正さん日記

世の中思いにつれて

トランプ大統領のロシア疑惑解明できず。2期目へ弾みか

2019-04-19 12:09:23 | 世界

 アメリカのトランプ大統領のいわゆるロシア疑惑について、ウイリアム・P・バー司法長官が400Pに亘る報告書を公表したが、結論は疑惑を証明するものが無いというものだった。

 トランプ大統領は、これまで、捜査に当たった連邦捜査局(FBI)のコミー長官を解任、さらにモラー特別検察官の解任を画策して、捜査妨害まがいの企てをしたが、結局、モラー氏の報告を受けてのバー長官による公表は、決定的なものにならず、証拠不十分で無罪という形になった。

 トランプ大統領は、就任以来2年間で、ジェフ・セッションズ前長官など代理を含めて4人を解任している。5人目のバー氏は、トランプ大統領に近い人物と言われ、明確な疑惑解明ができるわけはないと言われていた。

 案の定、その通りになり、今回の報告について、当のトランプ大統領は、疑惑が晴れたようなことを言って、手放しで喜んでいるが、疑惑を証明できないだけのことで、全くやってなかったとは断定していない。

 野党民主党も、すべて霧が晴れたわけではないと指摘、さらに追及していく構えだが、先に、民主党のペロシ下院議長が、例え、トランプ大統領が黒であっても、弾劾まではやらないと公言しており、この発言で追及に迫力が弱まってしまった。

 今回の、公表についても、民主党の足元を見て、ファジーな表現にしたとも言える。この結果、トランプ大統領のロシア疑惑が終止符を打ったことにはならないだろうが、少なくとも、トランプ氏が、2期目に向けて立候補する自信に繋がったことは間違いなさそうだ。「関連:2018年11月9日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする