練金術勝手連

「練金術」のページへようこそ。

※ 練金術(ねりきんじゅつ)とは『週刊金曜日』練馬読者会的やり方という意味です。

「こどもの日」に “おとなの責任” を 考えよう !!!

2013年04月29日 | これだけは言いたい!
 一年前の5月5日こどもの日、北海道電力泊原発の3号機を最後に日本中すべての原子力発電所が停止した…。
 そして今年、原発事故から三年目の「こどもの日」は……。


images5・5 こいのぼりウォーク
子どもたちの未来のために…
健康被害の防止と支援法の早期実施
年1ミリシーベルト遵守を求めて歩きましょう!


◆集合:5月5日(日)16:45 日比谷公園 西幸門
◆コース(予定):日比谷公園~霞が関(経済産業省前、文部科学省前)~虎ノ門~新橋~東京電力~日比谷公園
◆呼びかけ:FoE Japan、福島老朽原発を考える会、プルトニウムなんていらないよ!東京、福島原発事故緊急会議、那須野が原の放射能汚染を考える住民の会 パルシステム生活協同組合連合、子どもたちを放射能から守るみやぎネットワーク

※当日、可能な方は、こいのぼりをご持参ください。
※出発時間が16:45となりました。ご注意ください。

 ⇒ 詳しくは避難の権利ブログまで
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2013年5月5日(日・祝) なかのZEROにて
 ドキュメンタリー映画
「ぬちがふう(命果報)=玉砕場からの証言=」上映会
  1回目上映 開場13時 開演13時半
  2回目上映 開場17時半 開演18時
      ⇒1回目チケット完売 2回目残少(5/1追記)
【会  場】なかのZERO 視聴覚室(中野区中野2-9-7)
【チケット】前売・予約 1000円 当日 1200円、高校生以下700円
【予  約】5.5nuchigafuu@gmail.com
      070-6457-7416(松井)090-2836-2072(渡辺)
【主  催】中野・練馬「ぬちがふう」をみる会(一時保育あり要予約)

※ 作品詳細は こちら から

(練金術師)             ページトップ            にほんブログ村 の にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログ 練馬区情報へ

国家がないと生きていけないと誰が言うのか。

2013年04月28日 | 練馬の里から
【非武装・不戦エッセイ】 その2
    「コク」がつく言葉のこと      井上澄夫
 「コク」(国)がつく言葉にはろくなものがない。
 まず、国旗、国歌── 国歌の斉唱に加わらないと教師がクビになる、口パクも監視されるなんぞ正気の沙汰ではないが、そういう抑圧を司法が認めるのは三権分立に基づく立憲政治の根太が腐っているのだ。
 「日本の日の丸、なだて赤い。帰らぬ息子の血で赤い」とある母が詠んだが、その悲憤こそ忘れられてはなるまい。
 そもそも旗を掲げて国家への忠誠の証(あかし)とするのは、その国家の上げ底性を自ら告白するようなものだ。もっとも上げ底でない国家があるとは思えないが。

 国土── このエッセイの初回は「『固有の領土』はないということ」だったが、左右を問わず、国土なるものには異常な執着があるらしい。子どもの遊びに椅子取りゲームがあるが、あれに似たことを国家同士がやっているのはなんともコッケイである。自分の目で見たことも触ったこともない絶海の孤島の領有に血が騒ぐという心理は実に不可思議である。

 国境── 四囲が海だから、アメリカ・カナダ間のように地面に敷かれた国境線はこの国にはない。かつて「南樺太」(南サハリン)が日本領だったときは陸上の国境線(北緯50度線)はあったが。
 70年代にタイとビルマ(現ミャンマー)の国境の町を訪れたら、それはさして川幅が広くない川だった。立派な橋がかかっていて両側から人びとが歩いて渡っているから、入国管理官氏に「ちょっと向こう側に渡りたいが」と言ったら「ダメ」という。「だけどみんな行ったり来たりしてるじゃないか」と言ったら、入国管理官氏はやおら橋の方向に向かって大声で叫んだものだ。
 「ああ、こりゃこりゃ、勝手に渡ってはいかんぞ、いかん! いかん!」
 そしてこちらにウインクして、にやっと笑った。
 言うまでなく、野菜を天秤棒でかついている人や鶏を何羽も束ねてぶら下げて行き交う男女の群には何の変化も起きなかった。

 国民── ある辞書によれば「その国の国籍を持つ人民」である。したがって在日外国人は国民ではないことになり、まちがいなく古くからの住民であっても国民でない人には日本国憲法が明記する基本的人権は保障されないことになる。むろん国民であっても人権が保障されるとは限らないことは、次々に冤罪が明らかにされ、いまだに死刑制度が維持されている現実が実証している。
 問題は、国民であるのは、それ自体、排外的存在であるということだ。それは意図しようとしまいと在日外国人との関係において否応なくそうなのだ。この地球上に住む誰もがまぎれもなく何十億かの人類の一員であるにもかかわらず、そういう排外的存在としての国民であり続けることに安住していいのだろうか。

 国威── これまたある辞書によれば「その国の持つ対外的な威力」である。日本国憲法の前文には「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とあるが、それなら必要不可欠なのは本当に信用されることであり、〈相手を恐れさせる強い力〉たる国威など持つのは信用を損なうことにほかならない。世界の多極化の中で大国が国威を失いつつあることは平和の構築にとってとてもいいことだ。「ニッポンの国際的地位の低下」を憂うる政治家よ、つまらぬことで気をもむな。

 国益── これは「コク」のつく言葉群の中でも断トツの妖怪だ。国益の実体は「時の行政権力(政権)にとっての利益」にすぎないのだが、政治家も官僚も正直にそう言わないで、いかにも〈国民みんなの利益〉のように思わせたがる。
 つまり、愛国心もそうだが、国益も悪党の隠れ家である。明らかに理不尽な主張でも、声高に国益と言いさえすれば道理が引っ込むていの便利な「魔法の言葉」である。
 よって、国益を掲げられたらまず民衆の利益を害することを疑うべきである。国益は最も警戒すべき政治用語の典型である。

 「コク」は国家のこと。「コク」がつく言葉を信じてはならない。「国敗れて山河在り」(杜甫)と詠まれているが、山河があれば民(たみ)は生きられる。「コク」、国家がないと生きていけないと誰が言うのか。国を信じれば民は滅ぶ。
 

★ “本土ぐるみ”の沖縄差別にさせないために

2013年04月25日 | これだけは言いたい!

 練馬読者会4月例会翌日の4月28日に、安倍政府は「主権回復の日の祝典」を実施(強行)するという。なぜ「主権回復」記念日なんだろう? 

 1952(昭和27)年のこの日は、対日講和条約(サンフランシスコ平和条約)が発効した日。原爆まで落とされて大日本帝国は敗北(無条件降伏)し、誕生した敗戦国日本が形の上で占領を解かれ“独立国家”の体裁を回復したわけだけど、安倍政権になってそれをお祝いしようということなの?

 米兵犯罪の一次捜査権も奪われてる「地位協定」は不平等条約でないの?
 TPPでもなんでもアメリカの言いなりで、独立国と言えるの? 

 そんなこと、敗戦を終戦と言い換えて自分を納得させてきた“日本国民“はみんな識ってるはずのことだね。おいらあたりが言うまでもないことだけど…。
 “独立”と引き換えに沖縄・奄美は日本から切り離し、『日本とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約』(安保条約)の下で、米軍の施政権下に置いてしまった事実をいまさらどう記念するというんだろ?

 “本土復帰”を果たした後も、僅か0.6%の面積に75%の在日米軍基地を集中させる「日米同盟」。“普天間基地の県内移設”や“オスプレイ配備”を沖縄に押し付ける対米従属日本国と日本国民。
そんな有無を言わせない“本土ぐるみ”の沖縄差別の現状は、安倍政権になってどんどんひどくなる…。

 そんな仕打ちにウチナンチュ(沖縄の人びと)は、ほんとに島ぐるみで怒り憤っている(「4.28『屈辱の日』沖縄大会」⇒ 参考 )んだけど、当然だよね。
 だけど「靖国尊崇」で中国・韓国を挑発したい安倍さんには、それが見えないらしい。ヤマト民として声をあげよう !!
日本「主権回復の日」記念式典 抗議集会!
         =4・28は沖縄が切り捨てられた屈辱と憤りの日だ=


日時 4月28日(日)午前11時~ 集会後、デモ行進
                     
   沖縄からの訴え:本村紀夫氏(元沖縄青年同盟)
           沖縄青年同盟の3名【(本村紀夫氏・・・ミヤク=宮古)
          (真久田正氏・・・ヤイマ=八重山)、ほか1名】    
場所 日比谷図書文化館・大ホール(旧都立日比谷図書館)
   http://www.mapion.co.jp/m/35.66855_139.7577444_8/v=m5
   東京メトロ 丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」C4・B2出口5分
   都営地下鉄 三田線「内幸町駅」A7出口3分
   東京メトロ 千代田線・日比谷線「日比谷駅」A14出口7分
   JR「新橋駅」日比谷口12分
主催 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
    (連絡先 090-3910-4140)



(在日日本人)             ページトップ           にほんブログ村 の にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログ 練馬区情報へ   

ほんとはどっち? ★ 原発なくても/アベノミクス

2013年04月17日 | これだけは言いたい!
 アベノミクスに惑わされてか、されないでか。「経済」への期待が高い。

 この経済への「期待感」が一年後、二年後にも持続できる性質のものであってほしいとは思う。
 安倍さんも、“エコノミスト”も、大手“大本営メディア”(マスゴミ)も、夏の参議院選挙まではなんとかこの勢いを持たせたい…。と、必死の様子。そして、ネット利用選挙解禁の方向ではあっても、今次参院選挙で脱原発の争点化は、そんな経済への期待と政党不信・乱立報道でかき消せる、と踏んでいるのかもしれない。

 いま、17サイト50基の原発のうち大飯3・4号機以外のすべてが停止している。それでも電力不安なしに暮らしや経済が回っている事実を見ない人、原発が無いと電気が足りないなどと信じ込んでいる人が多すぎる。

 「原発などいらないばかりか、あってはならないことをアピールするために読みやすいリーフレットを用意しました。是非ご活用ください。みんなのぎもんにわかりやすく応えます。」として、首都圏反原発連合が毎週金曜日行動その他で「NO NUKES MAGAZINE Vol.1 BASIC編」という、CDサイズ8ページのリーフレットを配布している。ある程度の数は、申し込めば無料でも送ってもらえる(メール便)ので、草の根からの脱原発のためにこれを利用しない手はない。(詳細は下の画像からリンク先へ)


  ★0419 大飯原発を停止せよ! 首相官邸前抗議
     日時:2013年4月19日(金)18:00~20:00 予定
     場所:首相官邸前および永田町・霞が関一帯
     (霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)
     ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は混雑が予想されます。
     呼びかけ:首都圏反原発連合


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二項対立的な“解”はあり得ない ★ 4月読者会へ参加を !!

2013年04月11日 | 読者会定例会
  《 練馬読者会からおしらせ 》

 週刊金曜日練馬読者会は第4土曜日に例会を行っています。
4月の例会はGWのはしりの土曜日となりますが、積極的な参加を !!

images 週刊金曜日練馬読者会4月例会
   日  時:2013年4月27日(土) 18時30分から
   会  場:練馬区立勤労福祉会館二階和室(小)
        (練馬区東大泉5-40-36/03-3923-5511
         西武池袋線「大泉学園駅」南口下車徒歩3分)
   会  費:会場費
   問合わせ:nerikinjyutu@mail.goo.ne.jp


 《 3月例会で議論したこと… 》

 3月の例会は、都立養護学校での教員生活の経験から「日の丸・君が代強制」の強まりに抗して立ち上がってこられた渡辺厚子さんの参加を得て、白熱議論。また、大泉地区在住で311以来の被曝と自身の体調不良の関係を自問し続けて来た女性メンバーからは、2年目にしてやっと関西以西(中国地方)へ避難することに決した…との報告がありました。

 渡辺さんは“ブラウス裁判”(最高裁で上告棄却) からはじまって“10.23通達”、“予防訴訟” など石原都教育行政による「ひのきみ強制」、処分攻撃に対する具体的なとりくみについて話されました。併せて、これからも毎年やってくる卒・入学式シーズンに一歩も引かない闘いがいっそう必要になるので、教師集団・父母・地域のしなやかで重層的な取り組みを!との問題提起。

 一方、渡辺さんの提起を受けて質疑を続けるなかから出て来たのは、311事態を現在進行形で経験するなかで、給食食材や学校行事(ゴミ処分場への社会科見学)などの問題をとおして、本来こどもを守るべき学校に対して、「こどもを被曝させないためのお願い」を繰り返さざるを得ない小学生の親の立場からの発言です。
 また、体罰問題・いじめ自殺問題などから窺える学校教育の表に出ない体質への厳しい批判的指摘もありました。

 どれをとってもそこに「ひと」がからむ以上、二項対立的な“解”はあり得ない根の深い問題です。そして、それらは同じテーブルの上で語られることの少ない問題でもありますが、今回、異なった立ち位置や見方から問題を掘り下げる議論を通して見えてきたことのひとつが、《 文科省>>>教育委員会>>>校長>>>教師集団>>>児童 》というピラミッド型の強固な上意下達組織になり果てた学校の姿でした。

 どの視点から見ても、《 主人公はこどもであって、それを支える自律的な教育者集団としての学校 》の姿が見えません…。
 読者会は毎月第4土曜日。よりいっそう多角的に問題を掘り下げる作業が今後も必要です。(イトヤン)

参考:10.23通達
   http://www003.upp.so-net.ne.jp/eduosk/toukyou-10.23tuutatu.htm
   予防訴訟
   http://www7b.biglobe.ne.jp/~yobousoshou/

●安倍「壊憲・教育再生」はゴメンだ!
  私たちの手で未来を4・21集会
   日 時:4月21日(日) 13:00開場 13:15開会
   場 所:東京市民活動ボランティアセンター会議室
       (飯田橋駅ビルセントラルプラザ10階)
   内 容:問題提起筑紫建彦さん(憲法を生かす会)「改憲の内容と動向」
           鵜飼哲さん(一橋大学教員)「安倍流『教育改革』」
   資料代:500円
   主 催:「良心・表現の自由を!」声を上げる市民の会(090-2836-2072)


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温泉ブームの陰で★レジオネラ菌からみえてくること

2013年04月05日 | みんなの日記
 日本人は温泉大好き人びと。一般老若男女にかぎらず週刊金曜日読者も例外ではありません。さすが地震と火山の国。
 私たちも練馬読者会を中心に、こだわりの秘湯探訪をはじめ八ツ場ダム問題を考える川原湯温泉訪問など、心ゆくまで語り合う貴重な機会として《温泉読者会》と銘打ったツアーへ何度も参加してきました。

 …… ですが今回は別の話。
サイボク天然温泉まきばの湯 2012年12月、埼玉県日高市の「サイボク天然温泉まきばの湯」は利用者の8人がレジオネラ菌に感染したとして県から「菌の不検出を確認する日まで」営業停止という行政処分を受け、明くる1013年1月には まきばの湯を運営する(株)埼玉種畜牧場サイボクハムが「食を扱う会社として、もう一度問題が起きると、会社自体が立ち直れなくなる」「発症者の心情と事態の重大性、利用客を守れなかった責任」から温泉施設の閉館を決めたと報道されました。

 従業員を使い捨てにすることによってしか業績を確保できないような企業が、大手を振ってまかり通るようになった昨今の企業社会。そんな中で、サイボク温泉はひと(従業員)にやさしい会社として、ベストセラー書籍にも取り上げられました(『日本でいちばん大切にしたい会社』坂本 光司著 第2巻)。そんなこともあって、「まきばの湯」は広い敷地(約9万平米)に牧場・農産物販売処・レストランなどと一体的に賑わっていた温泉施設でした。

 ナトリウムー塩化物泉の内湯と露天、2つの源泉かけ流し浴槽を中心に、せっかくの泉質を変質させないため、塩素系薬剤による殺菌は行わず(銀イオンで殺菌)、浴槽内のマッサージ効果にはエアロゾルを発生させないジェット水流を採用(よくあるバブルジェットに比べコストはかかる)。広めの駐車場には「温泉スタンド」を併設するなど、湯量も豊富(922L/Sec)でした。
 近年とみに数を増している日帰り温泉施設のなかで評判も高く、気に入って利用していただけに、残念な顛末ではありました。
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 レジオネラ症は、もともと土壌や川湖など自然環境に広く生息するレジオネラ属菌が、循環式浴槽やビル空調機の冷却塔などから発生するエアロゾルの形で肺へ吸い込むことで感染する肺炎の一種で、法改正(1999年)により、それまで単なる肺炎とされていたものがレジオネラ症として医者から保健所への報告義務が生じ、直近では日本全体で年間7~800人の発症(うち数人が死亡)が確認されています。

 にもかかわらず、レジオネラ症で人気温泉施設が閉鎖された例は他になく、発症した入浴施設を見ても、例えば2002年に295名もの集団感染を出し、そのうち7名が死亡した宮崎県日向市の温泉入浴施設は1年以上の営業停止を経て再開し、今も営業しています。体力の弱ったお年寄りや病弱者を除けばそれほど心配する必要はないといわれる所以です。
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 どうやら、まきばの湯施設閉鎖の理由は「肉屋さん」が本体事業への風評波及を恐れたこと以外になさそうです。年間30万人のサイボク温泉利用者は、あんな立派な温泉入浴施設をこのまま閉鎖させてしまうのは勿体ないと感じているかもしれません。

 根強い温泉ブームと地下探査・掘削技術の進化に支えられて、温泉入浴施設は乱立ぎみです。とはいえ、だからこそ“悪貨が良貨を駆逐する”結果とならぬためにも半年後、1年後の営業開始を期待したいものです。


 蛇足ながら、《事故責任》の取り方についても考えさせられます。
 “自己責任”とは、もともと投資行動や企業経営など自分の意思で経済活動をするときに問われる問題なのです。自己責任で事故を起こしてしまった場合どうなるのか。このサイボク温泉のケースを、放射能は“無主物”だと言いはって一切の責任を取ろうとしない、世界一の電力企業のふるまいと対比して考えてみることも、意味がありそうです。許されるべき企業経営の自由とは?…経営者に倫理は必要ないのか?…と。
(イトヤン)  
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