練金術勝手連

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※ 練金術(ねりきんじゅつ)とは『週刊金曜日』練馬読者会的やり方という意味です。

★★ 事実上の総理大臣選びは 脱原発、脱官僚支配 を問え!! ★★

2011年08月25日 | これだけは言いたい!
 民主党党首選びの説明会に、前原(前外務大臣)、野田(財務大臣)、鹿野(農水大臣)海江田(経産大臣)馬淵(前国交大臣)小沢(元環境大臣)、樽床(元国対委員長)、平岡(総務副大臣)、平野(元官房長官)の9人が関心を示したという。政策論抜きの超短期で行われる民主党代表選びが、事実上の総理大臣選びだということは誰でも知っている。

 出そろった役者(候補者)を見て小粒だとか、一本化調整、大連立、反小沢云々…などと、この国の“記者クラブメディア”(マスゴミ)は劇場政局談義で政権政策の選択肢をスルーさせ、国民を煙に巻き落胆させる。

 “菅ケリ”に勤しんできた野田・海江田・前原の閣僚経験者について福島みずほ社民党首の「言いなり3人男」の当を得た評価に留意したい。※

 少なくとも党首選候補者は、次の3点について公約的に態度をはっきりすべきだ。

 ●フクシマの教訓からいまや国民の8割ちかくが納得する
            「脱原発(依存)」
 ●政権交代時にめだまとして掲げ、以来二年間
  みごとにその逆を往った 「官僚支配の打破(官僚依存脱却)」

 ●輸出産業に金を流して経済成長を願望し、
  踏みつけにしてきた雇用や内需を回復する「国民の生活が第一」


 国民の期待に応える党として生き残る道はこの問いに向き合うしかない。

 民主党議員の皆々様にはぜひとも銘記してほしい。政策を掲げ実現に邁進するのが政党だということを!
(敬称略 2011.8.25 練金術師)

※「言いなり3人男」民主代表選、福島社民党首がバッサリ(朝日新聞) 2011年08月24日
 「言いなり3人男」に政治を委ねても、日本の政治がよくなるとは思えない――。社民党の福島瑞穂党首は24日の党常任幹事会で、民主党代表選の有力候補者を皮肉った。
 福島氏は、野田佳彦財務相を「財務省の言いなり」、海江田万里経済産業相を「経産省の言いなり」、前原誠司前外相を「防衛省と外務省、米国の言いなり」と、それぞれ切って捨てた。「『ポスト菅』は、菅さん以下になるのではないかと危惧している」とも語った。


●枝野官房長官は「自衛権行使」暴言を撤回し、ただちに辞任せよ!!

2011年08月13日 | 練馬の里から
【抗議声明】
枝野内閣官房長官は「自衛権行使」暴言を撤回し、
ただちに辞任せよ!!

                       井上澄夫(埼玉県新座市)
                       加賀谷いそみ(秋田県男鹿市)
                                ほか2名
      2011年8月12日



 枝野幸男官房長官は8月10日の参院沖縄北方特別委員会で、沖縄県の「尖閣諸島」について「他国が侵略してきたら、あらゆる犠牲を払ってでも自衛権を行使し、これを排除する」とのべた。彼の言う「自衛権行使」が自衛隊の出動を意味することはいうまでもない。また「尖閣諸島」(中国名:釣魚台列嶼)の帰属が日中間で係争中であることは周知のことである。したがって枝野長官が言う「他国」が中国を指している。
 
 枝野氏は民主党幹事長代理であった昨年の10月2日、さいたま市で講演し、「尖閣諸島」沖の中国漁船とのもめごとに関し「悪しき隣人でも隣人は隣人だが、政治体制が違う。米国や韓国と同じような信頼関係での協力を期待するほうがおかしい」とのべた。今回の「自衛権行使」発言が「悪しき隣人」への底深い不信から生まれていることは彼自身認めるところだろう。

 私たちは今回の「自衛権行使」発言は、歴史に刻まれるべき暴言であると考える。それは無謀で、東アジアの平和を破壊する。台湾侵略(1874年)、日清戦争(1894年~95年)以来の日中関係をいささかも反省せず、ことさらに日中間の緊張を煽る愚昧で犯罪的な挑発的言辞である。
 枝野官房長官はまた8月11日午後の記者会見で、自身の発言中の「あらゆる犠牲」に民間人の犠牲を含むのかと質問され、「万が一の場合でも民間の皆さんに影響を与えない中で自衛権を行使できるよう、これまでも今後も努力していく」とのべたが、「尖閣諸島」で日中両軍が衝突すれば戦火が沖縄に及ぶことは必至である。「民間のみなさんに影響を与えない」ことなどあり得ない。

 私たちは枝野長官が暴言を全面的に撤回し即時辞任することを強く求める。(井上澄夫)


★ 新ステージに入った“食の安全”は?… ★ 8月も読者会へ! ★

2011年08月04日 | 読者会定例会
 練馬読者会7月例会には地元の大泉地域で自然農法を実践しているNさんが、じゃがいもと卵を手みやげに特別参加。せっかくなので読者会会場「和」のキッチン機能を生かし、近隣スーパーと某生活協同組合で調達したじゃがいもで急遽「メイクイーン食べ比べ」を楽しみました。

 今回も読者会の主な論点はやはり3.11事態。なぜ政権は隠蔽、ねつ造、過小評価をくり返し、「命」をないがしろにするのか…。それは、あり得ないはずの巨大人災事故をひき起こしてしまったゆえなのか、既得権益を死守しようとする強固な岩盤のような官僚支配の帰結なのか?
 菅おろしの嵐に対抗して、浜岡原発を止め発送電分離、エネルギーシフトに言及する菅総理ガンバレの声や、小沢たたきに次ぐ菅おろしで誰かを悪人に仕立てて政局を乗り切ろうとする民主党に絶望するという意見なども語られました。
 
 事故収束の見通しがなく、漏出した核種も不明、責任追及もあいまいなまま内部被曝は確実に蓄積します。新ステージに入った食の安全について次回も取り上げます。(イトヤン)

 週刊金曜日練馬読者会 8月例会
   日 時:2011年8月27日(土)6:30~9:00
   会 場:こみゅにてぃかふぇ(なごみ)03-3924-5504
       西武池袋線大泉学園南口3分〈地図
   会 費:飲食代(ひき続き懇親会を予定)
   問合せ:nerikinjyutu@mail.goo.ne.jp
       または03-3925-6039 近藤