正さん日記

世の中思いにつれて

塚田国交副大臣が辞任、安倍首相が、不祥事等の議員を庇う理由と背景は

2019-04-05 14:06:37 | 政治

 忖度発言の自民党塚田一郎国土交通副大臣が辞任した。参議院議員は辞任しない。野党の追及と、与党内からも批判の声が出て、遂に抗し切れなかったのだろう。

 また、忖度された安倍晋三首相や、塚田氏の親分麻生太郎財務相も、今、行っている統一地方選挙、夏に行われる参議院議員選挙を頭に入れ、かばうことを諦めたと思う。

 安倍晋三首相兼自民党総裁は、閣僚、党員の不祥事や、不規則発言などがあっても、ほとんどが、「任命責任は感じている」と言いつつ、結局、辞任させるようなことはなく、庇い続けてきた。

 その中で、今回の塚田氏のように、野党の追及をかわし切れず、辞任させたケースは何件にも及ぶ。

 安倍首相が庇うのは、辞任させれば、結局、自身の任命責任を問われ、人事の汚点になるからだ。

 また、庇うことによって、親分としての懐の深さを示したいのだろう。庇われた者は、恩義を感じて忠誠を誓うことになるので、総裁選挙の時などで、お返しをしてくれる可能性がある。

 つまり、庇うことは、自身の利益に繋がってくるので、突き放して失望させるより得策なのだろう。

 しかし反面、庇うことによって、国民の信頼を失いかねないので、この点はマイナス要素である。

 不祥事等を犯した閣僚や、議員をかばう場合は、この得策部分とマイナス要素を秤にかけて、対処しているものと思う。

 また、国民からの支持や、政権基盤がぜい弱な場合には、庇うことは難しい。安倍氏が、ことごとく庇い続けているのは、それだけ政権基盤が強固になっているからだ。 

 ひっくるめて言えば、不祥事や、不規則発言などを犯した閣僚や議員を首相が庇い続けることができるのは、国民が許容しているからとも言える。「関連:4月4日

 

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