正さん日記

世の中思いにつれて

ありきたりだった、ゴーン容疑者の動画による弁明

2019-04-10 11:10:04 | 経済

 日産自動車の資金5億円超を自身に還流させ日産に損害を与えたとして会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕された前会長、カルロス・ゴーン容疑者(65)の弁護人は9日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)で記者会見し、ゴーン前会長の主張を収めた動画を公開した。

 この動画は、ゴーン前会長が4日に再逮捕される前に収録されたもので約7分40秒にまとめられた。

 ゴーン氏はこの動画で「かけられている全ての容疑について、私は無実」と主張。事件は「陰謀」だとし「今回の汚いたくらみを実現させるべく仕掛けた多くの(日産幹部らの)名前を挙げることができます」と話したが、実際には、具体的な名前は挙げなかった。

 名前を上げなかったのは、弘中弁護士らの意思によるもので、ゴーン氏は、これに従ったとのことだ。

 また、「私は今でも日本を愛し、日産を愛している」とも語り、「最も強く望むのは、公平な裁判を受けることだ」などと述べた。

 しかし、若しかしたら爆弾発言があるかも知れないと思っていた向きには、何のことはない、ただ、不満をぶち上げたに過ぎない程度の内容で、日産側は、想定内のもので全く影響はないと冷ややかな見解を示している。

 一方、資金還流にも関わったとされるゴーン容疑者の妻は、任意の事情聴取を受ける直前にフランスへ戻った。

 事情聴取を避けるための逃亡にも見える。呼び戻されれば日本に来ると言っているようだが、果たしてそうなるだろうか。

 4回目の逮捕されたゴーン容疑者の拘留期間は10日間となっているようだが、それまで妻の日本入りがあるのか否かも注目される。「関連:4月6日

 

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