練金術勝手連

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※ 練金術(ねりきんじゅつ)とは『週刊金曜日』練馬読者会的やり方という意味です。

延長“戦”はダメ… ★ 8月例会は拡大読者会

2007年08月19日 | 読者会定例会
 国際社会の合意なしに「米国の戦争」として始めた「アフガニスタンの戦争」への加担を継続することになるテロ対策特別措置法の延長。これに反対の意向を、小沢民主党代表が駐日米大使に伝えて以来、米国筋、政府与党筋、マスゴミ筋…ばかりか民主党内部筋(前原前代表)からも特措法延長の巻き返しが始まった。
 そこで、『週刊金曜日』練馬読者会も『共同声明・テロ特措法延長反対! 廃止を! 武力で平和はつくれない! アフガンに平和を! イラクに平和を! 自衛隊はすぐもどれ!』に賛同した。

8月例会は“拡大読者会”だ。寂静庵にて一席。近隣の方、初めての方、最近足が遠のいているかたも歓迎。

『週刊金曜日』練馬読者会・夏の“拡大読者会”


日時:8月25日(土)19時~
会費:3500円
会場:寂静庵
連絡:問合せは nerikinjyutu@mail.goo.ne.jp


共同声明

  テロ特措法延長反対! 廃止を! 武力で平和はつくれない! アフガンに平和を!
  イラク に平和を! 自衛隊はすぐもどれ!

9月半ばに招集されるといわれている第168臨時国会の重要な焦点に、11月1日で期限切れになる「テロ対策特別措置法」の延長問題があります。
2001年10月、米国ブッシュ政権が始めたアフガン戦争はいまなおつづき、戦火はいっこうに収まらないばかりか、激化の様相を示しています。ブッシュ大統領が口実とした対テロ報復戦争の根拠はすでに破綻しているのはあきらかです。海上自衛隊はテロ特措法により、2001年11月以来、インド洋で米軍などの艦艇の作戦に協力し、無償で給油しています。7年目に入った海上自衛隊の補給活動はすでに7百数十回を数えている(補給量47万キロリットル以上、金額に換算して2百億円以上)と言われていますが、その活動実態は私たち市民にはほとんど知らされていません。
一方、イラクでは陸上自衛隊はサマワから撤退しましたが、航空自衛隊はいまなおイラクで主に米軍の輸送にあたり、作戦に加担しています。イラクの内戦も今日、いっそう激化していますし、アフガンの状況と合わせ、米軍などの武力による「対テロ戦争」という主張が破綻していることを示しています。この間の事態は「武力で平和がつくれない」ことをはっきりと示しました。
私たちはこの期に及んで安倍内閣が米軍に追従し、日米同盟のためなどと称して、テロ特措法の延長を企てていることに怒りと不安を覚えます。
今こそ、日本政府はテロ対策特措法を廃案にし、自衛隊を戦場から撤退させ、武力によらない平和貢献の道をさぐらなければなりません。
私たちは連名をもって訴えます。
テロ特措法延長反対!廃止を! 武力で平和はつくれない!
アフガンに平和を! イラクに平和を! 自衛隊はすぐもどれ!

2007年8月11日

市民運動ネットワーク長崎
「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(VAWW-NETジャパン)
第九条の会ヒロシマ
日本基督教団西中国教区
平和を実現するキリスト者ネット
平和をつくり出す宗教者ネット
許すな!憲法改悪・市民連絡会


民主党は勝ち過ぎか ★ 小選挙区制 → 二大政党の呪縛

2007年08月11日 | 壊憲STOP勝手連
 07参院選で自公与党が大幅に議席を減らし、その責任論やら後がま探しやらで周辺メディアは喧しい限り。
しかし、自公与党が壊憲発議に必要な絶対多数の確保はできなくなったのは事実。で、同時に“たしかな野党”も“護憲のしにせ”も議席を減らす結果となり、民主党のひとり勝ちという結果だ。

それってどうなの?

 メディア報道によれば、小沢民主党代表は「アフガン戦争は、ブッシュ米大統領が国連や国際社会と関係なしに、米国の自衛戦争だと言って始めた」として11月のテロ対策特別措置法の延長を認めない発言を繰り返すばかりか、航空自衛隊をイラクから撤退させるための「イラク復興支援特別措置法廃止法案」を、秋の臨時国会への再提出を(検討する)考えを明らかにしたという。

 一方、第4回会合で、国連平和維持活動(PKO)などで海外に派遣された自衛隊が、“他国部隊も警護”できるよう武器使用権限を拡大すべきだと大筋一致したというアベ政権の“有色者会議”「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」は、集団的自衛権行使を認める最終報告を今秋に提出する予定だったが、政府は、選挙後公明党に慎重論が強まったことに配慮したのか、集団的自衛権の解釈変更やこれに伴う自衛隊法・PKO協力法の改正も先送りするという。

 だので、現にインド洋(アフガン)・イラクにでばって日夜戦争荷担しているわが自衛軍をどうするについては小沢民主党の今後のやりかた次第としても

07参院選は明文壊憲も解釈壊憲もそれなりに頓挫させた

とは言える。問題は、小沢民主党のふところ深くに“おぼっちゃまアベの別働隊”前原一派を抱えていることだ。
 この際前原君には、自らの言動に責任をもって欲しい!とだけ言っておく。
(練金術師)

7月例会報告 ★ 司法の独立も危ない!

2007年08月08日 | 読者会定例会
 7月の例会は参院選前日…。にも関わらず話の流れで司法制度改革が主題となった。
裁判員制度は市民の司法参加を謳っているが、対象がなぜ刑事事件のみなのか、自白偏重は是正され証拠開示は保証されるのか、迅速化要請のもとで十分な審議が可能か、人種、宗教、性的偏見やマスメディアの情報に流されないか、と不審点が目白押し。「疑わしきは罰せず」の前提が失われている状況の中での裁判員制度導入は非常に恐ろしい。また弁護士の増員はグローバリゼーションが進み企業の法務処理の増加に対応するための財界からの要望であり司法の地域密着というのはいつもの目くらましか?この改革の裏では米国の意向があるとの指摘も…。
 また先日行きなわれた『金曜日』主催の沖縄ツアー参加者から報告をうけ、“集団自決”での軍と住民の関係について議論した。(文責・S)

 事情により『韓国民主化20年の歩みを訪ねるツアー』が中止となったため、8月の例会は通常どおり第4土曜日8月25日19時~。恒例となった夏の“拡大読者会”に変更。
会費3500円。場所は寂静庵(要事前連絡)
連絡問合せは nerikinjyutu@mail.goo.ne.jp