは、マニフェスト違反だと声高に言っていたが、前述の主張と矛盾している感じだ。
 
 また、もちろん、鳩山氏の個人献金偽装疑惑は、あってはならないことだが、過去、企業との癒着が想定されるような企業献金の宝庫である自民党議員が、自身だけは善と言わんばかりの追及を重ねたことにいらだちを持った。また、公明党議員が、民主党閣僚への団体献金についてあたかも紐つき献金のように声を荒げていたが、それでは、公明党の党運営資金はいったいどこから出ているのか聞きたい気持ちになった。公明党の個人、団体献金の実態はよく分からないが、大半の人は、創価学会から人、物、金が出ていることは公然の事実として認識しているところだ。本来は、政教分離の疑いがあり、前々から池田大作創価学会名誉会長の国会へ参考人招致要望もあるほどで、これだけ他党を追及するのなら、率直に、この疑問にも答えるべきだろう。
 
 共産党議員の普天間基地移転にかんする質問は、鳩山首相、岡田外相も困った感じだった。過去に鳩山氏らが言っていた、普天間基地の県外、国外移転を追及されると、さすがに、野党時代と、現在の政府の立場では、転換せざるを得ないので、答には窮していたが、止むを得ないことだ。
 しかし、雇用問題については一面的には正論であり、現在準備している労働者派遣法の改正など、今後真剣に取り組むことが必要だ。「関連:11月3日
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