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※ 練金術(ねりきんじゅつ)とは『週刊金曜日』練馬読者会的やり方という意味です。

まったなしの年度末を生きる★週刊金曜日練馬読者会へどうぞ

2016年03月20日 | 読者会定例会
 例年「日の君」問題が沙汰される年度末だが、今回は少なからず様相が異なるようだ。集団的自衛権の行使容認が中心の安全保障関連法の施行日などを3月29日とする閣議決定がされたのだ。(東京新聞
 準戦時に突入するのではという危機感は広がっているものの、具体的にはどう受け止め何をしたらよいか?
 とりあえず今月もやります練馬読者会

週刊金曜日練馬読者会 2016年 3月例会


  日 時:2016年3月26日(土) 18時30分~
  会 場:こみゅにてぃかふぇ (なごみ) 
      西武池袋線大泉学園駅南口3分〈地図
  参加費:会場使用料分担
  問合せ:nerikinjyutu@mail.goo.ne.jp
   

 戦時体制を求めるのは「経済」であり、政治権力が真っ先に手をつけるのは報道機関の粛正であるというわかりやすい展開が目の前で進行中。これに指をくわえている訳にはゆかないのもまた自明。
 以下あらためて確認。

朝日新聞デジタル より一部抜粋
キャスター、交代の春 本人の意思・数字…事情様々
 NHK、テレビ朝日、TBSの看板報道番組の「顔」が、この春一斉に代わる。番組の一新、本人の意思など事情はそれぞれだが、政権への直言も目立った辛口キャスターがそろって退場していくことに、懸念の声が上がっている。
 3月末にリニューアルするTBS系の「NEWS23」は、メインキャスターの膳場貴子さん(40)が土曜夕方の「報道特集」に移り、新キャスターに星浩・朝日新聞特別編集委員(60)を起用し、放送時間も拡大する。岸井成格(しげただ)アンカー(71)も降板し、4月以降、同局専属のスペシャルコメンテーターになる。
 テレビ朝日系の「報道ステーション」(月~金曜、午後9時54分)は、メインキャスターの古舘伊知郎さん(61)が契約終了に伴い3月末で降板する。
 昨年までの平均視聴率は13・2%と好調だったが、古舘さんは昨年末の会見で「(開始から)12年を一つの区切りとして辞めさせていただきたい」と話した。後任は同局の富川悠太アナウンサー(39)に決まった。久米宏さんがキャスターを務めた「ニュースステーション」から30年以上続く伝統の枠だが、関係者は「制作費を抑えたい考えもあり、当面は手堅く局アナでという判断になった。今後は状況を見極めながら進めていくことになるだろう」という。
 一方、NHKは報道番組「クローズアップ現代」のキャスターを1993年から務めるフリーの国谷裕子(くにやひろこ)さんとの契約は更新せず、後任は局アナを軸に検討している。NHK関係者によると、現場は国谷さんの続投を強く求めたが、内容を一新するため局幹部が降板を決めたという。現在月~木曜の午後7時30分からの放送時間を、4月から午後10時に移す。NHK関係者は「国谷さんへの評価は高いが、番組の改編に合わせたキャスターの交代はつきもの」と話す。

 昨年9月、安保法案が参院特別委員会で可決されたことを、「私は強行採決だったと思います」とコメントした古舘さんなど、降板するのは辛口で知られたキャスターたち。三つの番組には最近、政権や自民党から報道内容に対する注文が相次いでいた。
 14年の衆院選前には、「NEWS23」に生出演した安倍晋三首相が、街頭インタビューの声に偏りがあると批判し、「報ステ」のアベノミクスの取り上げ方を自民党が文書で批判、「公平中立」を求めた。昨年4月には、「クロ現」と「報ステ」の内容をめぐって自民党が局幹部を事情聴取。「直接の原因ではなくても、それぞれが降板へ背中を押す一因になったのでは」と話す放送局関係者もいる。

■「降板の疑念を払拭する報道姿勢を」
 辛口キャスターの相次ぐ交代に、砂川浩慶・立教大准教授(メディア論)は「交代が重なったのは偶然の要素が大きく、それぞれの事情があると思うが、視聴者からみれば、政権に批判的なキャスターが外される、というイメージが拭えない。特に安倍政権はテレビ朝日とTBSに厳しかった。新キャスターには疑念を払拭(ふっしょく)する報道姿勢が求められる」と注文する。
 一方で、フリーから局アナに代わることについては、「社員という制約を超えて物申すことは難しいのでは」と懸念。「権力監視がメディア本来の役割。変更のない他局も含め、是々非々できちんと問題を指摘するキャスターがいないと、テレビは窒息してしまう」

 日本のニュースキャスターの走りとされるのは62年に始まった「ニュースコープ」(TBS系)の田英夫さん。NHKの磯村尚徳さんやテレビ朝日系「ニュースステーション」の久米宏さん、筑紫哲也さんら、取材経験豊富なジャーナリストや視聴者に親しみのあるフリーの著名人が多く起用され、各局の「顔」として活躍してきた。
 ジャーナリストの鳥越俊太郎さんは「キャスターに求められるのは、事実だけでなく、実はこんな意味があります、こんなつながりがあります、と自分の言葉で味付けすること。ネット上で自由に意見を言い合えるようになり、『キャスターに言われることはないよ』と思う人も増えただろうが、安保法制や憲法改正などで日本が大きく変わろうとしている今こそ、しっかりしたキャスターをすえた番組が必要だ」と指摘。
 「80年代後半以降のキャスター『第1世代』は高齢化が進み、今後は『第2世代』が必要。テレビ局は若手を起用して育てていかないといけない」とも話す。

 「NEWS23」のキャスターになる星氏は「権力をきちんと監視することがメディアの重要な役割。政治家の言っていることや政権が取り組んでいることの中身が妥当かどうか、有権者が判断できるように本質を伝えていく。私の意見も述べていきます」と話す。(滝沢卓、松沢奈々子、佐藤美鈴)


chenge.org キャンペーンの報告 より
署名を提出しました。
政治家に放送法の遵守を求める視聴者の会

2016年2月2日 ご報告が遅くなってしまいましたが、1/30に岸井さん応援署名25,865筆(1/29までの総数)をTBSに郵送で提出しました。

 ツイッター上で散々「2万筆になった」「2万5千筆になった」と宣伝していたので、TBSにも伝わっていたものと。ご署名くださった皆様、拡散してくださった皆様、TBSに葉書やメッセージをお送りくださった皆様に感謝いたします。

 ちなみに、日本会議かつ「生長の家」かつ安倍応援団の、岸井さんバッシング広告を出した「視聴者の会」の賛同署名は昨年11/29時点で「四千筆を越えました」とウェブサイトに書かれて以後更新がないので、まあそのくらいの数のようです。どちらが視聴者の本当の民意か、TBS幹部のみなさんに示せたのではないでしょうか。

 岸井さんが「スペシャルコメンテーター」という形で残ることになったのは、ひとえに皆様の応援のおかげです。感謝申し上げます。しかしながら、TBSすらこんなくだらない言いがかりに影響を受けるような情けない上層部だったことには失望を禁じ得ません。

 国谷さんしかり、古舘さんしかり、そして報ステの四人のコメンテーターしかり。
 正式発表はまだありませんが、今の報ステのコメンテーター、木村草太さん、立野純二さん、中島岳志さん、ショーン・マクアードル川上さんの四人は4月に全員降板、後任は報ステSUNDAYに出ている後藤謙二氏になるようです。
 長野智子さんがいいことを言っても、政権の代弁をしてすべて台無しにするあの後藤謙二です。取材スタッフからも古舘プロジェクトのメンバーがいなくなるのも痛手です。

 しかし、これで報ステを諦めるわけにはいきません。
 あまりにも視聴率が落ち、あまりにも苦情が殺到し、あまりにも評判が悪ければ、ゲストコメンテーターにいい人を出し、徐々にその人の出番を増やし…ということもあるかもしれません。
あるいは、後藤謙二さんも、カッコだけでも政権に苦言を呈さざるをえなくなるかもしれません。NEWS23も、クローズアップ現代も同様です。
 今後も可能な範囲で情報発信とアクション呼び掛けをさせていただきますので、
日本の報道の自由のためにみんなでがんばりましょう。




               
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