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※ 練金術(ねりきんじゅつ)とは『週刊金曜日』練馬読者会的やり方という意味です。

《反日右翼》と“サヨク”《護憲保守》★意味逆転の時節

2014年08月29日 | 今週の注目記事
週刊金曜日8/28号
 おいらのとこにも『週金』(週刊金曜日)今週号(8.29号)が来た。

 特集は「嫌韓・民族差別と歴史修正主義=ヘイトの深層」だ。
 はたして、深層へ分け入ってどこまでヘイトの「真相」にせまってれれるか、読み応えはありそう。
 (8.29号もくじ

 最近ちまたでは、じぶんの国の過去・現在のありようを客観視…または批判的、自省的に見る考え方に対し《反日左翼》ちうレッテルを張るのが、ちまちまと流行っているようで、じつに不思議な感じがしていた。

 たぶん、不思議に感じるのはおいらだけではないのだろう?…ネ。

 人生にたとえるとたとえ未来へ一歩踏み出すためだっても、気に入らない過去の自分を清算するのはつらいことだネ…。立ちもどってみること自体しんどい。
 ましてや、よりどころとすべきじぶんの国が、かつてアジアの国を侵略し過酷な植民地支配をしてたなんて信じられない、信じたくないかも…。
 
 だからって…日の丸振ってりゃ済む問題でもない。
 だからって、気に入らない部分はなかった、気に入るように経歴を書き換えるちうのも、ちがうよ…ネ。

 そうゆーこと、自分のことをじぶんだけの日記に書いた自分史で自己満足ちうならアリエールかも(自己正当化)…。

 だけど、世界から見られてる「国の歴史」でそれはあり得~ないこと。
 侵略と植民地支配の過去にキチッと向き合い、負の歴史を清算したうえで近所とイイ関係を創る…。それはニポン人として、いつかは乗り越えなければならない試練なのだ。

 そんなとき、やれ自虐だ、自虐史観だって吠えてみたってはじまらない。まして、あたりかまわずの《反日》呼ばわりエスカレートは危うい。それこそ、国の未来を危うくするちう意味で《反日右翼》的自慰行為?な~んて、おいらは考えてしまう。

 横行するヘイトスピーチと安倍内閣の容認姿勢に対して諸外国、諸国民からの、それは厳しい評価があることは知ってるよネ。
(今週号参照、さらに参考:のりこえねっと) 

 それに答えを出さなければならない与党・自民党は、官邸前や国会まわりで日夜くりひろげられてる直接抗議、もっと拡大するかもしれない“国民”の声の可視化(国民主権)
の動きを規制したがっている。
 ( 東京新聞:自民、国会デモ規制検討 政権批判封じの疑念
 ホントおかしいヨ。

 自分で、歴史を学ぶことがなにより大切。
 それは、安倍ちゃんの暴君ぶりが極まってる、今でしょ !!! 。


 ところで、『週金』今週号巻頭コラムの「風速計」で佐高編集委員は、《右でも左でもある立場》という題で、姜尚中や大学教授を引き合いにして、「~編集委員だった筑紫哲也について私は今度、『不敵のジャーナリスト 筑紫哲也の流儀と思想』(集英社新書)を出した。特に安倍晋三に嫌われた筑紫には、3つのこだわりがあった。『少数派の立場に立ち続けたこと』『沖縄への思い入れを持ち続けたこと』そして『護憲の立場を崩さなったこと』である。」と書いているネ。

(在日日本人)         ページトップ

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1 コメント

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戦争犯罪 美化しないで (在日ニポン人)
2014-09-04 23:37:24
「~引っ掛かるのは『(靖国)参拝者が頻繁に使う国のために命をかけた人たちのおかげで今の平和と繁栄がある』。最近の戦争ドラマでも戦争を否定しながら、そこで戦った英雄的な日本人を美化し、戦争をやむをえない自存自衛のためであったするプロパガンダを感じます。そこには、戦争の原因や結果を客観的に捉える歴史的検証が欠けており、日本人は悪くなかったという甘い自己愛に陥っている~。(中略)戦後の日本の平和や繁栄は灰じんに帰した国土を、たまたま生き残った人々が平和憲法の下で労働と切磋琢磨で勝ち取ったものです。戦争指導者の犯罪を国民の手で裁かず、極東裁判にゆだねた事が無反省な国民世論を形成したのではないでしょうか。自虐史観ならぬ自己愛史観による戦争が再び、『美しい日本』を叫ぶ安倍晋三首相を支持する勢力によって引き起こされる危険を感じます」東京新聞9/3投書を紹介しとく。

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