真実一路くんのひとり言

だれがやっても同じやとあきらめず、一歩ずつ
長いものには巻かれず、真実を大切にして。

イージス艦「あたご」初公判ー無罪主張に怒り

2010-08-24 | イージス艦衝突事件
あたご衝突:2自衛官、無罪主張「漁船に原因」 横浜地裁 毎日JP
海上自衛隊イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で漁船の2人を死亡させたとして、業務上過失致死と業務上過失往来危険の両罪に問われた元あたご当直士官の自衛官2人(起訴休職中)は23日、横浜地裁(秋山敬裁判長)の初公判で、いずれも無罪を主張した。(続きはこちら

なぜ、無罪主張なのか。無罪などありえようはずがないではないか。
「あたご側の監視不十分が原因」という海難審判の裁決が下されている。漁師仲間の浜野浩之さん(25)は「納得できない。死人に口なしという感じで最悪だ」と憤ったという。事故当時の新勝浦市漁協組合長の外記(げき)栄太郎さん(82)は「無罪主張は予想していた通り。公正な判決が下されることを期待している」と。

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あたご初公判 「公正な判決期待」 YOMIURI ONLINE 
遺族や漁師仲間無罪主張に怒り
漁師の父子2人の命が奪われた海上自衛隊のイージス艦「あたご」と新勝浦市漁協の漁船「清徳丸」の衝突事故から2年半。業務上過失致死罪などに問われた当時の当直士官2人は23日の初公判で「検察によって作り上げられた過失」などと無罪を主張し、検察側と全面対決の構図となった。遺族や漁師仲間らは、2人の主張に対し、「納得できない」「尊い命が失われたのは事実」などと険しい表情を浮かべた。

 横浜地裁の初公判には、吉清治夫さん(当時58歳)のおいの会社員吉清祥章さん(21)(勝浦市川津)が傍聴に訪れた。哲大さん(当時23歳)とは、小さいときからよく遊んだ仲。「事故の真相を知りたい」と海難審判も毎回のように傍聴していた。


 祥章さんは、海難審判の裁決(昨年1月)で「あたご側の監視不十分が原因」と認定されたことを踏まえ、「ここ(公判)でまた無罪を言い続けようとしていることに腹が立った」と怒りをあらわにした。さらに、「(イージス艦と清徳丸の)2隻とも動いている以上、全くの無罪とは思えない」と続け、今後の公判では「自衛隊はレーダー記録などすべてを開示してほしい」と期待を寄せた。


 事故の際、清徳丸の1・8キロほど後方を航行していた僚船「金平丸」船長の市原義次さん(57)。自身が航路前に大きな船がいると認識して左によけた当時の状況から、弁護側の主張する清徳丸の航跡は実際とは違うと確信しているという。


 計7回に及んだ海難審判の大半を傍聴したが、今回の裁判には行かないつもりだ。「あたご側の監視不十分が原因」という海難審判の裁決に納得しているからだ。2人の無罪主張に、「真実は一つだけ。最後には何が正しいか分かる」と強調した。


 市原さんは、治夫さんと一緒に漁に出ると、無線のやりとりが楽しみだった。「今は無線の声が聞けないのがさみしい」。これまで2度の命日、現場近くの海に花とおにぎりを投げ込んだ。「まだ2人は海にいる。腹が減ってるだろうよ」と。清徳丸の前方約2キロを航行していた「幸運丸」船長の堀川宣明さん(54)は、初公判で2人が無罪を主張したと聞き、「尊い命が失われたのは事実」と語気を強めた。また、哲大さんと小学校以来の同級生で、哲大さんに刺激されてマグロ漁師になった浜野浩之さん(25)は「納得できない。死人に口なしという感じで最悪だ」と憤った。


 事故当時の新勝浦市漁協組合長の外記(げき)栄太郎さん(82)は「無罪主張は予想していた通り。公正な判決が下されることを期待している」と冷静に話した。

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